”よもだ”の日々

”よもだ”は伊予の方言でええかげんと言うことですが結構真面目です。家のPCは調子が悪く土、日、祭日はお休みしています。

ちらちらと

2007-01-31 12:23:28 | 子規の四季
ちらちらと雪になりしか又止みぬ

ちらちらと肌を露出の娘かな 獺五六

今年はちらちらの雪も降らない。
ちらちらとと言えば雪か肌である。
最近の若い女性のファッションは目のやり場に困る
ものもあって良いのか悪いのか。
若い時にしか出来ないことだから本人が
気に入った服を着ればいいのだが、それを見たからと
いってイヤラシーという目付きで攻めるのはどうかと思う。
オジサンはいったいどうしたらいいのだ。

水仙の莟

2007-01-30 11:55:28 | 子規の四季
水仙の莟は雪にうもれけり

水仙の季節はすでに終りけり 獺五六

子規の句では水仙がまだ蕾の状態で
雪に埋もれている情景だ。
明治の頃の日本は寒かったのだろう。

今年は暖冬の影響で花が咲くのが
早いので水仙の名所・双海では花はすでに終りになっている。
京都の観測所でもタンポポが1ヶ月早く咲いたらしい。

すいせんの つぼみはゆきに うもれけり

冬籠

2007-01-29 12:03:48 | 子規の四季
手をちゞめ足をちゞめて冬籠

手を伸ばし足を折り曲げボーリング  菊五六

土曜日に高校の同級生7名でボーリングを
やった。
30年振りの人もいていいおじさん&おばさんが
わいわいと賑やかにプレーを楽しんだ。
二次会はいつものお店でビールを。
汗をかいた後のビールは格別旨い。
さて皆さん筋肉痛はどうだろう?
私は今朝からお尻がちょっと痛いです。

ことぶき草

2007-01-26 11:01:36 | 子規の四季
名をかへてことぶき草や歌に詠む

福寿草ことぶき草にさらに福 獺五六

ことぶき草とはどんな花なのだろうか。
福寿草やことぶき草はヘクソカズラやヨグソミネバリと
比べて何といい名前をつけてもらったことか。

歌に詠まれることもなくそれでもしっかり
生きているそんな植物も好きである。

皸や

2007-01-25 12:06:02 | 子規の四季
皸や母の看護の二十年

皸や洟垂れ小僧今は無き  獺五六

この「皸や」の句は二度目です。
あかぎれという漢字が読めなかったので覚えています。
冬はそれらしい句が少ないのでしょうがないと
思ってあきらめて下さい。
獺五六の句は覚えていません。
もしかしたら同じかもしれませんので
その時はご免なさい。
今の子供は寒いところで遊んだりしないから
皸などは知らないだろう。
しもやけなどで指が腫れ上がって真っ赤になっている
子供もいたし洟垂れ小僧も多かった。


あかぎれや ははのかんごの にじゅうねん

猫の戀

2007-01-24 12:37:05 | 子規の四季
凍え死ぬ人さへあるに猫の戀

水仙の甘き香りや暖かき  菊三

子規はどうも猫の戀が気になるらしい。
病気で寝ていると屋根の上でニャーニャーと
五月蝿かったのだろう。
昔は確かに野良犬や野良猫が沢山いた。

水仙をお題に一句作ろうかなと試みたが
なんだかバラバラな句になってしまった。
写真だけでも水仙らしく。

冬こもり

2007-01-23 12:24:29 | 子規の四季
冬こもり顔も洗はす書に對す

ふうわりとフレンチトースト冬の朝  菊三

朝食はフレンチトーストだった。
フレンチトーストは好物である。
家内は知っているのか知らないか?
ホットケーキはそれほどでもない。
牛乳はあまり好きではないけれどフレンチトーストだと
牛乳と卵をたっぷりしみ込ませたのが好みである。
ふうわりとジューシーなのが何故か懐かしい。

冬木立

2007-01-22 12:12:39 | 子規の四季
汽車道の一すぢ長し冬木立

雲海を眺めて楽し冬木立  菊五六

山へ登るとその時々で素晴らしい景色を
見せてくれる。
雪景色を期待して堂ヶ森へ行ったのだが
雪は殆ど消えてしまっていた。
そのかわり雲海が一日中広がっていて
楽しませてくれた。

ブナの冬木立ちの間から眺めたり頂上から
見下ろしたりでいいお年玉を貰ったような気がする。

福寿草

2007-01-19 12:26:39 | 子規の四季
句を好む書生の室や福寿草

福寿草雪の段畑光けり  菊五六

何年間前に高知県の大豊にある
福寿草の里にドライブにいった。
まだ、雪の残る段々畑に背丈が低いが
輝くように咲き誇っていた。
名前が目出度いのと花の少ないこの月には
珍重される。
その頃は写真を撮っていなかったのが残念だ。

霧氷の花を貼ることにしよう。

雪積りけり

2007-01-18 16:19:15 | 子規の四季
静かさに雪積りけり三四尺

暖冬や雪飛びにけり霧氷消ゆ  獺五六

先日の寒風山では霧氷を期待して
山歩きをした。
歩いていると暖冬の影響か霧氷の氷が
剥がれて風に舞ってどんどんと落ちてきた。
それは美しくていいのだが霧氷は無惨にも
消えてしまう。
もう一度寒くなることがあるだろう。
また来ることが出来ればいいけれど。