こうも言うこと聞かない奴が多いとうんざりする。
不要不急の外出は控えろと言ってるのになんでのこのこ出かける。
自分だけは大丈夫だろうって、その自信はどこから来るのだ。
そりゃ、相手は目に見えないウイルス。たった0.1マイクロメートルの大きさだ。細菌で1マイクロメートル、にっくき花粉で30マイクロメートルだ。(1マイクロメートル=0.001ミリメートル)
普段使ってる花粉症対策のマスクは5マイクロメートルの隙間が空いてるのだから、新型コロナウイルスは平気で素通りしてくる。
マスクしてれば安心、うがいすれば安心、手洗いで万全。そんな気楽なことをテレビやマスコミが言うから間に受けて平気で外出するんだろ。
マスコミのインタビュー受けて堂々と「怖いけど、大丈夫かなと思って」とか平気で言ってるのよね。
若者はジジババどもの買い物やパチンコはどうなんだと批判し、ジジババは若者がけしからんと怒る。中高年は満員電車はどうなんだと問題を挿げ替え、子育て主婦は学校を休みにしたら子供がかわいそうと嘆く。
誰かのせいにしたくなる。
その気持ちはわかる。目に見えない相手だから、「いつまで」と不安だし焦る。
連日のコロナ関連ニュースにうんざりし、もう感染者がどこで出ようがどれだけ出ようが麻痺しかかってる。マスクの配布が2枚でも、給付金がお肉券でも現金でもいくらでもいいからって気になってる。
そして志村けんさんが亡くなった途端、掌返しのように「家にいろ」「あなたの大事な人に移すかもしれないんだ」なんて言ってるタレントにさらにうんざりする。
でもいいのか?
このままだと緊急事態宣言発令されるぞ。
マスコミはやたらと「なぜ緊急事態宣言しないんだ」とか「出すべきだ」「もう遅い」って言ってるけど、出たらどうなるかわかってるのか。
イタリアやスペイン、そしてアメリカのようになるんだぞ。
会社は休み、学校も休み。店も生活必需品販売店以外は閉まり、美術館も映画館も娯楽施設もすべて閉まる。外出は必要最低限に制限され、街から人が消える。息を潜め家にじっとこもってストレスを貯めて我慢しなければいけなくなるんだぞ。
それもこれも、「自主的に」って言われてるうちに自粛しないからこうなってしまうんだ。自分だけは大丈夫とか言って出歩いてたやつは、責任とってみんなの食事を配り歩く役目をしろよ。
人の言うことを聞かない、俺は俺らしく、私は私に正直に、自分らしく生きたい。
それは普段なら好きにしてくれ。
しかし、そんなお前らのせいで、もうじき緊急事態宣言は出されるだろう。
今度は要請じゃないぞ、指示や命令だぞ。
海外みたいに都市が封鎖されるわけじゃないが、かなり制限されるだろう。これで言うこと聞かずまだフラフラ出歩いたりするのなら、今度は中国武漢のようにバリケードで封鎖、食料は配給、常に兵士と警官が見張って、住民同士が監視するようになるんだぞ。
井上陽水の初期の名曲《夕立》がぴったりだな。
女は引きつった顔で
喚き回る 転び回る
男はどうしたことかと
立ち尽くすだけ
計画は全部中止だ
楽しみは全部忘れろ
家に居て黙っているんだ
夏が終わるまで
井上陽水の6枚目のEPシングル曲。
表題の通り夕立のことを歌った歌なんだけど、今のご時世にぴったりだ。
計画は全部忘れろ。 楽しみは無くなった。
家に居て黙ってるしかない。 夏が終わるまで
さぁ、発令されたらいつまで続くのだろうか。夏が終わるまでに解除されてりゃいいが・・・。
誰のせいだ?
「夕立」の入ってる「二色の独楽」はLPを持ってないので代わりに初期のライブアルバムを