Best of George Worst (仮)

レッズサポーターで亜弥マニア。うだつの上がらぬ中年男の特に面白味のない日常を適当に晒す。のか?

阿蘇山へ。

2006-09-04 23:49:48 | Weblog
8月29日火曜日。

早朝にホテルをチェックアウト。熊本城前の電停に6:07頃に来るはずの市電に乗って熊本駅に移動する予定だったが、ホテルの前に停まっていたタクシーに乗って駅に向かう。
市電だと熊本駅で余裕がないかもという不安もあったので...。

あっさり駅に着く。が、正面のシャッターが下りたまま。なんだこりゃと思うが、脇の狭い入り口からは入れる。
当初乗る予定だった列車までかなり余裕。阿蘇までの1080円の切符を買って、携帯で路線検索したら、その前の列車に乗れそう。
ちょっと急いで0A番線から6:09に出発する豊肥本線、肥後大津行に乗り込む。

熊本駅発、豊肥本線肥後大津行

肥後大津には9:48に到着。隣のホームに渡って、既に停車している宮地行きに乗り換える。

肥後大津駅発、豊肥本線宮地行

が、この列車はなかなか出発しない。結局、もともと乗る予定だった熊本を6:25に出た列車からの乗り換え客を受け入れて、7:06に肥後大津を出る。早く着いたおかげで、余裕で椅子に座れたからいいのだけど。
阿蘇駅について駅近くのローソンで買った熊本日日新聞で知ったのだけど、熊本ではこの前日の28日から2学期が始まっているらしい。車内には制服姿の中高生が多い。

ディーゼルエンジンをごりごり言わせながら、立野駅のスイッチバックなんかも越えて、阿蘇駅到着。7:50。

阿蘇駅

ここから九州産交バスで阿蘇山に向かうのだが、そのバスは8:35発。なにもない駅の周りでローソンを見つけたので、新聞を買ってバスの待合になっているプレハブ小屋に戻り、待つ。

ほぼ時間通りにバスが来て乗り込む。ここが始発ではないらしく、先客が2名。ここからは、地元の人らしい女性2名と観光客らしい男性1名と俺を乗せて出発。途中、ユースホステル前の停留所で、若い男の4人組みとアジア系っぽい女性1名が乗る。

ちょっとガスってはいるが、景色のいい中をバスは登っていく。
時間調整も兼ねてだろうが、運転手さんが気を利かせてくれて、草千里ヶ浜が良く見える場所では少しバスを停めて写真を撮る時間を作ってくれたりする。

草千里ヶ浜

終点、阿蘇山西駅に到着。駅といっても鉄道の駅ではなく、火口の展望台に上る阿蘇山ロープウェイの駅である。

ロープウェイに乗る。片道410円。阿蘇駅から一緒にバスに乗った女性2人は、このロープウェイの職員だったようで、制服に着替えて、改札脇の事務所みたいな場所にいた。

阿蘇山ロープウェイ

約4分で、火口西駅に到着。火口を望む展望所はすぐ。

阿蘇山火口

荒々しく削り取られた地形に底に見える、エメラルドグリーンの水が溜まった火口が美しい。

展望所から遊歩道を歩いていると、荒涼とした野原に続く板で組んだ通路。砂千里ヶ浜という場所。どこまで続いているのか判らないそんな道に行くような人間は他にいないが、気まぐれに歩を進める。

板の通路からかなり離れた野原の真ん中に案内表示板みたいなものがあったので通路を離れてそっちに向かう。中岳に向かう登山道になっているらしい。その表示板の地図を見たら、ここから2120mの中岳を抜けると、来たのとは反対側にあるロープウェイにもたどり着けそう。一瞬、行ってみようかとも思うが、でかい荷物を阿蘇駅のコインロッカーに入れてきてしまったので無理な事に気づく。

板の通路に戻る。道の先の高台に看板みたいなものがあるのでそこまでは行ってみようと思う。
辿り着いた看板は、ガスが出てるときは通行禁止みたいな、つまらない内容のものだった。
しかし、そこから見下ろす砂千里ヶ浜。なにもない惑星にぽんと放り出されてしまった感じ。

砂千里ヶ浜

斜面に突き出た少し大きな石の上にまたがって、しばらくぼぉっとする。

気がつくと風に雨の気配を感じる。天気予報は午後から雨みたいな感じだったが、こんな場所で雨にやられたらつらいなと思って戻る。

火口の展望所近くで、おばあちゃんが売っていた魔除けの鈴というのを記念に買う。

魔除けの鈴

ロープウェイで降りる。
阿蘇西駅にある阿蘇茶屋という売店で火山灰ソフトクリームというのを売っていたので買って食べる。本来は300円だが、ロープウェイの改札横の箱に無造作に入っていた割引券を使うと2割引きで240円。

火山灰ソフト

灰色のソフトクリームは黒ゴマの色と味です。美味しかった。

ここから草千里ヶ浜にある阿蘇火山博物館に行く予定だが、バスの時間は少しある。
ので、健脚を発揮して歩いて行こうと思う。ロープウェイ乗り場前の交番近くには遊歩道の入り口みたいなのがあり、そこを歩く事に。
牛の糞がそこら中に落ちている遊歩道。牛の放牧場の真っ只中で、途中には本当に牛がいたりする。

遊歩道の牛

すでにシーズンでも営業していないであろうスキー場の跡地の駐車上を経由して更に先に。
並行する車道が見えなくなって、本当に大丈夫なのかと不安になる時間もあったが無事にたどり着く。が、到着する直前に大量に霧が流れてきて、草千里ヶ浜に着いたら濃霧でまったく視界がきかない。

草千里ヶ浜の濃霧

草千里ヶ浜で池のあるところまで行ってみようかと思っていたのだが、これでは方向も判らないので、阿蘇火山博物館に向かう。

阿蘇火山博物館

840円を払って入場。
火山岩を触れる展示など、面白いのだが、写真パネルなどの展示がことごとく色褪せてるのは何なのだろう。すごく貧乏臭くて不愉快。儲かっていないのかもしれないが、こういうもののメンテナンスはちゃんとしないと...。
5面のマルチスクリーンで観る映像は浮遊感があって楽しい。けど、長居する気持ちもなく、その上映が終わったらとっとと出る。ちょうど、阿蘇駅前行きのバスがやってきたので乗る。

本当は夕方位に戻って来て、ここからはバスで移動するつもりだったのだが、阿蘇駅に着いたらちょうど列車の来る時間。
阿蘇駅、12:45発。九州横断特急4号、別府行に乗車する。

九州横断特急4号、別府行

2両編成のディーゼルカーだが特急。
JR九州はかっこいいデザインの車両が多いが、この列車も結構いい。

九州横断特急車内

空いている席に座ったらワゴンサービスが来たので弁当を買う。この日はこれまで、まともにものを食っていなかったのを思い出す。

あんまり選択肢がなく、より藤という所が作っている鮎屋三代という弁当を買う。俺、実は1000円以上の駅弁は認めないという意味のないこだわりを持っていたのだけど、あっさりこだわりを捨てて、1050円を払う。

鮎屋三代

大きい鮎の甘露煮がゴロっと横たわる見栄え。鮎は骨まで柔らかい。美味しかったです。

豊後竹田を出たあたりでは、ワゴンサービスで売りに来た宮崎県、高千穂牧場アイスクリームのバニラなんかも買って食べる。

14:27。大分駅に到着。

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3 コメント

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JR九州 (オギィ)
2006-09-08 11:47:53
そうそう、JR九州の列車、ドイツのDBの列車によく似てる。座席やトイレの作り。きれいですよね

DBは座席にゴミ箱が必ずついてた。これは便利だったので、ここは真似してほしい
Unknown (George Worst)
2006-09-09 00:02:22
そうか...。トイレもチェックしないといけなかったな。

DBはMizooと一緒に、Stuttgart-Munchen間を乗りましたが、あれも最新式でカッコ良かったですね。

でも、印象としては、Napoli-Roma間を乗った、イタリアの旧い車両の方が強かったりします。如何にも世界の車窓から的な雰囲気で。もう、7年も前の話です。

各席にゴミ箱つくっちゃうと、清掃とかが大変になりそうですね。九州横断特急では、車掌かワゴンサービスの方だったのか判りませんが、女性がビニール袋を持ってゴミの回収に来てくれました。そんなサービスの方が、むしろ嬉しかったりします。
こんにちは (高速バス好き)
2007-04-08 06:19:08
はじめまして。

私の高速バス情報サイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/calpediem48/archives/53597872.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^