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weblog by glidebranch

横浜市都筑区の庭師会社「グライドブランチ」のブログ。植物やお庭に関する様々な話題を取り上げます。

フェンス製作

2006-08-31 14:50:48 | 造園
ゴールデンレトリバーを飼っていらっしゃるお客様より、
既存のデッキ周りにフェンスを施工してほしいという御依頼を頂きました。
お庭が道路に面していて、わんちゃんがデッキの上に出ていると、
どうしても通行人に吠えてしまうとの事。
かといって、全てをしっかり囲ってしまうと庭木の様子が楽しめなくなると
いうことで、通行人の姿が見えてしまうエリアを材の密度を濃く、
そうではないエリアは、風景を楽しめるデザインにしました。


こちらは施工前の画像。





こちらが施工後の画像です。

その後わんちゃんは通行人に吠える事はなくなったとのこと。
わんちゃんにとっても、お客様にとっても、心地よく過ごせる場所作りに
協力ができたこと、とても良かったと思います。


茶庭の御依頼

2006-07-08 20:00:37 | 造園
一年越しで、造園のご相談を受けていたお客様より御依頼があり、
今年の2月中旬から造園工事を行いました。
近隣の土地造成に伴う、お庭のリニューアルです。



こちらは施工前の状況。
奥様がお茶をされるということで、茶庭にしたいというご要望を受けました。
また池が欲しいというご要望も請けました。





積用、敷用の石材を搬入したところ。重くて大きい石ばかりです。








約1週間の工事を経て、完成です。

石積、敷石のデザインが空間の広がりを持たせ、
グランドカバーのタマリュウと伊勢砂利のコントラストが地表部分に
変化を持たせるアクセントとなりました。

樹木はお客様の方で追々充実させていくということで、
今回はベースになる部分を植栽した感じになります。

池もお客様ご要望のサイズを施工させて頂き、
中味も追々充実させていかれるとのことでしたので、
今頃、いろいろ変化していることと思います。
池のろ過装置カモフラージュすべく、イペ材を使ってボックスを製作しました。
施工直後は木材の赤みが、周りの景色と少し違和感がある感じですが、
時間が経てば、色はシルバーグレーに落ち着いてきます。
耐久性がある木材ですので、今後なじんでいくことと思います。

(2006/3工事完了)


門周りリフォーム

2006-07-08 18:01:06 | 造園
庭木の剪定及びお庭の造園工事をさせて頂いたお客様より、門周りのリフォームの御依頼を頂きました。
ご予算等のご要望を御聞きし、この度はモダンでシンプルな家屋に合わせて、
壁面はモルタル仕上げで施工することになりました。



上記が施工前の画像。
家の白系でシンプルなデザインに対して、門扉周りが色合い的にもちょっと重たい印象。
コンクリートブロックの壁面も経年変化がかなり見られるので、
リフォームすれば、階段付近もかなりすっきり新しい感じになりそうです。





こちらが施工後の画像。
門扉左側の壁面がかなり高すぎたので、道路側の段と高さを合わせカットしました。
こちらにグリーンをはわせるのも素敵ですし、壁面裏の庭側に樹木を入れても
グリーンがとても映える仕上がりとなりました。

既存の階段は踏面がせまく、蹴上の高さとのバランスが悪かったので、
踏面を広く取り、上り下りがスムーズになるよう、調整しました。

門扉は既存のものを取り外し、アイアンのオリジナルフェンスを製作。
華奢な線の中にも、鉄を叩いて製作しているので、
シンプルな中にも面白みがあると思います。

乱形天然石と濃いグレーのピンコロの組み合わせが、
このエリアを上手く引きしめる色合いになりました。
雨の日、石がぬれると、また別の表情を見る事ができます。

(2006/4工事完了)

アプローチ、砂利施工、立水栓、植栽

2006-07-08 17:32:30 | 造園
昨年10月にインターネットにて初めて御問い合わせを頂き、
プランニングさせて頂きました。
色々お打ち合わせをさせて頂き、諸事情から施工は3月からということで、
今年3月に施工しました。



ご自身でレンガを敷いたり、芝を植えたものの、
雑草だらけになってしまい管理が大変ということでご相談を頂き、
樹木や植物が楽しめる管理のしやすいお庭にということで、
アプローチ、砂利、植栽工事を御請けすることとなりました。



庭奥側が台形で、家から一番見えるエリアなので、
樹木を中心に植栽エリアとアプローチが交互になるようなデザインにしました。
植栽エリアを限定することにより、除草作業も軽減されることと思います。



そして完成です。植栽も全て御まかせでやらせて頂きました。
今は植えたばかりなので、土の余白が気になりますが、
一年経てばかなり充実してきて、
毎年見応えのあるボリュームに成長していく事を見越してのレイアウトです。
メインツリーはジューンベリーで、花も実も楽しめる落葉樹です。
下草類はクリスマスローズや、ユーフォルビア等、
冬でもグリーンや花が楽しめるものも入れました。

今後の樹木、下草の成長が楽しみなお庭です。

(2006/4工事完了)


竹垣施工

2006-05-23 12:18:10 | 造園
何度か庭木の剪定の御依頼を受けていたお客様より、既存の竹垣が壊れて

しまったので新しいものを提案してもらいたいとのご連絡を頂きました。

 いろいろデザインをご提案をさせて頂き、昨年末施工の御依頼を受けました。

最近竹垣も、プラスチック製品が沢山出回っているけれど、やはり本物の竹は

趣があり、又、青竹のさわやかさが作り出す空間はとても落ち着くと思います。
 

 
 最初の作業は柱立。建材スコップで柱用の穴を掘り、そこに柱を据えてゆきます。
 
柱がしっかり決まったら、胴縁、釘止め、ほぞ止め(いわゆる垣根のフレーム部分)

用の木材を釘で柱に取付けて行きます。今回この部分に使用した木材は、次回竹に

寿命が来た時に、立て子(青竹の部分)押縁等のみの交換で済むように耐久性の高い

イペ材を使用しました。



次に立て子(青竹)を胴縁に取付けていきます。これは一時的に取付けですが、

ここからはしばし地道な作業です。この作業が終了するといよいよ仕上になります。



押縁(画像向かって横向きに走っている半割竹)でしっかりと立て子を締め付けます。

立て子と胴縁の一番上に玉縁という大形の割竹を被せシュロ縄で留めてゆきます。



 いよいよ完成。これから青みが抜けて落ち着いた色合いになってくるとまた景色に

変化が出ます。自然素材ならではの変化の面白だと思います。

(2005年末に施工完了)