3日発売の「ベストドレッサー・スタイルブック」。既に店頭に並んでたのでお持ち帰り。
中のインタビューがよかった。今回の服は(澤田石和寛さんだったけど)、個人的には
あまり似合ってると思わなかった。滅多にハズレと思ったことはないのに、ちょっと残念。
それとも、ベストドレッサーだけに期待し過ぎたのかな?
Q.受賞の感想
「光栄です。なかなか自分のことを客観的に見る機会はないですから、こういうひとつの
評価をいただいたことは、本当に光栄です」
Q.ふだんの服選び
「服は生地で選びます。あとは裁断。もちろんデザインも大事なんですけど、僕の判断基準は
まず生地と裁断ですね。そこにデザイナーの思想がすごく出ると思います。買い物に行っても
並んでいる洋服をぱっと触って、この生地はいいなと思うと 『これの黒ありますか?』と、試着
せず買います。洋服との関係性ってそれくらいラフなのがちょうどいいような気もするんです」
2003年俳優デビュー。音楽活動をしたり、CDジャケットや衣装のデザインをしたりと、その
マルチな才能にも注目が集まる。だが、本業はあくまで俳優。以前にあるインタビューでは、
綾野剛という素の個人として評価されるより、「作品で評価されたい」「役名で呼ばれたい」と
言いきった。俳優として、素の自分を見られるのを避けたいという気持ちを持っているかのように見える。
「そのとおりです。できれば取材、番宣は極力、控えたほうがいいと思うことがあります。
うまく言えないですけど、”綾野剛”という人はあくまで裏方で、役が主役なので。
綾野剛という個人の存在は、枷みたいなもの。今やそれも通り越して、必要ないと思ってます」
「ベストドレッサー・スタイルブック2013」より (つづく)
補足:「枷とは」(コトバク)
5 俳優が自分の演技を効果的にするために使う人や物。
「懐より財布を引き出し、これを―に立ち回り」〈伎・小袖曽我〉
(たくさん意味があってよくわからないけど、多分この意味で使ってるのだと思う)