べるふぃの相馬眼研究所

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馬の知識、学べます

馬の見方2 ~背と腰5~

2016-02-14 21:52:53 | 馬の見方

 

~背腰の形 1-1~

背腰の形は上線の長さ、形、幅などを総合して、長、短、広、狭、強、弱などという言葉を用いて表現しています。

背腰の形の特徴は、横から見たときの上線の方向、湾曲の程度などを見て分類します。

 

背から腰の上線がおよそ一直線をなし、ほぼ水平に見えるものを直背といいます。

一直線をなしてはいるが、腰から背に向かって前下方に背腰の線が傾斜しているものを斜背といいます。

直背や程度の軽い斜背はともに背腰が強いという印象を与えるので良形といえます。

 

そして、直背は背から腰への移りもほぼ水平になっているから、き甲が尻の頂点よりも高くて、一般には前高馬になり、長距離タイプの馬として好まれます。

斜背も背腰の好ましい形とされていますが、体高は尻高と等しいか、尻の方がき甲より高い後高馬となり、短距離スピード型の馬としてこういう馬を好む人も多いです。

 

背から腰に向かって上線が一直線をなし、腰が短く、尻への移りが滑らかなものを良形としますが、腰の部分が陥没して尻に移るところに段がついているものは腰接不良として嫌われます。

腰はあくまでも短く、幅があって移行が滑らかなものが、連接、カプリングが強固な腰として好まれます。長すぎる腰や幅が著しく狭い腰は、カプリングが長すぎる「あしなが蜂の腰のようだ」といって外国では失格とされています。

背筋のきれいな馬というのは直背または斜背で、腰から尻への移りの滑らかな馬を言います。



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