とびうお

とびうお。
英語名でもフライングフィッシュと呼ばれるこの魚は、1分近く海面を飛ぶらしい。
トビウオが進化して鳥になったのか、鳥が進化してトビウオになったのか？
でも何故飛ぶんだろう？
他の大型魚から逃げるため？
逆に海鳥に狙われそうだけど・・・。

関西ではあまり馴染みが無いが、山陰地方や九州では「あご」として馴染みの魚。
かまぼこの原料にされるのが多いらしいが、こいつは刺身や焼き物でも美味い。
なんといっても、この「あご」の出汁はかなり美味い。

春が旬の「はるとび」と夏が旬の「なつとび」がいるらしい。
で、島根直送の飛魚をいきつけの市場でゲット。
トビウオは20種類くらいいるから、これが「とびうお」なのか「あやトビウオ」なのか
それとも「はまトビウオ」なのか不明だが、そんな事はどうでもいい。
開いて塩して焼いて喰う。

とびうおは小骨は多いが、飛ぶ為に進化して骨自体がスカスカだから中骨も気にならない。
内蔵も秋刀魚と同じく胃も無く消化器官もまっすぐなので、鮮度も落ちにくいから臭みもない。
こんな美味しい魚が何故関西で出回らないのか不思議。

カルシウムが豊富だから子供にも妊婦にもいい。
又、老化防止や生殖機能を高めるのにも効くらしい。
次は刺身で食べよう。