柏市平和都市宣言３０周年記念・青少年派遣事業として、市内中学生2年生、8名が広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に派遣された。柏市の平和団体として同行させていただいた。８月６日、４3年振りの雨の式となった。被爆者、遺族約45,000人が参列、海外68カ国の政府代表、また米国のキャロライン・ケネデー駐日大使も初めて式典に出席された。
会場は、白カッパ姿で埋まり、雨と悲しみを共にした祈念式典となった。
私達も７時に平和公園祈念式開場に集合、地方自治体の席に14名座らせていただいた。
午前８時開式、今年度の原爆死亡者5,507人の名簿が原爆慰霊碑に奉納された。８時15分「平和の鐘」を合図に全員で黙とう。
69年前の8時15分、あの閃光と大爆音が脳裏を走る。瞬間的な恐怖は、今も心身から抜けきることはない。
松井市長の平和宣言、核兵器の廃絶、対話の出きる世界の構築、学徒動員等の体験を紹介「戦争文化」から「平和文化」をつくる努力が必要、日本国憲法の平和主義の下で戦争をしない平和国家を政府に求めるを宣言。
子供代表の「平和への誓い」平和とは何か、自分で考え友達と意見交流、仲間とつながりました。たくさんの違う考え。平和への力になることを信じて。
安倍首相の挨拶、人類史上唯一の戦争被爆国として確実に「核兵器のない世界」を実現の責務がある。非核三原則を堅持しつつ核兵器廃絶、世界恒久平和の実現に力を惜しまない。の挨拶がなされた。
広島県知事、国際連合事務総長の挨拶、「ひろしま平和の歌」を合唱して閉会された。
式終了時頃は雨も止み、原爆慰霊碑へ花の手むける人の波が続いている。
写真 原爆平和祈念式典
