OUTRUN 20th Anniversary BOX

アウトランも20周年（まめ知識：アウトランは1986年制作なので、20周年は厳密には昨年(2006年)になります）になったんですね。おめでとうございます。
そしてCD11枚で207曲にも及ぶ恐ろしいコレクターズアイテムを発売してくれてありがとうございます。まんまと罠にはまりました～。

207曲の内訳では、重複してる曲は１曲だけ（多分、元祖と2のLast Waveだと思うのですが…よくわからん）らしいです。意外とアウトランって曲が多いんだなぁとぼんやり考えていましたが、CDのタイトルリストを見ていると、『Magical Sound Shower』、『Splash Wave』、『Passing Breeze』、『Last Wave』という曲の多い事。
でもでも中身はセガmkIIIのPSG版だったり、PC-Engine版だったり、ゲームギア版だったりとちょっとずつ違うバージョンになってるので、楽しいです。
意外なところでは、デイトナUSAのネームエントリーのジングルなんてのが入っていて楽しめます。

このBOXはアウトランマニアというよりは、アウトランの音楽マニア向けに作られたと言っても過言ではないかもしれないくらいの完成度を誇っています。
CDだけでも11枚もあるのに、さらにおまけにDVDが1枚ついてました。
内容は、レーザーディスク版のOUTRUNとTurboOUTRUNの映像と、S.S.T.BandのMagical Sound ShowerのLive映像でした。そう言えば、昔アウトランのLDっていうのもあったなぁ…と懐かしく思い出しました。で、始めてこのLD版を見ての感想は、怒りにも似たものでした。だって、最初から最後までギヤガチャ映像なんですから。アウトランの景色を楽しむ映像ではなくて、ギヤガチャテクがいかに凄いかに着目した映像になっているんです。当時買わなくて良かったと、胸をなで下ろしました（当時はLDプレイヤーを持っていなかったので買えなかったような記憶があります）。

さて、207曲もの楽曲を一通り聞いてみての感想は、PC-Engine版の完成度の高さに驚かされました。ソフトは持っていましたが、こんなに良い音してたかな？と思うくらいです。これはお勧めです。あと、各種ゲームマシンのPSG音源版も雰囲気をだそうと頑張ってるので楽しいです（mkIII版のPSG音源のLast Waveはなんかおかしいですけど）。
と、結局は元祖アウトランの４曲に執着してしまうわけです。いやいや、ターボアウトランのShake the StreetもRush A Dificultyもお気に入りですよ。あと、OUTRUN2の歌入り曲のインストバージョンってのも結構いけてるかも。と誰にともなくフォローしてみたりして…。