町会の皆さんと原爆体験を語る

町会、ブロックの女性有志の皆さんが「20年会」を発足させた。
高齢化の進むなかで、親睦、相互扶助を目的とのこと、いま、この町会に必要なことであり、大きな課題の一つであると日頃から思っていた。
　３ヶ月に一回の会、お茶を飲みながらのおしゃべりは、憩いの場所のようだ。
　年末に原爆体験の話を依頼され、２月の例会に出席させていただいた。
年齢的には戦中生まれが多く、戦後も数名おられるようだ。15名が参加。皆さんに65年前の自分の目線で聞いていただければ、心に通じるものがあるのでは・・・とお話をした。
昭和20年、子ども心にも日本は戦争に負けるのでは…、と考えられた時期？
広島、長崎に原爆が投下された。原爆投下の経過、投下時の状況、原爆の威力、爆心地附近の地表温度3,000~4,000、原爆の人的被害、約４０％が死亡、閃光、熱線、衝撃で全焼、人道上考える事のできない残虐性の爆弾である。そして被爆、被曝を含めての後遺症に苦しむ人は、今も後を絶たない。
真剣に聞いて下さる皆さんの気持ちが、手に取るように感じられ、話して良かったな…、聞いてもらって良かったな…、お隣の皆さんと、やや年齢を近くして、65年前の子ども時代を話し、原爆の無惨さ、平和の有り難さ、命の大切さについて語り合えたことは、大変有意義な会であった、と感謝している。