面白き事も無き世に面白く すみなすものは心りけり
上の句は高杉晋作、下の句は彼の恩人野村望東尼の作とされる。
望頭尼は晋作の支援者。我家の近くに現存する山荘に晋作は匿われていた。
奇兵隊を率い殆ど一人で長州藩を叱咤激励、幕府軍を打ち破った維新の功労者
彼は戦いに敗れる事もあったが、不屈の精神で幕府軍を押し戻した。
残念な事に幕府崩壊を見ることなく29歳の若さで病没した。
調べてみたが、望東尼とは同志であって、彼には妻も愛人もいたそうだ。
因みに、彼は政治的迫害を逃れるため出家しており"東行"と号していた。
面白い人だったようだ。江戸時代の武士から見たらフザケタ奴だったかも
それでも彼が居なかったら明治維新はどう転んだか分からない程大きな存在
或る意味、今は日本にとって、世界にとって大きな転換点かもしれない。
天下泰平に慣れ親しんだ日本人。彼のような存在は極めて貴重だと思う。