友人と思う存分気儘に楽しんだ
一日
美術館を目的にバスを降りた。道すがら辺りの景色がスゴク新鮮に
感じ何時もは、車で一分位の所をサーッと素通りしていた見慣れた
通りがゆったりとした気分で歩いてみると、自分が旅人になったような
知らない街にふらっと立ち寄った見たいな、不思議な気分を発見し、
偶然にも、尤も、お手軽、安上がりの旅行気分を味わう。
七夕祭りも近く笹の葉に短冊や可愛い飾りが沢山下げられて立ててあった。
その昔、旧制の四高の学生が、ホウ歯の高下駄を履き黒のマントに破帽の
姿でこの校門の内外を闊歩していた姿を思い出してアンバランス?思わず
アレッ、ウフフッと笑みがこぼれたが、変われば変ったものだな~ぁ半世紀
以上前までは、重厚な雰囲気の通りだったのに、四高、旧県庁舎、向かい
側には旧市庁舎、横手に能楽堂もあり、旧制女学校と、兼六公園が通りの
正面にデ~ンと緑のお山、落ち着いた通りと同時に、子供だった私には
威厳を感じる通りだった事など不意に思い出しました。
金沢21世紀美術館へ ポーラ美術館
コレクションを期待を胸にして入る
正真正銘の本物を観るのは初めてでしたが、馴染み深い
ルノワール、モネ、マティス、ピカソの絵が手の届く処にあり、
サ~ァ観て頂戴と大手を広げて言っている様にも見え
静かに優しく手招きしているようにも感じ、吸い寄せられた
コーナーもありました。
ピカソの作品のお初にお目にかかった絵は、失礼ながら
門外漢の凡人には、皆目、何が何だか???
でも芸術は”爆発ダーッ〟だから、ド爆発している作品なのに
猫に小判、豚に真珠、でも友人と、勝手な想像をたくましくして
面白おかしく、ウーンと、唸ったりして楽しみました。
凡人に掛かっちゃ世界の巨匠も ”カタナシダヮ〟
休憩を兼ね外に出てお昼ご飯にしました。
コレがアタリッで気分は上々
次に、金沢市立中村記念美術館へ
こじんまりと落ち着ける美術館なので
私は大好きです
頂いたパンフです
館蔵絵画名品展
ー雪舟からシャガールまでー
一番ビックリしたのが、雪舟さんの”ショウキ図〟でした。
ご自身の落涙で鼠を足で書いた、子供の頃のお話は有名
小さく描くのがお得意なのかしら?
このショウキさんも葉書一枚程の小ささ
隣に並んで掛かっていた”円山応挙〟のお軸とは対照的
でした
その他、室町時代~桃山時代~江戸時代と各時代に
活躍された有名な画家のお作ばかり、心打たれました
マルク・シャガール
タップ~り堪能して、美味しいお抹茶とお菓子を頂き退出し
庭園内より続く美術の杜の坂を、木漏れ陽と流れ落ちる
滝のマイナスイオンを浴びながら登る。辺りを散策しながら
新発見、素敵なお休み処を偶然見つけ、館内を案内して頂き
其方でもお茶を頂き坂を登った後だけに一層美味しく感じた。
今日の一日は始めから終りまで満ち足りた
満足感大大。幸せ~ッと叫びたい位に