神社と狛犬見て歩き

主に北海道の神社巡り。最近全国の一宮巡りを始めた。

鳩山神社1/北海道栗山町(Hatoyama Jinja,Kuriyama-cho,Hokkaido,Japan)

2009年09月21日 | 神社と狛犬
鳩山神社1/北海道栗山町(Hatoyama Jinja,Kuriyama-cho,Hokkaido,Japan)

9月20日(日)秋晴れ。今日はにわかに有名になった鳩山神社に行って来ました。
鳩山神社は、岩見沢市の南約15kmほどにある夕張郡栗山町鳩山地区にあります。
鳩山総理の曾祖父が鳩山地区を開墾したそうです。

道道30号線沿いに走っていくと、立派な鳥居が見えて車が数台駐車していたので、
すぐに見つかりました。
神社は、砂利道を500mほど丘に向かって歩いたところにありました。
神主も居ない小さな神社です。
鳩山家の記念植樹が3本有りました。
参拝客は、ポツリポツリと途絶えることなくやってきました。
神社から2kmほどの交通信号の近くに、鳩山公民館がありました。
残念ながら、狛犬は居ませんでした。




----(読売新聞によると)---------------------------------------------------------------------------
栗山開拓 「鳩山神社」の縁

鳩山神社の前に立つ鳩山由紀夫(1984年ごろ、鳩山由紀夫室蘭市後援会提供) 空知地方南部に位置する栗山町。
その市街地から東に車で10分ほどで、緩やかな丘陵が広がる鳩山地区にたどり着く。
道道30号沿いに立つ白い鳥居の前には、「鳩山神社」と刻まれた石碑。鳩山由紀夫の父・威一郎の筆によるものだ。

 鳥居からは、丘の上に向けて砂利道の参道が伸び、その先に、森に囲まれたこぢんまりした鳩山神社の社が姿を現す。
境内は180坪(約595平方メートル)、木造の神殿、拝殿は15坪(約50平方メートル)。
宮司はおらず、氏子が管理する小さな神社だ。

 「北海道に縁もゆかりもない人」。
そんな由紀夫のイメージを払拭(ふっしょく)するため、関係者は積極的に「鳩山神社」の存在を宣伝した。
由紀夫自身は衆院選への出馬表明後の1984年初夏に参拝。
鳩山公民館に集まった30人ほどの住民を前に、「一番先にここに来ました」とあいさつした。

 鳩山家と栗山町のつながりは明治期の1894年にさかのぼる。
衆院議員だった由紀夫の曽祖父・和夫が政府に未開地120町歩(約1・2平方キロ・メートル)の貸し下げを出願。
翌年、他の出資者とともに「栗山共同農場」の名称で農場経営を始めた。
その後、鳩山家の単独経営となり「鳩山農場」となった。

 「国富増進の方策として、北海道開発事業の重要性に共鳴し、現在の栗山町にその志の実現を図ろうとしたものと思われます」

 鳩山家が農場経営を行った理由を、威一郎は、1984年にまとめられた「部落史はとやま」にこう書いている。

 小作人は、富山、香川、徳島などから移住してきた。
アカダモ、ハンなどの大木がそびえ、クマザサが密生する原始林の開墾を進めた。
そして1898年、農場の一角に、豊作と住民の安住を祈願する神社が造営された。
当時、周辺は秋になると鮮やかな紅葉に彩られた。そこから「紅葉神社」と名付けられた。
これが、後に「鳩山神社」となる。

(肩書は当時、敬称略)

(2009年9月8日 読売新聞)
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