馬体を見てもわからない、血統って意味あんのかコラ?って方にいろんな国々で研究されたデータをまとめてみました。参考程度にどうぞ
- 遺伝の影響は33%、残りの66%は母体内での影響と生まれてからの環境に左右される。
- 両親からの遺伝の割合は母親から6割、父親から4割で受け継ぐ。
- 優秀な競走馬は母が6~12歳で1~5番目に産まれる産駒に多い。
- セリの時期の1歳馬は背が高ければ高いほどよく、体重は重すぎず軽すぎずがちょうどいい。
- AEIは体重が軽い産駒のみ、特に重要。
「1は競走能力自体は遺伝が3割、残りの6割強は牧場の生活環境に影響するとのことなので、できるだけ重賞勝ち馬を輩出している牧場を選ぶこと、それだけ育成環境が整っていると言う指標になる為。」
「2は↑で書いた遺伝の影響が3割の中身で、母親が6割を占めているため母親自身の競走成績がいい馬もしくは産駒に活躍馬が多い母親を選ぶこと。」
「3は米国、英国、日本でばらけるのですが、平均を取ると↑の感じに収まります。
ちなみに、米国では6~9歳で出生順位は早い方が良い。
英国は7~11歳で特に9歳で4番目に産まれた産駒が最も優秀だそうです。
日本は6~12歳で最も競走能力が高かったのは10~12歳に産まれた産駒です。
出生順位は1~5番目が特に優秀だそうです。
日本でクラシックを勝つ馬が多いのは6歳の母親から1~2番目に産まれた産駒です。」
「4の背の高さに関しては米国の結果ですが、賞金1億円越えの馬は当歳馬を含め特に高い傾向にあるようです。
1歳9月辺りで156cm以上あれば理想ですかね。体重は470kg~480kg前後が理想です。」
「5は体重が軽い馬でもAEI(アーニング・インデックス)が高い種牡馬に活躍する馬が多いそうです。
それでも450kg以上は必要ですかね。」
それでは、まとめます。
・コンスタントに重賞勝ち馬を輩出している牧場。
・母親の競走成績が優秀または産駒に活躍馬が多いこと。
・母親が6~12歳で1~5番目に産まれた産駒(クラシックは6歳に産まれた1~2番目の産駒)
・1歳のセリの時期に体高156cm以上で体重が470kg~480kg辺りの産駒(当歳馬は特に体高が高い産駒)
・450kg程度でも父親のAEI(アーニング・インデックス)が高い産駒※体高の高さは必須です。
AEIランキング 2015/7/31現在
1位ディープインパクト
2位キングカメハメハ
3位ハーツクライ
4位ステイゴールド
5位ダイワメジャー
6位マンハッタンカフェ