クルマがきた日

波多です

今日新しく買った車が来ました。

ホンダのフィット(１５年式）シルバー色です。

街でよく見かける車です。

僕にはちょっとヘンなところがあって、変わったものというか

人気のないものが好きです。

馬なら穴馬が好きですし、野球なら広島カープが好きです。

「俺だけはお前のええとこ分かってるで」みたいな自分が

好きな部分もあると思うんですが、本当に世間の流行とズレている

部分もあります。

こんな僕ですから、実は乗りたい車は他にありました。

でも予算や仕事に使うという実用性でフィットにしたのです。

僕は会社へ帰る新しい車の中で母の昔話を思い出していました。

「お母ちゃんが若い頃の時代は好きな人がおっても結婚出来んかった。

田んぼや山がある家の人と結婚させられとった。気持ちじゃのうて

田んぼの有無で結婚相手を決められとったんよ・・。」

その時は何をするにも自分はそんな考え方で物事を決めんとこうと

思ったものでした。

しかし、今回の車選びで実用性をとっている自分になんだか納得が

いかないような気持ちになっていました。

だから会社に帰る道中もルンルン気分じゃなかったんです。

ところが・・・です。

会社に帰ると気分が一変したんです。

「おおっ！来たん？クルマ」　　「すげー、めちゃキレイやん！」

とみんなが言ってくれました。

イイね、いいね。と騒ぎだし、みんなでフィットに乗り込み、しまいには

そのままドライブです。

僕は気持ちがじわじわと高揚していくのを感じました。みんなが騒いで

くれたおかげでどんどんハッピーになってきて、今ではすっかり有頂天です。

フィット買って良かった！

みんな本当にありがとう。

せっかく買ったフィットにも申し訳ないような気持ちになりました。

よく見れば鈍く光るシルバー色も渋くてイイ！

味気ないと思っていた黒色の内装もスポーティーだ。イイ！

かくして僕の相棒となったフィット君。

君はイイ！

大事に乗りたいと思います。

波多でした。