Best of George Worst (仮)

レッズサポーターで亜弥マニア。うだつの上がらぬ中年男の特に面白味のない日常を適当に晒す。のか?

矢野顕子 さとがえるコンサート2006 at NHKホール。

2006-11-27 23:56:03 | 音楽
11月25日土曜日。

前日に引き続き、デビュー30周年な人のコンサート。

NHKホール

NHKホール矢野顕子
矢野顕子を観るのは今年4回目で、過去にこんなに観た年はなかったかも。更にもう一回、年内に観る予定がある。

「さとがえるコンサート」と題された、年末恒例のツアー。

ベース・Anthony Jackson(アンソニー・ジャクソン)、ドラム・Cliff Almond(クリフ・アーモンド)とのトリオを中心として演ってきたこのツアーも今年で10周年(11回目)なのだそうだ。
毎年恒例と書いたのだが、俺がこの「さとがえる」を観に行くのは久しぶり。というのも、俺にとっては年末に矢野顕子のトリオが渋谷のCLUB QUATTROで演奏するのが「さとがえる」で、ここ数年、CLUB QUATTROでの公演が無くなった関係で行っていなかったのだ。

今年、会場で販売しているプログラムは過去のさとがえるを振り返る内容で、資料としてもとても便利なのだが、QUATTROでは2002年のツアーが最後で、俺もこの時以来という事になると思う。

そんな俺が今年は行ってみようという気分になったのは、BLUE NOTE TOKYOなんて手頃な大きさのハコでの公演が予定されていて、久しぶりに行こうって気分になったのだが、やっぱりBLUE NOTEって俺のような人間には今ひとつ近寄りにくい場所で...。
で、行こうって気分の持って行き場に困り、NHKホールに行ってみようかと思ったという。そんな感じである。
ハコの大きさ以前に、このトリオの演奏は素晴らしく、久しぶりに聴いてみたくなったというのが最大の理由ではある。


会場に入り、まずは物販チェック。
このツアーでは、糸井重里のカエルのイラストの入ったスポンジが入ってぷくっとしたビニール製(ああいうものは何と呼ぶのだろう)でボールチェーンのついたキーホルダーを売っていたのだが、携帯クリーナーと実用的なグッズに変更になっていた。でもイラストは糸井重里で変わらないのだが、カエルじゃなくて犬になってた...。カエルが良かったなと思いつつ、それは買っておく。

さて。今まではCLUB QUATTROでしか観ていない俺のこの日の席は3階席。見下ろす感じは新鮮です。
だだっ広いステージ上には矢野顕子のピアノとキーボード、Anthony Jackson用の椅子、Cliff Almond用のドラムセットが置いてあるだけ。

細かいセットリストは覚えてなく、どっかに無いかと探したが見つからない...。

"PRESTO"から始まったライヴの2曲目は、"電話線"。
好きな曲で、さとがえるでは良く聴いた曲だったが、ここのところ行っていたピアノソロでは聴けなかったな。なんでだろう。

3曲目ではAnthony Jacksonが、その次に予定している曲のイントロを弾き始めてステージがフリーズ。一笑いあって、"David"。
そして、夏に第一生命ホールで観た公演でもやっていたELLEGARDENのカヴァー"I HATE IT"。

それからつい3日位前に作ったという"きよしちゃん"。これは忌野清志郎に捧げられる歌。

新曲という事では2月のミューザ川崎の公演で披露した"蛇の鳴く夜"(でいいのかな?)を、この日も演奏する。

途中、矢野顕子がピアノソロで歌うコーナーもある。
ここで、"塀の上で"と"中央線"とどっちが聴きたい?なんて言い出す矢野顕子。
拍手の大きいほうでと「"塀の上で"がいい人」とかで拍手を求めたら"中央線"の方が多い。もっともその後の客席からの「両方!」という声に対しての拍手が最も大きかったのだけど。
混乱を避けるためか、袖からは舞台監督の別の曲をやってなんて指示が出てるらしい。
結局、「慶一ゴメン!」といいながら譜面をどかして、"中央線"を歌う。
確かにファンにとっては困る選択で、両方聴きたいというのが本音だが、俺としてはMOONRIDERSへの思いの方が強いので"塀の上で"の方が聴きたかった。

トリオが戻って"そこのアイロンに告ぐ"。
途中、Anthony Jacksonのベースソロ。6弦ベースの怪しげな響きが堪能できる。

そして"Green Fields"、"ラーメンたべたい"などの代表曲も披露され、"Rose Garden"で本編終了。

アンコールは"ちいさい秋みつけた"。そして"ひとつだけ"。

CLUB QUATTROの時は、アンコールの演奏も終わって客電が点いて終演のアナウンスがあっても、しつこく拍手して矢野さんに無理矢理もう一曲披露していただくというのが恒例になっていたのだけど、NHKホールでは客電が入ったらすんなり拍手も引いて終了。これが普通です。

終演後、ロビーでこの公演を観にきていたELLEGARDENの細美武士氏を発見。
ミーハー根性丸出しで、握手してもらうw。
ELLEGARDENに関して、ここではあんまり良い発言はしてない俺ですけど、新しいアルバムは結構聴いていたりして...。
細美氏の隣にいたでかい人は、スカパラの人(谷中敦氏)だったみたいです。