津久井グローリークラブ ~ Tsukui Glory Club ~

津久井高等学校ボート部OB会 ”がんばれ 日本!”

世界ジュニアボート選手権・ブルガリア大会(その6)

2012-08-14 07:19:08 | ボート
【世界ジュニアボート選手権ブルガリア大会】(その6)

いよいよ世界ジュニアボート選手権inブルガリアが開幕です。
全日本選手は、とても元気です。各国の選手も入ってきてます。
今回は、シニアも一緒とのこと、シニア・エイトもレーン練習とのことです。
日本の皆さん、応援よろしくお願いします。


*** 全日本ジュニアコーチ 菅原 裕 (津久井高校) リポート ***

2012/8/13
2012 世界ジュニア選手権(プロヴティフ・ブルガリア)リポート    No6
 
プロヴティフ6 日目。今日は朝から快晴でした。ただし気温が急に下がりました。
ホテルのレストランではウエイトレスがカーディガンを羽織るほどです。
日中は気温が上がりましたが暑さは厳しくはありません。心地よい風を感じます。コースコンディションはやや風がありました。
乗艇トレーニング3日目。艇のセッティングはほぼ完了。JM4x、JM1x、JW4x、JW1xともスムーズに動いています。
トレーニング内容はUT漕に加え、スタート練習、インターバル、そしてスタート付500m漕を行いました。
そして今日はプラクティススタートです。
各クルーとも実際にウォーターマンが艇を押さえた状態から本番と同じタイミングでスタート練習を行いました。
少々力みが感じられましたが艇は良く滑り、良い飛び出しが見られました。


コースは昨日同様に各国のクルーで一杯です。今日はイタリアも、イギリスも、姿を見せました。
今回はシニア大会も併催なので、エントリークルー数が多いです。
そしてやはり、コースを滑るように走る各国8+の姿は迫力があります。
 

<本日のトレーニングメニュー>

午前9:30  乗艇トレーニング
コース2周 8㎞UT漕 SR22
15本オン/10本オフ×3セット
スタート練習
スタート付250m×1(プラクティス・スタート)

午後4:30  乗艇トレーニング
コース2周 8㎞UT漕 SR22
15本オン/10本オフ×3セット
スタート練習
スタート付500m×1

実際にステッキに艇を着けて、ブザー音でスタートを切るプラクティススタートでは、緊張感からか「力み」が感じられました。
大林コーチから「今日のテーマはリラックスだよ!」と指摘がありました。
また、午後のトレーニング終了後、艇計量を実施し、JM4x52.7㎏、JW1x14.5㎏、JW4x52.4㎏とクリア。
予選レースまで残すところあと1日です。選手の調子は良いです。



コーチから指示を受ける男子クオードクルー


大林コーチから指示を受ける全日本ジュニアクルー


コースは各国クルーで一杯!、 シニアエイトも出艇準備・・・

世界ジィニアボート選手権・ブルガリア大会(その5)

2012-08-13 08:24:02 | ボート
【世界ジィニアボート選手権・ブルガリア大会】(その5)

5日目に入り、各国から選手団が集まり、レーン練習も盛んになってます。
全日本ジュニア選手団は元気いっぱい頑張ってます。


*** 全日本ジィニアコーチ 菅原 裕 (津久井高校) リポート ***

2012/8/12
2012 世界ジュニア選手権(プロヴティフ・ブルガリア)リポート    No5
 
プロヴティフ5 日目。今日の午前中は昨夜からの雨が残りましたが、午後からは強い日差しが戻りました。良いコンディションでした。
乗艇トレーニング2日目。昨日のリギングを更に微調整して、クルー一人ひとりがストレスなく漕ぐことができるようにしました。
トレーニング内容もUT漕に加え、スタート練習、強度の高いインターバル、そしてスタート付250m漕と、どんどんレースペースに近づけています。
コースは各国のクルーで一杯です。アメリカが、ドイツが、フランスが、中国が、韓国が、そして地元ブルガリアが力強いストロークで艇をぐいぐい動かします。
そんな中Japanクルーも小気味よいテンポで艇を快適に滑らせています。


ホテルで摂っていたランチは、コースのレストランで頂けるようになりました。
メニューはチキン・ポーク・野菜・ヨーグルト・スープ・果物・サラダ・チーズ・ハム・パン・ライスと豊富です。
選手にとっては野菜をたっぷり食べられるのが良いと思います。ヨーグルトは本当に美味しいです。


今日、IDカードが発行されました。
IDを首にかけた選手一人ひとりは、少しばかりの緊張感を持ちながらもうれしい表情をしていました。


<本日のトレーニングメニュー>

午前9:30  乗艇トレーニング
コース3周 12㎞UT漕 SR22
30本オン/10本オフ×6セット
スタート練習
スタート付250m×1

午後4:30  乗艇トレーニング
・コース2周 8㎞UT漕 SR22
 テクニカル・腕漕ぎドリル・ぶら下がりドリル
スタート練習
スタート付250m×1


快漕する全日本ジュニアクルー


安定した艇の滑りを見せる男子Jrクオードクルー、奥には男子シングル福井選手(洲本実業)が頑張ってます。

世界ジュニアボート選手権・ブルガリア大会(その2~4)

2012-08-12 09:17:42 | ボート
【世界ジュニアボート選手権・ブルガリア大会】(その2~4)

ブルガリアも暑いようですが、選手は元気、食事もおいしいとのことです。
全国の皆さん、全日本ジュニアへの応援よろしくお願いします。


*** 全日本ジュニアコーチ 菅原 裕 (津久井高校) リポート ***
~ 本日、全日本艇が届き、全日本クルーが乗艇にて練習開始 ~


2012/8/11
2012 世界ジュニア選手権(プロヴティフ・ブルガリア)リポート    No4


プロヴティフ4 日目。今日は朝から雨。明け方の落雷には本当に驚きました。
日中強く降る時間帯もありましたが、午後からはまた強い日差しが戻りました。
届きました。ついに待ちに待った艇が届きました。ちょうど選手たちがランチを頂いている時刻でした。
業者の運ぶ巨大なコンテナがレース会場へ到着。大林コーチを始めとして全スタッフで対応。効率良く全アイテムを運び出しました。
汗だくになりながらの作業でしたが、チームマネージャーの崎山さん、桑野造船の今次さんの笑顔を見ているとこちらも元気を頂き、
これからのレースは本気で勝負しなければならない、そのように思うようになりました。
さあ、皆さん。いよいよ始まりです。


午後から岸を蹴り出した2012 JapanU19のクルーたちは、まさに「水を得た魚」のように水上を高速で進みました。
全クルーとも絶好調です。やります。

本日のトレーニングメニュー
午前9:00~ 会場のエルゴルームで
30分間UT漕

午後4:30~ 今大会初の乗艇練習~大丈夫だ。艇速は十分だ。日毎に良なります。
・コース3周 12㎞ UT漕
 テクニカル・腕漕ぎドリル・ぶら下がりドリル・スタ練を含む。


なお、本日は12:00から4:00まで、全スタッフ総動員で、艇のリギング作業およびブレードへの「日の丸」を張り付ける作業を行いました。
お陰様で本当に助かりました。紙面をお借りして、御礼の言葉を申し合上げます。
大変、ありがとうございました。(津久井 菅原 裕 )



日の丸のブレードで快漕する全日本ジュニア男子クルー (ブルガリアにて)


少しはブルガリア散策にてリラックス


スタジアムでトレーニングの選手団

世界ジュニアボート選手権・ブルガリア大会(その1)

2012-08-09 19:22:23 | ボート
【世界ジュニアボート選手権】(ブルガリア大会)その1

*** 日本代表ジュニアコーチ 菅原 裕 (津久井高校) リポート ***

2012/8/8
2012 世界ジュニア選手権(プロヴティフ・ブルガリア)リポート    No1
 
2012年8月7日(火)午前8時30分、成田のホテルを出発。
幸運にもロンドンオリンピックから帰国した男子軽量級ダブルスカルの武田大作選手が日本選手団の応援に駆け付けてくれた。
ジュニア選手たちは並んで写真を撮ってもらったり、握手をしてもらったりして良い記念となった。
出発に際し武田大作選手から「とにかく、全力で!」と力強いメッセージを頂いた。
オーストリア航空便でウィーン経由ブルガリアの首都ソフィアへ。そこからバス移動で大会会場であるブルガリア第二の都市、プロヴティフに到着した。
天気は快晴。暑い。
現地到着時刻は午後11時10分であったが、時差の計算をすると、日本からは約21時間の長旅となった。
明日の予定を確認して早々に休んだ。
今回の大会はオリンピックイヤーであるため、シニアの世界選手権大会と併催となった。
日本選手団はシニア・ジュニアを合計すると選手、スタッフで総勢43名の大所帯となった。
 
そして今日である。午前6時起床。7時朝食。当然ながら時差ボケ感がある。
宿舎はプロヴティブ市の中心から東側にある新しい施設で「ホテル アクアランド」。
名の通り、大きなプールを併設しておりウォータースライダーなど沢山のアトラクションを兼ね備えたレジャーランドといった感じである。
サマーヴァケーション中であり、親子連れや若いカップルが沢山訪れていた。
朝食後、午前9時。ジャパンのチャーターバスにシニア・ジュニアの選手団が乗込み会場へ向けて出発。
暑い。とにかく暑い。湿度が15~16%と低いのでまだ良かったが、寒暖計は日中から夕方にかけて36~38℃をさした。
ジリジリと暑かった。風も比較的に強かった。
 
2012年チームジュニアジャパンは選手・スタッフ・使用艇まで全部含め「made in japan」で世界大会にチャレンジしようという
大きなスローガンを掲げて準備を進めてきた。特に艇に関しては過去外国艇をリースして大会に臨むというのが主流だったが、
今年は是非とも日本製の艇で勝負したいという事で、桑野造船さんの全面的なバックアップ体制を得て今大会に臨む。
大会使用艇は国内よりコンテナでブルガリアまでの輸送中という事で未だ到着して居ない。到着は明日の予定。
従って今日は午前、午後とも軽いトレーニングとなった。


8月8日(水)
午前の練習内容
午前10時 コース周辺の散策~ウォーキングおよびストレッチング
・ランニング5㎞~コース1周
・ストレッチングおよび整理体操

午後の練習
午後1時30分 ホテル内のプールで水泳~60分程度
午後5時30分 コース隣りの陸上競技場でトレーニング
・ジョギングのあとストレッチング
・400m×2 肩・首のストレッチ、スキップ、サイドステップ、10秒ダッシュを含む
・ラダーステップ~7種目
・クロスステップ
・10mダッシュ~スタートバリエーション6種目
・3人鬼ごっこ
・パートナーストレッチ

9名の選手にロンドンオリンピックから榊原春奈選手が合流して、男子5名、女子5名、2012年世界ジュニア選手権大会出場選手、総勢10名がそろった。
明日の艇到着を待ってリギング作業、乗艇トレーニングとより実践的に進めて行きたい。
またジュニアは今回シニアとの初合同遠征である。ジュニアからシニアへの一環指導を考えたとき非常に有効な機会と捉えることができる。
この合宿中で二つのカテゴリーの選手たちが積極的に情報交換を行えるようになってほしい。



ロンドンオリンピック 武田選手を囲んでの世界ジュニア日本選手団
~ 搭乗手続き中の成田空港ロビーにて ~


ブルガリア レース会場


競技場でトレーニングに励む全日本クルー


世界ジュニアボート日本代表最終合宿(ブルガリアへ向けて)

2012-08-06 12:17:00 | ボート
【世界ジュニアボート日本代表最終合宿】(ブルガリアへ向けて)

*** 国内合宿・応援ありがとう! 世界ジュニア出場日本選手団 ***
 ~ 世界の頂点へに向け、いざ開催地 ブルガリアへ ~


<全日本ジュニアコーチ 菅原 裕 (津久井高校) リポート >

2012 世界ジュニア代表出発直前合宿(戸田)を振り返って
2012年6月10日、第10回全日本ジュニア選手権大会(熊本県菊池市斑蛇口湖)で選考された男子5名、女子5名の選手たちは
明日(8月6日)の朝で2012年ブルガリア世界ジュニア選手権大会に向けての全ての強化合宿を終了致します。
大会直後6月11日からの菊池市斑蛇口湖における強化合宿、7月6日から戸田での第2次強化合宿、そして、今回の第3次強化
合宿(戸田)と延べ22日間のトレーニングを行って参りました。


昨年度に引き続き、日本ボート協会よりU19担当の大林コーチを招き、強化策を練っての22日間でした。
選考された10名の選手(早稲田大学榊原を含む)は、いずれもそれぞれのブロックにおいて優秀なクルーであり、その選手たちを
育てた指導者・顧問の先生がいらっしゃいます。
大林コーチには一つの型に選手をはめ込むという方針ではなく、それぞれのクルーが持つ良さを最大限に活かすという方針でコー
チングをして頂きました。
最初のうちはなかなかまとまりが見られなかった動きも、トレーニングを積むにつれ日毎に艇速が上がっていくのを実感できました。
クルーたちの心理的な繋がりが強まるのも我々スタッフ陣に伝わって来て、頼もしさを感じられるようになりました。
残すところ、明日8月6日の午前モーションを終えたら渡航準備に入り、明後日7日のフライトとなります。


これまでの合宿については、リポートで概要をご報告させて頂きました。
全日程を終了する今、振り返りますと、菊池市で、斑蛇口湖で、そして戸田ボートコースで等、常に周りの皆様の温かいご支援が
あって、2012年ジュニア強化が成り立っているという事を強く感じる次第です。
斑蛇口湖では、最高の環境とコースの提供。菊池市及び熊本県ボート協会様の全面的なバックアップ体制、大分県ボート協会様
よりの借艇協力、宝来館様の選手に対して心のこもったおもてなし等、感謝の言葉もございません。
戸田ボートコースにおいては、大林コーチの働きかけにより一橋大学様、東京経済大学様、早稲田大学様、慶応大学様、日本大学
様、そして住友金属様等、ジュニア代表クルーと艇を並べてのトレーニングを快諾して頂き、こちらにつきましてもお礼の言葉もござ
いません。本当にありがとうございました。
尚且つ、ジュニア男子クルーは東京経済大学様の艇庫を、ジュニア女子クルーは日本大学様艇庫を合宿の拠点として活用させて
頂き誠にありがとうございました。
戸田ナショナルトレーニングセンター(TNTC)の長内トレーナー様にもお世話になりました。
今回はフィジカル強化というより、ローイングで疲労した全身の筋肉群を整えるコンディショニングでのサポートをお願い致しました。
お礼申し上げます。


このように、戸田合宿のメリットを最大限に活用しようという大林コーチのアイデアがあってこそ、例年には無い非常に内容の濃い
強化合宿になった事は言うまでもございません。
日本選手による、ロンドンオリンピックボート競技も終了致しました。
結果の如何にかかわらず「次の出番は我々だ!」という強い思いを胸にブルガリアへ向かいます。
チームワークの良さが持ち前のU19です。全力で漕ぎ切って参ります。


今後ともU19の活動につきまして、暖かいご支援とご理解を、何卒宜しくお願い申し上げます。
ブルガリアからの遠征リポートにつきましては、出来る限り現地より新しい情報をインターネット等でご報告致します。
応援方宜しくお願い致します。それでは行って参ります。


2012年8月5日
2012年U19強化担当
重田 英樹
村田 清晃
菅原 裕



世界ジュニアボート選手権 日本代表選手団

<後列左より>
村田先生(塩釜高校・派遣コーチ)・重田先生(日田林工高校・強化担当)
福井(洲本実業)・山口(津久井)・竹内(今治西)・嶋田(潮来)・大竹(東濃実業)・長内(戸田NTCトレーナー)

<前列左より>
藤岡(潮来高校・アシスタントコーチ)・菅原(津久井高校・派遣コーチ)
中尾(熊本学園付属高)・木村(今治西)・川合(柳学園高)・佐藤(塩釜)・大林(日ボU19担当コーチ)