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ぽちぽち行こう

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河合隼雄氏を悼む

2007-07-28 17:07:28 | ネタ
こんばんは。暑いですねー。
今日は今までで一番本格的に暑くて、家中逃げ場がないくらい暑くて、
絵を描くなり、他の用事をするなりしよう!と思っていた気力が萎えて
昼から何をするともなく、だり~としてました。
甘えるのは今日くらいにして、明日からはもうちょっと動かなきゃ。
なんだかもったいないよ~

クラトスさんビール飲んじゃったから暑いんですよう~

さて、昨日の預言(スコア)にかきましたが、
今日はゲド戦記繋がりで河合隼雄さんの事を書きます。

先日心理学者であり、文化庁長官も勤めた河合隼雄さんが亡くなられました。
氏はユング派の心理学者、カウンセラーででありましたが、
解かりやすく素人向けに
ユングの心理学による心の成り立ちの解釈、日本人の心理、人の成長の心理
民話や夢と深層心理の関連付けなど多くの著作を残しております。
また、先ほど述べた民話や仏教などの理解とともに、
マンガなど現代の文化にも理解があったようで、武宮惠子(テラへ…の作者)との対談を読んだことがあります。

私も新書や文庫で読んで、ほぉ~と感心しつつ
心理学の基礎の基礎みたいなのをかじらせてもらいました。

前回の日記で書いた友人から聞いた「又聞き話」ですが、
ゲド戦記の関連で書店で無料配布しているフリーペーパー「ゲドを読む」で
河合隼雄と宮崎吾朗の対談がついていて、その聞きかじった分では…

主人公が父にとった行動について、
河合「人は大人になるに当たって、何らかの形で親と対決し、乗り越えねばならない
それが表わされていて、素晴らしい」
宮崎「いやー、親って言うのはなにかとやかましいものですからね」
みたいな内容が載っていて、友人は微妙にかみ合ってないので、笑ったそうである。

私は河合氏の本を読んでいたからか、河合氏と同じ解釈をしていて、
ああ、河合さんも同じように読み取っていたんだと
友人の話を聞いて少しうれしくなりました。
また映画ゲド戦記には主人公に付きまとう影という存在があり、河合氏の著作に合う部分があるかもしれない、と思いました。

今と昔とひっくるめて、柔らかく
日本人の心と文化を
認め、慈しんでいた氏がいなくなられたことに、
ファンとして寂しい思いを禁じえません。

もし興味のある方は河合隼雄氏の著作を読んでみてくださいませ。
「影の現象学」 (講談社学術文庫)
「昔話の深層―ユング心理学とグリム童話 」(講談社プラスアルファ文庫)

自分を見直す機会になったり、マンガや創作のネタになったりする部分もあるかもしれません。
今日は方向違いなつぶやき、失礼しました~

では拍手返信です。
まろさま<
快いお返事有難うございました。
それでは今から作業してUPさせていただきますね。
ふふ、お宝自慢じぁあ~♪