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バーボングラス片手のロックな毎日

東京タラレバ娘 彼氏にしてはいけない3B

2017-02-23 04:19:14 | MUSIC/TV/MOVIE
東京タラレバ娘が面白い。
毎週ツッコミを入れながら観てしまう。

気がつきゃ30。いつでも結婚できると余裕かましてたら30。あの時ああしてタラ、あの時こうしてレバ。タラレバ言ってるうちに30。
そんなアラサー3人を吉高、榮倉、大島が演じてる。

今週は吉高由里子が、せっかく付き合えるようになったイケメン(速水もこみち)と、意見が合わない、趣味が合わない、リズムが合わない。相手に合わせてとか、相手の好みに合わせるとか、無理することができなくなってる。
朝ごはんを作ってくれる。優しい。そして愛してくれてる。
不満はないはずなのに。

映画好きの速水もこみち。彼が選ぶのはフランス映画とか文芸作品。一緒に見るが退屈で眠たい。「これを是非見てくれ」と渡されるDVDは自分では絶対借りないようなジャンル。吉高が脚本家になりたいと決心した映画、SEX & CITYは全否定される。
この辺り、ちょっと今週のカルテットの、松たか子と宮藤官九郎のエピソードと似てる。

ちょっと話は今週のカルテットに脱線する。
今回のカルテットは、クドカンが松たか子と出会い結婚し、なぜ失踪したかが解明される回だった。
最初は面白い人だと思って付き合い初め、結婚までしたのに、なんかしっくりこない。自分に尽くしてくれてヴァイオリンまでやめてしまった松たか子。家庭に入ってしまったからか、ご近所やテレビの話しかしなくなった松たか子。クドカンが好きな映画を一緒に見てても松たか子はよくわからないらしく質問ばかりする。付き合い始めて間もなく、自分が大好きな詩集を貸したが、それも一向に読んでる気配がない。さらには鍋敷きにされてしまった。

この二つのドラマが奇しくも同じようなことを描いていたのでちょっとびっくり。

付き合い始めた二人はなんとか歩み寄ったり、自分の知らない世界を教えてくれる相手に合わせようとしたり。
それが恋愛ってもんだ。
まぁ、幼馴染とか、衝撃的な恋に落ちてってのもあるが、一般的な恋はお互いを知るところから始まる。

でも、結婚となるとちょっと違う。
一緒にいてしんどくない相手、それを世間では空気みたいな存在と言う。こうなれるカップルは円満に過ごせる。
しかし、相手と合わない部分を無理して合わせてたり、相手に遠慮したり、妥協したりしてると、無理。
ストレスが発生してもそのまま、相手に無理して合わせるのを死ぬまで続けられるかといえば、無理。

最近の未婚とか、シングルマザーが多い背景、いや、問題点をこの二つのドラマは見事に描いてると感心してしまった。(なぜ上から目線で書いてるのかは気にしないでくれ)

今回の東京タラレバ娘でもう一月になるセリフがあった。
それが、[彼氏にしてはいけない3B]

一つはバーテンダー(Bartender)
一つはバンドマン( Band Man)
ははは、失礼ながら当たってるね。社交的だし、夢あるし、博識だし、女にもてるし。
もう一つは何かな?
銀行員(Banker)?嫌々転勤は多いが収入は多いだろう。
野球選手(Baseball Player)かな?まさかただの会社員(Business Man)じゃないだろう。

答えは美容師(Biyoushiだろうな。Beauty Stylistではないな)だった。
ははは、笑ってしまった。
昔よく言われたこと、全く忘れてたよ。

やるなぁ東村アキコさん。
あれ?でもこのセリフ、東村アキコさんの原作漫画に出てきたっけ?
脚本家が入れたの?まぁ、いいや。

関係ないが、東村アキコさんは自身の漫画に登場する自画像は、いつもジャージを着てる。



彼女には「となりの関くん」という、傑作漫画を描いている実弟・森繁拓真がいる。
彼が姉に引きずり回され、振り回される食べ歩き漫画「いいなりゴハン」。こちらでも姉が描かれてるが、ジャージではない。



東村アキコさんの写真がネットにあったのでみたら、えらいべっぴんさんなの。なんかいろんな意味で納得。でもジャージだ。



結構リアルな心理描写してるこの東京タラレバ娘。来週も楽しみだ。
ちなみにカルテットもエンディングでいきなり急展開。サスペンスみたいな結末だった。こちらも楽しみ。


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