東京五輪。
開催するにしろ、中止にするにしろ、科学的な根拠や具体的な数字とか人数などで示せばいいだけなのに、精神論まで持ち出してきた。
そんなにやりたいか、オリンピック。
マスコミは世論では開催中止が何%とか延期が何%でとか書くくせに、もし開催しなかったらいくらの損失が出るとか解約金がかかるとか金の話ばっかりしてる。
掟破りで、読売も朝日も毎日も産経もスポンサーだからな。系列テレビ局を持ってる大手新聞社が全て五輪オフィシャルスポンサーなんて異常だよ。
バッハはやっぱり来なかった。
以前このブログで予言した通り来なかった。
「緊急事態宣言と五輪は無関係」と無神経な発言までしたくせに、コロナにビビって来日しなかった。「ぼったくり男爵」とワシントンポストに酷評されるわけだ。
それでも「日本人の勤勉な精神を賞賛している」とか「日本の社会は連帯感を持ってしなやかに対応してる」とか綺麗事だけは言うんだ。
挙句に「精神的な粘り強さ、へこたれない精神を持っている」とか「献身的な努力で未曾有のチャレンジをしている」なんて、太平洋戦争時の帝国陸軍みたいなことまで言い出したよ。
いくら言うのはタダだからといっても度が過ぎてないかい?
オリンピックっていうのはそこまで奉仕精神と自己犠牲を払わないと開催できないものなのか?
バッハよりタチが悪いのがコーツ。
以前から「東京大会は計画通り開催する。仮定の話は必要ない」と、頑なに開催ありきの上から目線でしかものを言わなかった人だ。
21日の調整委員会後の会見で「緊急事態宣言下であっても無かっても、安心安全な大会が実施される」と言いやがった。
コーツは、WHO(世界保健機構)からのアドバイスとか、IOCが組織委員会とまとめたプレーブック(規則集)で開催は可能と言うが、何を根拠にして言ってるのか全くわからん。
「五輪はアスリートのため」とか言ってるが、ただ「やりたい」「やれるよね」「やろうよ」と駄々をこねてるだけ。「日本の国民の安全を一番大事」とか言うなら、いますぐ五輪中止をしてくれ。それが一番安全でリスクがないのだ。
そのIOCに全く逆らえない橋本聖子会長。失言大王の前会長・森さんの跡を継いで会長になったが、やっぱりダメだな。
医療スタッフの人数や配置シミュレーションなど全く不透明なのに「安心安全な大会」と根拠なく繰り返すだけ。
大会期間中1万人の医療スタッフが必要だということだが、今頃になって、看護師500人確保を日本看護協会に依頼したり、200人のスポーツドクター(医師)募集をしている。どこが安心・安全なんだろうか。
医療現場はもうそんな余裕はどこにもない。東京保険医協会が五輪中止の意見書を提出したくらいだ。
そんなことだから、IOCが大会関係者用にワクチン用意すると言ったら、犬の様に飛びついてる。でもそれ、誰がどこでどう打つんだ?間に合うのか?それ以前にそれ安全なのか?
16日には式典で「安全な大会とすることを最優先に準備している。どうかアスリートの皆さんを温かく見守り応援していただきたい」と、アスリートを盾にし出す始末。
丸川五輪相は、五輪開催には「絆を取り戻す大きな意義がある」と、これまた寝ぼけたことを平気で言いだした。「絆」だの「新たな光」だのは、どこかの24時間ボランティア番組に任せとけ。
もはや「復興五輪」も「コロナに打ち勝った証」もどこかに消え失せ、今度は「絆」。次はなんだ。「感動」とか「涙」とかか?「友情」とか言うなよ。もはや三流青春ドラマだ。
東京都の小池百合子知事の動向が気になるのだが、今のところまだ開催の方向を変えていない。
元日弁連会長の宇都宮氏が、ネット署名で35万通の「東京オリパラ中止」署名を集め、小池都知事に提出したがスルー状態だ。
菅首相は壊れたテープレコーダーの様に「安心安全な大会」を繰り返すだけ。
その根拠を問われても、どんな対策なのか具体案を聞かれても「安心安全な大会のためしっかり準備」しか言わない。なんか傀儡のようで気持ち悪い。やること多すぎて、五輪なんてどうでもいいと思ってるのかもしれない。
内閣官房参与で嘉悦大学教授(経済学)の高橋洋一氏が、ツイッターで各国のコロナ感染者数のグラフを引用し「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とか笑笑」と投稿し、大批判を浴びた。
さらに調子に乗って21日「日本の緊急事態宣言と言っても、欧米から見れば戒厳令でもなく『屁みたいな』ものではないかな」とツイート。
さすがに辞任したけど、こんな老害ジジイが菅総理の周りにはまだまだいるからなぁ。
聖火リレーなんか、もう全然盛り上がってない。
止めたらいいのになんかしぶとくやってる。スポンサーのせいだな。
西村知美(山口県)/湊かなえ、アンガールズ田中(広島)/関ジャニ∞安田章大、さかなくん、紀平梨花(兵庫)/吉岡里帆(京都)/元宝塚歌劇望海風斗(神奈川)・・・。
著名人が次々と相変わらず辞退しているのだが、それでもまだやってる。
福岡も山口も広島も公道での実施ができず、誰も観客がいない閉ざされた敷地を、トーチを持って笑顔でぐるぐる回る聖火リレー。もはやなんかの宗教儀式のようだ。
老人ランナーはそれでも嬉しそうなのが余計不気味。
聖火ランナーはトボトボ走るか、トーチキスしかできてないのに、「勇気を届けれたら」「感動を伝えたい」とか、インタビューでどいつもこいつも綺麗事を言う。
それ本気で言ってるのか?
そんなボンベの火で何が繋がるって言うんだ?
洗脳されてないか?
だいたい大会組織委員会って、なんでそんなに偉そうなん?って思ってしまう。
21・22日の鳥取県での聖火リレー。県は公道に人が集まらないように芸能人や著名人の聖火ランナーに辞退要請した。イモトアヤコや森下広一(バルセロナ五輪銀メダリスト)なんかが辞退したのだが、大会組織委員会は推薦ランナーの枠にこそっと「ガンバレルーヤ」のまひるをエントリーさせる姑息さ。
さらに平井鳥取県知事が組織委員会に「まひるさんは公道は走らせないでね」と求めたら「公道は走らないよ」と返答しておきながら、報道機関向けに出した資料ではしっかり公道を走ることになっていた。
県が訂正を求めても「機を見て新しい情報を出す」なんて言いながら実行されなかった。板挟みになったのが苦しかったんだろうね。まひるさんは辞退した。
23・24日に兵庫県で聖火リレー行われたけど、姫路城では桜の木が邪魔で中継映像の車両が入れないからと認めなかった。緊急事態宣言下で無観客なのに?
間寛平さんがドタキャンするのもわかるわ。
26日の京都での聖火リレーも、公道の代わりに二条城でという京都市の案が、大会組織委員会に認められなかった。
当初は二条城から御池通や川端通を走り岡崎公園で式典を開く予定だったが、緊急事態宣言下でコロナウイルスの感染防止のために「二条城だけで」と言ってるのにさ。「式典会場の変更は許可できない」って、組織委員会ってそんなに偉いん?
聖火リレーがこんな状態でもまだやめないように、オリンピックも何があっても中止や延期はしない気だな。
それほどまでやりたいのか東京五輪。
やればどんな悲惨な目にあうのか、どんな結末が待ってるのか、誰でももうわかってるのに。
それでも金に目がくらんでるIOCをはじめとした大会組織委員会や関係者は、現実逃避してるんだろうな。目をそらしてるんだろうな。
開催さえすればなんなとかなるって。メダルが取れれば国民は勝手に盛り上がるって。
ナメられたもんだな。
五輪のあと、日本国内のみならず世界にコロナがまた蔓延しても、奴らは決して責任なんて取らないだろう。関係ない、五輪のせいじゃないと言い張るだろう。さぁ次は北京だと言うだけだろう。
そんなやつらが言う「安全で安心な五輪」。
ぼったくり男爵ではなく、ハッタリ野郎でしかないな。
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