仮面の毒吐

自己侮蔑という男子の病気には、 賢い女に愛されるのがもっとも確実な療法である。 ニーチェ

TV局のメインターゲットはやっぱり主婦なんだな

2010-01-10 00:10:39 | 毒日記
 たまに観たTV番組が不愉快極まりないと、怒りのやり場に非常に困る。直近では、私がかつて好きだった元グラビアタレントが結婚・出産の後久しぶりに出演した番組である。年の始めにいらつく見世物を目撃してしまったので、ここに書いて気を鎮めることにする。
 
 彼女は癒し系などといわれそこそこ活躍していた。私も写真集を数冊買って愛好していたものだ。が、時代の徒花的な元ミュージシャンとデキ婚してしばらく表舞台から姿を消した。子育てが一段落したのか、近頃復帰したみたいだ。それはまぁ良い。でもそのやり方がよろしくない。どうやら『夫に厳しい鬼嫁』としての再ブレイクを狙っているようなのだ。
 
 子育てや家事の工夫をネタに復帰を目論む経産婦タレントは満天の星のごとくあふれている。明らかに供給過多である。その中で我一人生き残りを図るならば、ナンバーワンかオンリーワンになれる道を見つけるのは妥当な考えだ。しかしこの夫婦は『鬼嫁と恐妻家』という、峰竜太・海老名みどり夫妻にその起源を持つ陳腐なキャラクターを選択した。2010年だというのにだ。
 
 悲惨な旦那というエピソードから垣間見られる彼女の醜悪さにいちいち不愉快にさせられる。どこが癒し系か。その上、ブラウン管を通してみる彼女は劣化を隠し切れていない(夫も)。年月と出産は容赦がない。スタイルはいいけど顔の表情が引きつり、変なスジが浮かんでる。整形手術を疑うほどだ。
 
 私は、これでもかと繰り出されるプライヴァシーの切り売りに吐き気を催した。さらには「一周まわってノロケじゃねぇの?」との疑念がよぎり嫉妬の鬼と化す。写真集は古書店で処分したけれど、こんなことなら焚書にしてやれば良かった。
 
 その路線で行くとと決めたなら行けばいい。地道に営業してれば、S田S助司会者がピックアップしてくれるに違いない。かつてひとつも面白くない野々村眞夫妻をプッシュしていたのは彼である。彼は敏腕実業家でもあるし、「こんなことが言えるのは、本当に愛し合っているからなんですよ」的なフォローを入れて、付加価値を高めてくれましょう。もしそんな番組があったら、私は地獄に落ちろと呪詛の念を送るのにやぶさかでない。