散策の記・きのう&きょう!

日々の散策、思いをのんびりと記したい.

学校給食をいただいて

2013-07-22 16:50:16 | Weblog
 学校訪問事業として、柏市内小学校6年生に「伝えよう原爆体験を!」のお話しをしている。
 先日、訪問学校の校長先生から、一度学校給食を食べて見て下さい、のお話しを頂き、給食に興味を持ちながら、ご馳走になることにした。
 今日の献立は、ウナギの蒲焼きでなく、鰯の蒲焼きですとの説明、白いご飯の上に、柔らかく焼かれた鰯の蒲焼きが載せられている。他に白たきのお吸い物、野菜、肉等を中華風に献立された煮物、牛乳、煎り大豆少々、デザートにスイカが並べられている。これが「学校給食」と改めて感心する。
 早速、いただく、鰯の蒲焼き、柔らかく味も良く美味しい・・・これでは子供達も喜ぶであろう。お汁の味もよい、中華風の肉野菜の煮込みも、具の大きさにも気遣いされているようだ。牛乳、スイカ、お膳にある大豆、軽いお菓子の感じ、蛋白源と思う、栄養のバランス、子供の趣向も考えての食事であることを感じ、美味しく頂き、喜びの満腹である。
 自分たちの子供の時代を思い出す。給食は無い、アルミの弁当箱に麦ご飯を入れ、おかずは、真ん中に梅干しを埋め、他は漬け物、野菜の煮物程度、タマゴ、魚は貴重品、なかなか弁当に入ることは少ない。牛乳はなし、果物は自分の家で作るトマト、スイカ等、賄われていた。戦時中の食事と平和時の食事の差異を改めて感じさせられる。
 今日話す「原爆体験」は,68年前の話、子供達が聞いて、理解するには時間も掛かるかも知れないが。何時かの日、戦争が如何に多くの人々を不幸したか。現在の平和が如何に大切か、学校給食も含めて、有難さを感じてほしいと、強く思う一日であった。
   写真 おいしい学校給食

竹生島を歩いて

2013-07-16 14:56:39 | Weblog
 昭和40年代、滋賀県北部方面の開発に関係したことで、奥琵琶湖には、多くの思い出が残っている。
 旧西浅井村に琵琶湖パークウエーの観光道路が建設され、その先端から竹生島にロープウエーを架設し、付近の一大観光化が騒がれた事もあった。
 以来40有余年、竹生島への旅を考えていたが、やっと叶えることができた。
 竹生島は、琵琶湖の北部に位置し、周囲2kmの小島である。西国三十三所観音霊場として多くの参拝客で賑わう、また琵琶湖八景の一つに数えられている。
 観光船で彦根港を出航、日本で一番大きい湖、周囲の景色を眺め、昔を想像し、心地良い風に吹かれて40分、竹生島桟橋に到着。
 順路を行くと唐門(国宝)がある、豪華な桃山様式の移築である。船廊下を渡ると都久夫須麻神社がある、本殿は国宝とされており豊臣秀吉により伏見城の一部を移築した建物のようだ。
 急斜面、165段の石段を登ると宝厳寺(724年)聖武天皇が、僧行基に開基させたとのこと、風格ある美しい建物だ、西国三十三観音霊所、第三十番札所である。弁財天を安置、日本3大弁財天の一つとされている。近くに朱色の美しい三重塔、宝物殿等が並ぶ、急斜面、緑の山々に雄大な社寺風景と、多くの歴史を想像することができる。
 桟橋を歩いて直ぐ左側に、「琵琶湖周航の歌碑」がある。
 「瑠璃の花園 珊瑚の宮、古い伝えの竹生島、仏の御手にいだかれて、
   ねむれ乙女の、やすらけく」 唄を口ずさみながら思い出の島を後にする。
     写真 宝厳寺