柏市25年度・平和展「平和の集い」が３月２１日、柏市立第一小学校体育館で開催された。例年の平和展と赴きを変えて、小学校の体育館を使用、柏一小の合唱、柏和会の被爆体験講演、アコデオン演奏、麦わらぼうしの会による朗読劇、柏一小の吹奏楽演奏等、柏市、平和団体、学校、子供達、父兄との幅広い「平和の集い」の企画であった。
合唱は４年～６年生３０名によるもの、美しいハーモニーに会場は明るい雰囲気に包まれた。
原爆体験講演では、柏和会の鹿野さんが、自分の体験と叔父「吉田勝二さん」の原爆体験手記を朗読した。
吉田さんは長崎で原爆投下中心点から850ｍ地点で被爆、奇跡的な生存に、生涯を原爆の無惨について訴え、国内は勿論、アメリカにも渡り活動された。「私の原爆体験手記」の朗読である。
アコデオン演奏、休憩に続いて、柏麦わらぼうしの会の朗読劇、元気な声で広島、長崎の原爆の悲惨状況手記を朗読、原爆の悲惨さで館内は深い悲しみに包まれる。
終わりは、柏一小の吹奏楽による演奏で有る。４～６年 による、吹奏楽で 音楽を通して学校地域との活動を進めている。ここには多くの父兄の姿も見え、子供達の平和への願いが館内に伝わる。「平和の集い」企画の大切さを考えさせる一日であった。
写真 「原爆体験講演」、鹿野さん
