『そこのみにて光輝く』は僕にとって呼吸というか、分身というか、血液というか。
ここまで自分の主観も客観もどちらも持って愛せる作品に出逢ったのは初めてです。
『そこのみにて光輝く』という作品に僕は自分を捧げたのだと思います。
~綾野剛~
『そこのみにて光輝く』パネル展 監督・キャストのコメントより
『そこのみにて光輝く』は僕にとって呼吸というか、分身というか、血液というか。
ここまで自分の主観も客観もどちらも持って愛せる作品に出逢ったのは初めてです。
『そこのみにて光輝く』という作品に僕は自分を捧げたのだと思います。
~綾野剛~
『そこのみにて光輝く』パネル展 監督・キャストのコメントより
「21歳お誕生日おめでとう。21歳という歳は一年間だけです。
21歳だから出来る、全てを楽しむ事を忘れず、突っ走って下さい。
昨年は初共演出来て、大変刺激を頂きました。
21の歳も、新たな形でお互いの→刺激をぶつけていきましょう。
改めて、各関係者、スタッフに感謝を。
近々祝盃な。体調を整えておく様に。 役者(共犯者)綾野剛より」
(「S」撮影現場より)
※菅田将暉 1993年2月21日生
・・・・・実はここ最近DVの気配が漂う役なんですね。
そんなイメージがあるのかな?と思ってた矢先の撮影だったんで、改めて
男性が女性に抱く感情について考えました。
他にもいろんな発見があって、僕はこんな風に着物での役を演じてみたいんだ、
と気づいたりして、とても面白かった。
そんなふうに演者だからこそ自分の内面を覗くし、いやでも己と向き合わなくては
ならなくて、でも、だからこそ、気づいたこともある。それを最後に届けたいと思います。
誰よりも自分に気を使って生きてください。相手ではなく自分に優しく。
だからこそ相手に、優しくなれると思うから。
(2010年11月「Otome」)
「がんばらずにがんばろうね」。
これは工に対しても、自分に対しても言いたい。
いろんなことがらあるだろうし、がんばらなきゃいけないけど、でも、
「がんばらずにがんばろう」って言い方が、今いちばんしっくりきます。
「ヒーローヴィジョンVol.33」
ー我想う、ゆえに我ありー
最近一人でいるとき、うまく集中できる時間を養えないんですよね。
人って一人でいると「一人だ」とは思わないですよね? 人といるときの方
が"一人"を感じません? たとえば、スクランブル交差点に立っているとき
まわりにものすごい数の人はいるんだけど、"一人" じゃないですか?
それと同じ感覚で、まわりに人がいるときの方がかえって自分に集中できたり
する。でも一人で部屋などにいると、ついテレビに気をとられたり音楽を聴いて
しまったりして、「あれ、俺は何をしようとしてたんだっけ?」ということになる。
テレビを見たり音楽を聴いたりもそれなりに集中してるんだけど、本来やろうと
思ってたことには繋がっていかない行為だから、その集中には意味がない。
そう思うと、一人の時間ってすごい力で"集中"を持っていかれる暴力性が
あるなと思うんですよね。だから、何とか一人でも集中できる時間を養える
ようにならないかな、と考えているんです。今はそれが課題ですね。
ViVi4月号(2013)
(2日の記事の続き)
一見クールに見えるが、一旦話し始めると言葉がよどみなく流れでる。撮影中も常に
スタッフに気を配り、静かな雰囲気の裏に秘めた、人としての温かみが感じられる。
Q.時間が空いたら何をやりたいか
「その時に会いたいと思ってる人に会いに行きます。一日の休みだったら東京の友人。
(地方ロケでお世話になって、それ以来会ってない人がたくさん居るから)
一週間あれば、前に撮影をした函館や淡路島へ行って、誰かに会います。
一ヶ月あったら、10都道府県くらい回ります。結局、人ですからね、人生は」
Q.『そこのみにて光輝く』について
「R15指定の映画です。僕は、自分の判断のせいで部下を死なせてしまい、仕事が
手につかなくなり、飲んだくれて毎日パチンコばかりやっているような男の役柄です。
非常に激しい性描写のシーンもある映画です。是非、体調を整えたうえで観ていただいた
ほうがいいですね。観終わって無言になるタイプの映画というのでしょうか.....。
作り手側がお客さんを選んでるような映画なので、マイノリティという枠で捉えられてしまう
かもしれませんが、やはりこういう作品は必要だと僕は思います。こういう作品が何かの
きっかけでマジョリティの目にもとまり、サブカルチャーとカルチャーが曖昧になる状態に
なっていくことが、本来あるべき姿だと僕はずっと思っています」
やはり出演した作品の話をする時が一番、饒舌になり目が光る。根っからの役者なのだ。
本物の演技ができる本格派俳優として、これからますます輝きを増していくことは
間違いないだろう。 (私もそう思います!)
「ベストドレッサー・スタイルブック2013」より
3日発売の「ベストドレッサー・スタイルブック」。既に店頭に並んでたのでお持ち帰り。
中のインタビューがよかった。今回の服は(澤田石和寛さんだったけど)、個人的には
あまり似合ってると思わなかった。滅多にハズレと思ったことはないのに、ちょっと残念。
それとも、ベストドレッサーだけに期待し過ぎたのかな?
Q.受賞の感想
「光栄です。なかなか自分のことを客観的に見る機会はないですから、こういうひとつの
評価をいただいたことは、本当に光栄です」
Q.ふだんの服選び
「服は生地で選びます。あとは裁断。もちろんデザインも大事なんですけど、僕の判断基準は
まず生地と裁断ですね。そこにデザイナーの思想がすごく出ると思います。買い物に行っても
並んでいる洋服をぱっと触って、この生地はいいなと思うと 『これの黒ありますか?』と、試着
せず買います。洋服との関係性ってそれくらいラフなのがちょうどいいような気もするんです」
2003年俳優デビュー。音楽活動をしたり、CDジャケットや衣装のデザインをしたりと、その
マルチな才能にも注目が集まる。だが、本業はあくまで俳優。以前にあるインタビューでは、
綾野剛という素の個人として評価されるより、「作品で評価されたい」「役名で呼ばれたい」と
言いきった。俳優として、素の自分を見られるのを避けたいという気持ちを持っているかのように見える。
「そのとおりです。できれば取材、番宣は極力、控えたほうがいいと思うことがあります。
うまく言えないですけど、”綾野剛”という人はあくまで裏方で、役が主役なので。
綾野剛という個人の存在は、枷みたいなもの。今やそれも通り越して、必要ないと思ってます」
「ベストドレッサー・スタイルブック2013」より (つづく)
補足:「枷とは」(コトバク)
5 俳優が自分の演技を効果的にするために使う人や物。
「懐より財布を引き出し、これを―に立ち回り」〈伎・小袖曽我〉
(たくさん意味があってよくわからないけど、多分この意味で使ってるのだと思う)
(Q.理想の奥さんは?)
黒崎裕のような女性。
裕みたいなタイプが奥さんだったら、男は正直楽だと思う(笑)。
かいがいしく家事をしてくれたり、余計なことは聞かなかったり。
「クレオパトラな女たち」より [2012]
私も裕くんのような奥さんが欲しいー!!(笑)
・演じている時が、いちばん生きてる実感がある。
苦しいこともつらいことも含めて、この仕事を愛してるんです。
・自分なりに努力はしたけれど、それをスタッフの皆さんが上手に
切り取ってくれただけ。僕一人の力なんてたかが知れてますから。
・ワンカット撮るたびに「今ので本当によかったのか」って頭を抱えるし、
自分を追いつめてるから苦しいし、きっついし。でも、それも含めて
全部愛することができるくらい、この仕事が好きなんです。
・人を介して自分を知っていくほうが新しいし、豊かだし、可能性に
満ち溢れている。だから恐れず人と接したい。
・(恋愛で得た教訓として)ただひとつ学習したことは、ある恋愛の経験は
次の恋愛にはあまり通用しないということ。
新しく始まった恋愛は、毎回1から始めるしかないと思う。
(Q.素敵だと思う女性について)
・女性であることを濫用できる人がいい。色気をふりまくって意味じゃないです。
女性はもっと主張していいし、美しさも前面に出してほしい。
自分が女性であることに自負がある人は素敵です。
(Q.カッコイイと思う男性像は?)
・顔のシワが豊かで、年輪を感じる人。それでいてどうしようもなく
バカなところがある人。既成概念にとらわれないってことです。
そういう人は大胆にもなれるし、年齢に関係なく可能性も無限だし。
そんなふうに年を重ねられるように、力を抜いていたい。
常に頭を柔らかくしておきたいと思います。
(BAILA 2012年8月号より)