なんじゃこりゃ?
ソーシャルディスタンスを守ろうって連日報道してる。その報道してるメディア・マスコミは守る気などさらさらないんか。
4月23日、岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎で急死された。
岡江さんは4月3日に発熱し、6日に急変し救急入院されICUで人工呼吸器装着。PCR検査で新型コロナ感染陽性と判明され治療を続けられておられたが、23日の午前に帰らぬ人となった。
と、岡江さんの所属事務所から報道各社にファックスが送られた。
その後、長女の大和田美帆さん、義兄の大和田伸也さんがコメントを発表。岡江さんと親交のあった芸能界の方々も番組やSNSなどで追悼コメントを出している。
それなのに・・・わざわざ自宅まで行く必要があるのか?
何を聞きたいんだ?
亡くなられた喪失感と悲しみ、やるせない怒りにくれてるであろう遺族から、何を聞きたいんだ。
悲しみにくれる遺族から集団で集まってコメントを取ることは、今、不要不急の案件なのか。
外出を控えろ、家にいろ、在宅勤務で、ソーシャルディスタンスを守ろう、と報道してるマスコミ。なのに、この画像は何だ?
1,換気の悪い密閉空間、2,多数が集まる密集場所、3,間近で会話や発声をする密接場面、これらがクラスターを発生させる恐れ(リスク)のある三密と定義されてる。by首相官邸&厚生労働省
確かにインタビューしてるのは屋外だから換気の悪い密閉空間ではない。だから三密ではなく二密だ。だからどうした。多数で集まり、おしくらまんじゅうのごとく密接し間近で会話する。お前ら全員バカか?
不純異性交遊は校則違反と言いながら援助交際の未成年とホテルに行く教師。薬物は犯罪だと言いながらシャブやってる警察官。火の用心と言いながら放火してる消防隊員。こいつらと同じレベル?
不要不急の外出は避けてソーシャルディスタンスを守ろうと報道しながら不幸に群がるように集まるマスコミ。お前ら全員脳みそが溶けてるのか?
外出自粛要請で街はこんなに人がいなくなったと報道したあと、だけど地元のスーパーにはこんなに人がと報道する。新型コロナの影響でキャンセルが相次ぐ観光地の悲鳴を報道しながら、自粛せず海に出かけてるヤッホーな奴らを報道する。
公園で子供達を遊ばせてる親たちを、パチンコ屋にいるおっさんたちを、補償されないと店を閉めれないと嘆く飲食店オーナーを、県外から越境してくるのを防ぐことに躍起になってる自治体を。
お前たちは一体何を、誰に、何のために、報道してるんだ。
本気でコロナを封じ込めるために、自粛してくれと言ってる意味を分かってるのか?ワクチンも特効薬も治療薬も治療方法もまだ見つかっていない今は、人が人やモノとの接触を避けることでしか感染を防げないんだ。
コロナ蔓延を防ぐために、会社、レジャー施設、百貨店や大型商業施設は休業し、個人商店や飲食店、娯楽場も営業自粛で休業してる。そのために従業員を解雇しなきゃいけなかったりしてるんだ。
補償や助成金も曖昧で不安なままで、閉店や倒産も脳裏をよぎり、客離れやスタッフの再雇用に不安を感じ、やりきれない怒りと不満を抑えて頑張ってくれてるのだ。来月の支払いや取引先との打ち切りに怯えながらも、自粛要請に従ってくれてるのだ。
そのせいでパート先が休業に入ったからいきなり休まされる人もいれば、保育園や学校の休校で子供の世話をしなきゃいけないので休んでたり辞めた人もいるだろう。
それでも営業続けなければいけない会社や商店はある。それさえ自粛したらそれはもう戒厳令だ。自粛どころではない外出禁止命令だ。商品は店から無くなり、荒んでいくだろう。
それらを支えるために慣れないリモートワークする人もいれば、満員電車に揺られて通勤してる人もいる。医療現場で戦ってる人、役所で書類を作ってる人、物を加工する人、物流を支えてる人、スーパーやドラッグストア、コンビニで商品供給を担ってくれてる人もいる。
だから全員が全員三密を避けれたり、ソーシャルディスタンスが守れるわけがないのもわかってる。
医療現場では絶対2mの距離など開けられないもんな。
会社や役所や工場は、同じ時間に始まるところが多いのだからな。それが社会の仕組みってもんだ。だから、どうしても通勤時間は重なる。ましてや人口の多い東京や大阪などではね。だから満員電車で通勤してるのだよ。好きで乗ってるんじゃない。休んでいいなら休むよ。
車でいけばいいじゃないか?アホ言え。都会は車通勤をしてない人の方が多いのだよ。以前、排ガス問題や渋滞緩和のためにマイカー自粛、電車通勤推奨されたのだ。
それなのにマスコミはすぐ誰かの「満員電車はいいのか」「満員電車は走ってるじゃないか」「あれは三密だろ」ってSNSを拾ったりする。たいていそれらは危機感なくパチンコ屋に行ったり、花見したり、海に行ったり、飲み屋に行ったりしてるやつらの言い訳なのにな。それくらいわかってるだろ?
ここ最近は、どうせ取材に行けないからと、「ネットでは」とか「誰々のSNSでは」とかどっからか拾ってきた記事ばっかり報道してる。まぁそれ以前からだけどな。取材などもまともせんと、ネットから拾ってきたようなもんばかりつなぎ合わせて記事にしたり報道してたけどな。
でもな、今回の岡江久美子さんの実家(大和田獏さんの家)前の取材風景だけはちょっと呆れたよ。
悲しみにくれる遺族に、マイクを向け何か聞き出そうとする。これもいつもの悪習だ。普段もあまり見てて気分がいいものだはない。初七日、せめて四十九日、喪が開けるまで待ってから色々聞くのなら、遺族も心の整理もまだつくだろうけどな。亡くなられてすぐマイク突きつけライトを当て、カメラのフラッシュを浴びせるのはどうなのって思う。
お前らマスコミの人間は、自分の身内の葬儀をあげたことがないのか?
もし、あったのなら、わかるだろ?
通夜や葬儀の手配や関係者への連絡、焼香や弔問に来てくれた方々の対応だけでもヘトヘトで、悲しみにくれれるのはもっと後だってことくらい。
そんな時にマイク向けられたいか?「今のお気持ちは」と何度も聞かれたいか?どうなんだい?
しかしそれ以上に、この全くディスタンスしていない距離感はなんだ。ここ最近、もう当たり前のようにマスク・手洗い・うがいとセットで言われるソーシャルディスタンス。これの意味は全く理解していないのか。
それさえ守れないお前らに、報道者としての資格無し。
それじゃぁ取材ができない?誰が頼んだ?
莫大な裏金が動いた政治家の不祥事疑惑の政治家に直撃とか、連続殺人の犯人が捕まったから警察後方で取材とかならわかる。巨悪な隠蔽工作してた会社とかならね。
でも、まだ遺体も帰ってこられたのかどうかもわからない状況で、あまりに急なことで気持ちの整理がつかない遺族の家まで集団で押しかける必要があるのか。それも、代表が取材するとか、順番に取材させてもらうとかでなく、集まって。ほんま訳わからん。アホの集まりか?レポーターって。
お前ら、もう家から出るな。