今から10年後、15年後の自分を想像してみてほしい。現在アラフォーの読者なら、どう足掻いてみても、その頃には立派な“オヤジ”。肉体はどんどん衰え、ますますモテなくなっていく。頼みの綱の妻ともセックスレス状態。今回、50代後半の男性100人にアンケートを取ったところ「1年以上セックスしていない」と回答した人が38人。オヤジ雑誌は「死ぬまでセックス」と煽るが、50代にしてすでに3分の1がドロップアウトだ。
セックスだけの問題ではない。体力の衰えがトリガーになって、鬱病が急増するのが50代。会社人生の残りは消化試合、かといってプライベートが充実しているわけでもない「枯れた」オヤジほど精神的にも追い込まれやすいのは言うまでもないだろう。
とはいえ、世の中には50歳を過ぎてもまったく現役感を失わないオヤジたちが存在する。彼らは必ずしも石田純一的な「モテオヤジ」ではない。ただ、生き方が凡百のオヤジたちとは異なるだけだ。
「オヤジには、オヤジならではの人生の楽しみ方がある。女との付き合い方も、年齢に合わせてシフトすればいいだけ。若い頃と同じやり方が通用しないからといって絶望するのはバカげている!」と力説するのは、コラムニストの木村和久氏。「オヤ充」なる言葉の提唱者、その人である
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