公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

これからのこと・・・・

2008-03-20 | くもん教室の経理
まず・・・・
他人の子の為に身銭を切って奉仕してこられたことは、本当にすごいな、と思います。
そういう人がいなければ、世の中良くはなっていかないかもしれません。

で、研究会でも局長はじめ口をそろえて二言目には
子ども達のために・・・・・と言うわけです。
『やめたい・・・・』と相談すれば
「いま、先生が子ども達を見放したら・・・・・・」とか
「地域の子ども達のために・・・・・」とか
「これまで会費を納めてきてもらっている責任・・・・」とか
「後任が決まるまでは・・・・」とか。

オイオイ、ちょっと待てよ・・・・
子ども達のために・・・・研究会は赤字運営してるの?

局員は、奥さんに働かせて時給500円程度の収入で、交通費も自分もちで
世の為他人の為、担当教室を駆けずり回っているとか?

まさかね。
なのに、教室経営に四苦八苦の指導者達には
子ども達のために・・・・・とか言うわけよね。
逆に言うと、そういう奉仕活動が可能な人たちを指導者にしたいわけ。
そして、自分達の生活のために
せっせとロイヤルティを貢いで貰いたいと言うのが本音では?

現在私も、
家計が苦しいけれど、わが子の為にとなけなしのパート賃金をはたいて
子どもを通わせている家庭には、算数単科でも国語もサービスしたり、
シングルマザーでがんばっている人には
お仕事が終るまでこどもを教室で預かったりなんて、できるサポートはしています。
あくまで、《自分にできること》の範囲以内で。


世の中に、学習塾はたくさんあります。
それよりもなによりも、子ども達にはオヤも学校もあるでしょう?
他人の貴女が背負い込まなくてもいいのでは?

ひとりの人間に、できることには限りがあり
やりたいことをやる為には、経済的なバックが必須です。
それこそ、宝くじでも当たって、
「使ってもいいお金」「使い果たしてもいい時間」というのが豊富にあればともかく、
子ども達のために・・・・なんて甘い言葉に載せられて無理はしないほうがいいと、私は思います。
そうした無理は、あとで祟りますから。

自宅教室で教室用フロアがおありのようですから
多大な奉仕精神がある後任の人が見つかればそちらへ渡して家賃をもらえばいいし
なんなら研究会直営教室にして家賃もらったら?
子ども達の為・・・・なら当然じゃないですか?

どちらも無理、と言うことであれば
保護者の方へ事情をご説明して、〈赤字経営であることなど〉
さっさと手を引くことがお勧めです。


それから。
おたよりの最後に、私が言う〈局長〉は○○さんでは?とありましたが
○○さんではないのですけれど
教育研究会にお勤めの社員である局長は
所詮サラリーマンですから大同小異ってことですね。

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