”よもだ”の日々

”よもだ”は伊予の方言でええかげんと言うことですが結構真面目です。家のPCは調子が悪く土、日、祭日はお休みしています。

梟や

2007-02-28 12:50:51 | 子規の四季
梟や聞耳立つる三千騎
   
夕烏塒へ帰る三四羽  菊三

塒(ねぐら)はこんな漢字なのだということを
パソコンに教えてもらった。
夕烏というのはない言葉かも知れないが夕鶴が
あるのだからあってもいいのではないかと。


ふくろうや ききみみたつる さんぜんき

海鼠哉

2007-02-27 12:18:09 | 子規の四季
小石にも魚にもならず海鼠哉

ピロリにもコクサッキーにもならぬ奴
 獺五六


学生の間で一時流行った遊びで
生まれ変わって微生物になるとしたら
何になるというのがあった。
馬鹿馬鹿しいが名前や病気を覚えるのには
面白いなと思った。
そんな洒落が分からない奴もいたかも。


こいしにも さかにもならず なまこかな

若芽哉

2007-02-26 11:59:37 | 子規の四季
枯れし木の枯れざる枝に若芽哉

春近し遠目に見ゆる雪の山 菊五六

デジ一が帰ってきたので県立美術館での
「青山二郎の眼」展の帰りに
松山城へ登って改装された天守閣を撮ってきた。
途中の筒井門からは石鎚が望めた。
西に瀬戸内海が東には石鎚が望める
眺望のよい連立平山城である。

松山城へは3年振りくらいである。
歩くルートは3つあるが黒門コースは
現在工事中で通行出来ない。
桜の季節にもまた訪れてみたい。

鎌倉や

2007-02-23 14:19:18 | 子規の四季
鎌倉や野梅ちる日に我来たり

鎌倉や我も行きたし孫連れて 菊五六

鎌倉というと高校の修学旅行で
一度行っただけで、大仏が印象に残っている程度だ。
1192年(イイクニ作ろう)源頼朝が幕府を開いた地、
古都の歴史を残す良い街だと聞いている。
江ノ島電鉄に乗ってゴトゴト揺られていくのも
楽しいかも知れない。

江ノ島の海ならぬ瀬戸の海です。

菜の花や

2007-02-22 12:23:06 | 子規の四季
菜の花や海をへだてゝ淡路嶋

菜の花や線路をへだてゝ伊予の海 獺五六

双海町の海岸沿いの斜面には菜の花が一杯咲いている。
水仙、菜の花、紫陽花、芙蓉と色んな花を植えていて
眼を楽しませてくれる。
なんといっても夕日が素晴らしいところである。
道の駅にはじゃこ天やゲソ焼きもあって
食欲も満たしてくれる。

写真はクロモジの花、高級爪楊枝になる木である。

摘草や

2007-02-21 11:49:13 | 子規の四季
摘草や三寸程の天王寺

道草や待ちくたびれたランドセル 獺五六

小学一年生の記念写真を送ってもらった。
顔は覚えているのだが名前が出てこない。
もう50年近くも前の写真であるので
しょうがないとも言えるが、人から教えてもらうと
そうだあの子だと色々想い出が次々と浮んでくる。
道草をして遊んで帰ろうとするとランドセルを
どこかに置きっぱなしで遠くまで来ていたりすることも。

デジ一修理中のため去年のミヤコハコベの写真を。

まだ解けぬ氷に

2007-02-20 11:41:59 | 子規の四季
まだ解けぬ氷に人の往來かな

まだ降らぬ雪に期待の山歩き 獺五六

暖冬でスキー場も困っているらしい。
海釣をする友人が今年は釣れる魚が小さいと
嘆いていた。
寒くならないと魚も脂肪がのらないので
大きくならないそうだ。
そう言えば寒い国の人達は身体のサイズが
大きいし、寒さにも平気だ。

暖冬はいいとしても冷夏になると米が出来なくて
困ることになる。
どこかの馬鹿な国がCO2削減規制に反対していたが
京都議定書は実行されているのだろうか。

紅梅の

2007-02-19 12:03:29 | 子規の四季
紅梅の隣もちけり草の庵

降り注ぐ雪のようなり枝垂れ梅 菊五六

日曜日に近所の緑化センターの枝垂れ梅の
偵察に行った。
日曜画伯やアマチュアカメラマンが大勢来ていた。
お目当ての白い枝垂れ梅はまだ二分咲きだったので
入院中のデジ一の復帰に間に合うかも知れない。
青空の元降り注ぐ雪のような枝垂れ梅が
撮れたらいいなと思っている。

猫の戀

2007-02-16 12:05:23 | 子規の四季
猫の戀隣の屋根へ移りけり

老いらくのの戀を楽しむ暇もなし 菊五六

昨晩、久し振りにスポーツジムに
行った。
最近、山歩きをすることが多いため
土日に一回くらいしか行っていない。
少し筋力が落ちてきているように思うのだが
その代わりに脂肪は増えてきたのか体重は
ちょっぴり増加傾向。
エアロバイクをまた始めてみようかな。

猫の戀ではないが戀をしようとは思わないが
心ときめくことはあったほうが楽しいなと。

春蘭や

2007-02-15 13:28:17 | 子規の四季
春蘭や無名の筆の俗ならず

春蘭や双子の姉妹覗きけり 菊五六

昨年エヒメアヤメを腰折山に
撮りにいった時に春蘭を見た。
「無名の筆の」は意味がよく分からないが
「俗ならず」は繊細で高貴な花という感じが
表わされていると思う。

上下に並んだ春蘭の花が双子の姉妹のようにも見える。