
家づくりに携わる方なら永田昌民さんを知らない人はいないでしょう。
「住宅建築」という専門誌によく掲載されていて、私も家づくりの仕事を始める前から知っています。
お盆休み中、この本をじっくり読んでいました…。
「じっくり」というより…解説文、施主や施工者のその当時の話を写真と図面を照らしながら読み解こうと…時間がかかったのです。
施主、施工者との信頼関係がよかったことがわかりました。
ある施主は…
「永田さんが設計した家を一軒見に行って、それで細かく注文しなくてもいいねと夫婦で話したんです。こちらが思うことを必ずやってくれるだろうと…」
「古くなってよくなる家が欲しい。そういう家を頼むなら、永田さんしかいないと思ったんです。」
素晴らしいことばです。
永田さんは施主との打ち合わせの時に、「1本の木を植えませんか?」や「小さな池をつくりませんか?(メダカ)」とお勧めしていたそうです。
伊藤工設計でも同じことを言っていて、どこかで影響を受けていたのかもしれません。
「居心地のよさ」とは…植物が深く関係してくること、内と外をどう繋ぐか等、勉強させていただきました。
この本は、できれば低額・高額の量販住宅会社の家づくりに携わっている方に読んでいただければ、もっといい家ができるのではと…。
居心地のよさを追い求めてもらいたい。
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