公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

うれしい!!

2008-03-07 | 現在の教室運営
普段どおりに教室へ行ったら
アシスタントが「先生、お客様です」
なあに?と教室の隅へいくと
幼児コーナーから起き上がってきたのは、元生徒。
『おひさしぶりです・・・・』
「あら、どうしたの・・・・」
『ほら・・・・』と指差したのは大学の≪合格袋≫
宮城教育大学へ現役合格で、合格発表を見に行ったその足で
教室へ来てくれたのでした。

小学校一年の時からの生徒で、高校受験では第一志望の二高に落ちて
私も胸の痛む思いをしました。
高校生になってからも二年の終わりまでうちの教室に通ってきていたのですが
自宅が遠く、通学時間のロスがもったいないので
学校近くの予備校へ行くことを薦めてお別れをしたのです。
「合格の知らせを待ってるから・・・」と。

それから一年。

うちの教室では、大学生のアルバイト募集に悩んでいたところでした。
国立大学の法人化に伴い、
バイトの募集がこれまでのように学校にFAXすればOKというわけには行かなくなり
現在のバイト生が
学校のカリキュラムの変更でこれまでと同じ時間帯には来れなくなりそう・・・・
ということで、どうしようかと
一般採点パートの募集と同じチラシで学生募集の手配をしたばかりでした。
そして、折込予定の一週間前に、この子が・・・・
即。
「今日から、バイト、頼むから」
『いいですよ・・・・』

≪こどもは育てておくものだ≫としみじみ思いました。

例年、元生徒が何人も国立大学へ進学しているのですが
自立心をたたきこんでしまったせいか、
県外の大学へ進学する子ばかりで・・・・
この子は、家庭の事情で県外には出られなかったのでもあるのですが。

小学校の先生になりたいそうです。

困っている時には、ちゃんと必要な人物が現れる・・・・
なんてラッキーなんでしょ・・・・
だけど勿論、運なんてものではないのですけれどね。

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