散策の記・きのう&きょう!

日々の散策、思いをのんびりと記したい.

「被爆体験を伝える!」・中原中学校

2010-06-23 21:18:38 | Weblog
柏市・平成22年度戦争体験者等による学校訪問が決まった。
 ○原爆体験=柏和会(柏市原爆被爆者の会)、10校
 ○朗読劇=柏・麦わらぼうしの会、10校
 ○戦争体験=語り部の会、3校
 計23校である。
 昨年は15校、今年は23校、戦争体験の生の声を、生徒達に聞かせたい、という先生方の思いであろうか。
 一番目は中原中学校である、新柏駅から車で5分、小高い丘の、新緑に囲まれた静かな学校である。校長先生のお話によると、新柏地区開発に併せて開校されたとのこと。
 中学3年生153名が体育館に集まる。やはり3年生となると落ち着きがあり取り組みも違う感じがする。
 65年前、日本とアメリカの戦争で、広島、長崎に人類史上初めての原子爆弾を投下された。多くの人々が瞬時に死亡した、非人道的な爆弾である。
 当時6年生であった会員のKさんが、家が倒壊、妹を連れて見知らぬ道を逃れた・・と当時を思い出し、悲痛な体験が話される。
 こども達の目も真剣そのもの、初めて聞く原子爆弾の威力、被害の大きさ、人を消す閃光と、戦争の無惨な行為を知り、平和の大切さ、ありがたさを感じ取ってくれたようである。
質問で、アメリカ人に対する気持ちはどうですか? 原子爆弾を投下させない方法? 
50分間の授業、短い時間ながら、体験者と子ども達の、語り伝え、聞きとった大切な時間である。 (写真、中原中学校での原爆体験を伝える)  

横浜美術館「ポンペイ展」に誘われて

2010-06-14 17:24:44 | Weblog
 1999年(平成11年)フランス、イギリス、イタリヤへ旅をした。各国の近代都市と歴史、文化、芸術と多くを知るツアーだ。その中でイタリヤの「ポンペイ遺跡」は、私の心に大きく残るものがあった。
 横浜美術館で「ポンペイ展」が開かれている。当時、2000年前の古代都市を想像しながら遺跡を歩いたことを思い出し美術館にでかけた。
 旅行時の私のアルバムの資料に記載されていた。
 「ポンペイ」  リットンバルクの小説「ポンペイ最後の日」で世界中の人々に知られている。
 紀元79年8月24日、ペスピオス火山の大噴火で、人口2万を数えた古代の大都市が壊滅した。噴火は何日も続き、大量に降った火山灰の下深く埋没した。1748年から始まった発掘作業が250年経った今も、全広域の2/3が地下に埋まっている。
出土品の中には、貴重な美術品や遺跡が多く、2000年前の都市を見ることができる。古代都市の形態は、広場と主要道路を軸に四方に広がる街並は現在と何ら変わらない、下水道、浴場、レストラン、公衆トイレ。また、道路は完全舗装されていたと言われる。・・・・・
 このような文化都市が、2000年前に既にあったのか、信じ難い。

 美術館では、古代ローマ文明の奇蹟としてのポンペイの歴史、文化、美術の遺跡品が多く展示さている。とくに絵画美術品等が多い。
 当時の建物、外壁、道路、浴場、神社の跡地等、現地で眺めた遺跡地形に遺品を重ねての観賞は、ふたたびポンペイへと誘ってくれた。

 (写真、遺跡に残る2,000年前の風景、道路、歩道等の構造が見れる)

筑波宇宙センター

2010-06-11 11:02:49 | Weblog
 日本宇宙開発の研究、開発、試験をしている中枢センター、筑波宇宙センターを見学した。
 センター広場に実物大のロケットが展示されている。全長50m、直径4m、重量260トン、2段式、HⅡである。宇宙開発事業団が、約10年の歳月をかけ、総力を結集して開発した純国産ロケット。
 H-Ⅱの打ち上げにより得た技術を活用して、H-ⅡAロケットが開発され、現在基幹ロケットとして活躍していると、ロケットの進歩状況の説明を聞く。
 ガイドの案内で、展示室フロアガイドに行く。歴代ロケットの模型、実物のロケットエンジン、宇宙食の売店等もある。
 ステーション試験棟、日本の宇宙ステーション「きぼう」についての構造機能等が展示、ロボットアーム,船内実験室、プラットフォーム等が見られる。
 宇宙飛行士の養成棟、宇宙飛行士の基礎訓練、健康管理、体力トレーニング、体や心におこる影響等の研究がなされている。人間的最も大切な訓練であろう。
 無重量環境試験棟、大型プール内で120kgの宇宙服を着た、宇宙飛行士の船外活動に向けた無重力訓練が行われている。
 急ぎ足に4部門を見学する。宇宙ロケットの構造、開発、発射、ステーションでの活動、また飛行士養成訓練等の課程を知ることができた。
 日頃、テレビでロケットの打ち上げから、宇宙での活動を見るが、未知の部分もあり、それを学ぶ、よい機会だった。
 山崎直子さんのスペースシャトルでの活躍等、世界の宇宙開発への先端技術が、筑波宇宙センターであることを教えられた。
(写真、宇宙センター広場に展示のロケットHⅡ)