速攻野郎Gチーム!B2富山グラウジーズ応援ブログ

日本プロバスケリーグ・Bリーグの
富山グラウジーズと選手、志ある関係者を応援するブログです!

アウェイ専門ブースターが観た二勝目

2016-11-21 11:00:38 | バスケットボール
それまで開幕戦勝利からの13連敗。
意を決して望んだアウェイ横浜戦。
奇策・2022そのものは功を奏したが、
0以外のところを凌げず敗戦。

その夜、ヒルキが吠えた。
選手、スタッフ、ファンの甘さを指摘した。
内容に納得がいかない部分はあったけど、
これで火がつかないならどうしようもない、くらいの熱と覚悟。

ブースターのエネルギーの矛先は揃った気がした。

選手は、まだわからない。

20日。14連敗を背負い満身創痍のグラウジーズ。

試合会場に着くと、ナッシュ親子がシューティングをサポート。

こんな光景、グラだけじゃなく、初めて観た。
(どこかやってるのかもしれないが)
合間合間に選手に声をかけ、何かを指示するナッシュ父子。
その姿に、何かを変えようとする意思を感じた。

城宝・サムは明らかに手負いだ。
ここまで状態がよくないとは思わなかった。
ギリギリのところで踏ん張っている姿がつらい。

しかし決して悲壮感が漂っているわけではない。

バロンが意外と陽気に他の選手に声をかけていて驚いた。

雰囲気は悪くない。

試合開始。
水戸が縦横無尽に駆け回る。
アウェイ川崎や渋谷で見た自信なさげな表情はない。
もう大丈夫!と確信。

しかしとにかく審判の目のつけ所がひどい。
開始早々サムが3ファウル(テクニカル含む)を食らうが、
なにがなんだか全くわからなかった。

序盤でファウルトラブルといういきなりのピンチ。
バロンが決して強くはないインサイドで踏ん張りリバウンドを取る。
水戸バロンが確実に仕事をこなし、
宇都は暴れ放題。
嶋田もインサイドで体を張る。
あと1枚!カードが揃わない!

千両役者は波に乗れず・・・

2Qはガルシアがリバウンドを取りまくり、2Qだけで七つを記録。
ゴール下では白熱の鍔迫り合いを制しエリアに君臨。

点差をつめられるものの堪える。
3Qはシューター嶋田開眼。
きれいなフォームで連続得点。
そしてこのあたりから、城宝のディフェンスが機能し始め、
えげつない感を少しずつ見せ始める。
(わたしは城宝の魅力はえげつないディフェンスだと思っています)
4Qからは不安定ながらも全員ディフェンス・全員オフェンスが機能回復。
パスがよく回り始め、回りすぎて24秒とか。
それでも折れないグラウジーズ。
山崎のスリー外れカウンター→自らブロックとか、
今季のブロックオブザイヤー。

全員がとにかく一丸になっていた。
DNPだったヒルキはベンチを盛り立てブースターを煽り、
岡田は細かくアドバイスを行っていた。
とても連敗中のチームに見えないくらいの、まさにファミリー。

ラストチャンスに決めきれない城宝こそ気になるが同点でOTへ。

一進一退の攻防が続くが、少しずつ城宝が本来のプレーを見せ始め、
FTにやきもきしながらも勝利をもぎ取ることができた。

一部で批判があったベンチでのぼっち城宝。
合間合間でチームメイトとコミュニケーションをとってはいたものの、
確かに気にはなった。

しかし、タイムアップのあと、インタビューのために待機していたのか、
ベンチに座っていた城宝。
ずっと(たぶん)スコアシートを見つめていた。
そして夫人と目が合うと、やっと緊張が解けたのか、笑顔を浮かべた。
スター選手の立場になったことないけど、
彼はゲームの最中も、独りで自らと戦わなければならなかったのかなあと感じた。
環境の変化、ケガ、不調・・・
試合開始前から表情は硬かった。
試合が終わってもなお、戦ってたような気がする。

城宝が不敵に笑いながらプレイ出来れば、次の勝利はすぐそこだと思う。

とにかく二勝目。
しかも全員でつかんだ劇的勝利。
盛り上がる状況は整った。
次に観られる千葉戦までに、どう改善していくかが楽しみである。


しかし1勝でこうも空気が変わるとは、
久しぶりに味わった感覚である。

ここから勝っていこう。
(健介の動向とヴァイニーの回復具合は気になる)






暴力行為

2016-11-02 10:21:55 | バスケットボール
有名無実化しているとはいえ、
バスケって確か「身体接触のないスポーツ」を謳っていた記憶があります。
そして、それを言うまでもなく、スポーツの試合中、いや、それに関わる全ての事象において、暴力行為などもってのほかです。

先日の新潟富山戦で、ダバンテ・ガードナー選手が、マークマンの嶋田選手の顔を殴打するシーンがありました。
アンスポはもちろんその場で取られましたが、
ボールの絡んだプレイの中でもなければ、マークを外す動きの中でもない、
その場面を見るに全く必要の無い動きでした。
リバウンド争いやポジション争いの結果(手が当たっただけと言い訳したい感じにやる)殴打は何度か見たことがありますが、
こういうケースは初めて見ました。

「それまでゴール下で小競り合いがあり、富山が先にアンスポを取られたから、それが原因かも知れない」
などという意見がありましたが、

原因があろうがなかろうが、暴力行為はあってはならない。
たとえそれまでの試合の流れで不穏な空気があったのなら、
それをどうにかするのは審判の役目であり、
原因を斟酌して同情するなんてことは、暴力行為の容認に他ならないので認められない。

たったワンプレーでヒーローになることもありますが、
しかしたった一つの行動で全てを失う可能性だってあります。
ダバンテ選手には反省して頂きたいと思います。
オールスター級のプレイヤーなら尚更です。


上記とは別に・・・
人の頭部、特に顔は、殴れば簡単に重要な機能を喪失させ、
場合によっては死に至らしめる可能性がある場所です。
屈強な大男がやれば尚更です。
人体の構造をちょっとかじっただけで分かることです。
殴った側も、指や手の骨などは細かく、簡単に骨折してしまうリスクがあります。
そして得られるのはファウルのコール、場合によっては追加処分のおまけのみ。
ハイリスク・ノーリターンですね。

バスケットボールプレイヤーの手は、
華麗なドリブルや美しいシュートで
観客を(当然現地以外の観客も)楽しませるために、
大事にしていただきたいと思います。