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weblog by glidebranch

横浜市都筑区の庭師会社「グライドブランチ」のブログ。植物やお庭に関する様々な話題を取り上げます。

オリジナル本棚の製作

2006-10-11 17:49:07 | デザイン、製作
長い間、大量の建築系、ガーデニング書籍、
写真集等の整理に悩み続けていたのですが、
ようやく大型本棚が出来上がりました。

扉の、曇りガラス風になっている部分は、
ポリカーボネート板を取付けました。
地震時に転倒しないよう、
梁へのつっかえの機能も数カ所つけてます。
シンプルだけれど、機能美を兼ね備えた、
素晴らしい収納力の本棚になりました。





上2枚は組み立て途中。フレームは鉄製です。





夜の白熱球の光が、本棚を柔らかく照らします。



棚、テーブル、ベンチチェア製作

2006-08-19 18:56:35 | デザイン、製作
このHPのリンクページにも掲載している、
近所のお気に入りのカフェ、FUN☆COMEのオーナーさんより御依頼を頂き、
一人で来店されるお客様が気軽に座れるスペース作りのための、
テーブルとベンチチェアの製作、そして、
品数が増えた手作りパンのディスプレイの為の
棚のデザイン、製作の御依頼を頂きました。

何度か御打ち合せさせて頂き、
テーブル製作で何度か使用しているイペ材と、
限られたスペースを有効に使えるように、
フレーム部分は鉄でオリジナル製作することにしました。

いよいよ施工です。



鉄でオリジナル製作したフレームを施工し、
フロアワニスで塗装したイペ材をフレームに装着、施工します。
テーブル前のパーテーション部分の施工模様。



ベンチシート製作模様。鉄のオリジナルフレームに座面の板を施工します。
足元には荷物置きスペースあり。



棚板をビス止めしてゆき、棚はほぼ完成。



テーブルの天板を施工してゆきます。非常に堅い木なので、打ち損じのないよう、慎重に、、、、
そしていよいよ完成です。


●以下before画像。



こちらはカウンターエリアの施工前の画像、2人がけの背の高めのテーブルが置いてありました。



ディスプレイ棚周辺施工前。

●以下after画像。



棚の下部分に既存のショーケース、棚もぴったり収納できます。



カウンターテーブル、ベンチチェア完成です。かなり落ち着けるスペース作りができたと思います。
こちらのスペースは一列に大人3人は座れるようになってます。

お近くの方もそうでない方も、とっても美味しい珈琲と手作りパンを食しに、是非足を運んでみてください。
お店のスタッフの皆さんも、とても明るくて笑いの絶えない楽しい方々です。
FUN☆COME HP
http://www.geocities.jp/funcomestaff/

飲食店デザイン・施工(その2)

2006-07-08 13:22:48 | デザイン、製作
(その1からの続きです)

お客様と色々検討をさせて頂いた結果、
テーブルは弊社でオリジナル製作する事が決定しました。
材料はいろいろ検討した結果、ステンレスのフレームと、
イペ材で天板を製作することになりました。





上の画像が完成品です。下の画像が、お店へ搬入後の画像。
シンプルですが、ステンレスのマットな感じとイペ材のニス仕上げが、
とても素敵な色合いに仕上りました。
店内の木壁や、ベンチシートの黒ともとてもなじんでいます。
飲食店のテーブルなので、テーブル天板の仕上げは
ドイツ製の自然塗料を使用してます。

一番大きなサイズのもので、幅2,000×奥行840です。
イペ材を使用しているので、普通のサイズのものでもかなり重いのです。
仕上がりは、お客様にもとても気に入って頂くことが出来ました。



上記画像は、ステンレス壁面の間接照明です。
(壁面の白い部分はまだ養生を剥がしていない状況です)
お店全体をとてもシンプルなクールなデザインにしたので、
この温かみのある光をアクセントにして、お店の外から見たときも、
「何のお店だろう?」と入っていきたくなるような、
素敵なインパクトを与える事ができればと思い、デザインしました。


いよいよ完成です。
実はこちらのお店は沖縄料理のお店。
でも私達は敢えて「沖縄」という言葉にこだわらず、
シンプルで居心地がよく素敵な空間作りを念頭におき、
工事を進めて行きました。
沖縄にはあの風土があるからこそ沖縄なのであり、
逆に「沖縄」ということにこだわりすぎて、
中途半端な和風のデザインになることはどうしても避けたかったからです。

美味しいお酒とお料理と、心地よい音楽と空間が全て調和すれば
とても素敵なお店だと思いますし、
また行きたいなと言う気持ちにもなると思います。
そこに実際お店を切り盛りしてゆく、シェフとスタッフの人柄が加われば、
もう最強のお店になるのではないでしょうか?

このお店を切り盛りしていく島袋夫妻は、
ご主人が沖縄出身で、某飲食店で長年厨房経験があり
店長もされてきた実力のある方で、
奥様も飲食店での勤務を長く経験されている方。
お二人の気さくで、温かい、ゆったりしたお人柄が、
より、このお店の素敵なオリジナリティを生み出していくことと思います。
これからどんなお店になっていくのか、私達もとても楽しみです。

近日完成画像を撮影する予定ですので、またアップデイトします。

ではお店の情報を記載させて頂きます。

おきなわ料理「ちばりよ」
住所:横浜市都筑区仲町台1-15-15 磯部ビル1F
   (オレンジ色の電光看板が目印です。近隣にコインパーキングあり)
最寄り駅:横浜市営地下鉄 仲町台駅徒歩3~5分
電話番号:045-949-9011
営業時間:17:00~2:00(火~土)
     17:00~1:00(日・祝日)
定休日:月曜日
2006年7月7日よりオープン!








飲食店デザイン・施工(その1)

2006-07-08 12:16:32 | デザイン、製作
5月末から約一ヶ月強、飲食店のデザイン、施工に携わる機会に恵まれました。





上の画像は、施工前の室内画像。

内装工事といえども、同じ空間設計なので、
デザインすることに特に抵抗はなかったのですが、
新規店舗の出店ということで、厨房設備が関わってくるのと、
多くの役所がからんでくることもあり、
様々な役所周りに通算3-4日かかりました。



店舗のデザインについては、デザイン大体の色バランスが分かるようなもので、
お客様に御持ちし、大まかな部分のイメージはすぐ賛同頂く事ができました。
ただ、オープンキッチンだと、客席の壁床素材迄も厨房の仕様(耐火性、防水性等)
要求される可能性があるということで、
厨房エリアと客席エリアには結果的に間仕切り壁を設ける事になりました。



色々打ち合わせを重ねた結果、壁は既存のコンクリート打ち放しを生かし、
部分的に木目の綺麗なウッドの塗り壁でポイントを持たせ、
床もコンクリート打ちで、厨房エリアと客席エリアの間仕切り壁はステンレス仕上げで、
但し少し暖かみを持たせる為にウッドを部分的に使用するというデザインで
進めるという事になりました。


いよいよ解体工事です。


何度も別の店舗が入れ替わり立ち代わりしていた物件で、
床と天井がリフォームの度に木材で上から重ねて施工されていたので、
解体作業も一苦労。
天井を全て撤去し、木材で何重にもなっていた床を取り、
ようやく本来の部屋の姿が出てきました。ここが厨房になるエリアです。
これから配管を行い、グリストラップの設置、コンクリートを打設していきます。



厨房エリアの耐火ボード用の躯体、換気のレンジフードが取り付けられてゆきます。




厨房エリアの耐火ボードが貼られ、厨房と客席の間仕切りの躯体もほぼ完成してきました。



厨房エリアの壁ステンレス仕上が終わり、床の仕上げも終わりました。
これが乾けばいよいよ厨房機器の搬入です。




間仕切り壁のボード貼も完成し、客席部分の化粧板が貼られてきました。
ここ迄来るとお店の感じが大分掴めるようになってきました。
壁は当初コンクリート色を生かす方針でしたが、
コストパフォーマンスや木壁の色味とのコントラストを考え、
白系で塗装を行うことに。。。
既存ピーコン跡と、コンクリート壁の崩れ具合が良い感じの仕上げとなりました。


いつも大変おせわになっております、板金屋さんの社長さんと弊社代表。
壁面のステンレス仕上げの採寸作業の合間のツーショット画像。



数日後いよいよステンレス仕上作業です。
継ぎ目がなるべくないように製作しているので、
一枚一枚がかなり大きなステンレス板になりました。
ずれないよう、曲がらないよう、慎重に施工してゆきます。
特に天井に近いエリアはダクトが沢山走っているので取り付けがとても大変。
微調整しながら確実に取付け作業が進んでゆきます。



壁の地道な仕上げ作業が進んで行きます。
(続きはその2へ)



パソコンデスク製作

2006-05-23 13:56:44 | デザイン、製作
とてもこだわり派の友人より、パソコンを置くためのシンプルな机をずっと探している

けれど、なかなか納得いくものが見つからないという話を聞きました。

椅子は既にアンティークもので入手済で、この椅子を引き立たせるようなデザインの机が

欲しいとのこと。イメージ画像等をいろいろ見せてもらい、それなら是非私たちに

作らせて!ということで、引越祝いも兼ねて製作させて頂くことになりました。

 高さや天板の広さ等をメールにてやり取りして決め、天板の素材は私たちがよく使う

イペ材で製作してほしいとのご要望。以前サンプルを見せた際に、その重厚感、風合いを

とても気に入ってくれたようなのです。

 そして出来上がったのが画像の作品。机のフレームは鉄製でオリジナル製作しました。

鉄のつや消しの塗装と椅子の黒い脚の部分とがとてもマッチしていると思うし、

また天板は無塗装でマットな色合いなので、椅子の塗装のつや加減と飴色の素材の色を

生かしつつ、両者がとてもなじんでいるようで良かったです。

天板はなるべくシンプルに見えるよう、ビスは全て裏から打ってます。

 納品の際の友人の大喜びの様子に、私たちもとても嬉しく楽しい気分になりました。

これくらいお客様に喜んでもらえる仕事をこれからも数多くしていけたら、、、と

改めて感じた出来事でした。



(2006/2月製作、納品済 画像は納品先の友人からの提供。さすがのカメラワークです。)