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映画 『死刑台のエレベーター』@シアター・イメージフォーラム
製作年 : 1957年
製作国 : フランス
監督 : ルイ・マル
撮影 : アンリ・ドカエ
音楽 : マイルス・デイビス
出演 : ジャンヌ・モロー 、 モーリス・ロネ
ジョルジュ・プージュリー 、 リノ・ヴァンチュラ
オフィシャルサイト『死刑台のエレベーター』
死刑台のエレベーター ニュープリント版 - goo 映画
ルイ・マルは自己資金で製作した1957年の『死刑台のエレベーター』で
25歳にして監督デビューした。
この作品はマイルス・デイヴィスの即興的なサウンドトラックとともに
ヌーヴェルヴァーグの初期の作品として有名になる。
不倫から始まった殺人計画が、ちょっとした偶然から崩れていく。
本人の意思に関わらず色んな偶然の積み重ねが意外な方向に進み
完全犯罪のはずが思いもかけない別な殺人事件にまで巻き込まれていく
ラストで用意されるのもこの偶然からの結末だった。
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1957年に製作されたモノクロの映画だが少しも古さを感じさせない
完全犯罪を目論見るがちょっとした偶然が重なり脆くも計画が崩れるばかりか
まったく本人も知らない殺人事件で指名手配までされてしまう。
別な事件のアリバイを話せば自分の実行した犯罪を認める事になる
絶体絶命の危機を迎える主人公、しかし偶然から犯罪の証拠も暴かれる
今見ても良くできたストーリーだ。
1957年という時代背景が無いと少年がドイツ人夫婦を撃つ事件は発生しない
だろう、リメイクではこの辺りの背景をどの様に描くのだろうか。
映画音楽にジャズの即興演奏を取り入れたのも当時としては画期的な事で
自分は20代でこの映画をリバイバルで見たときにジャズの魅力に引き込まれた
きっかけになった映画です。
現在リメイクで日本映画の同題名の映画が吉瀬美智子、阿部 寛の出演で公開されている。
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僕は吉瀬さんをブログ画像に使ったことがあって、阿部寛さんも変なキャラとか喜々としてやる俳優さんなので(今、頭に浮かんでいるのはスタイルファイブのナルシスト役)見てみたい映画です。
かなり古い映画ですので、どこかで見られたかと思います。
オリジナルを見直してとても良かったので
リメイク版は見ないことにしました。
ボクもこの映画の音楽、好きですねえ。
ジャズってかっけ~!と思いました。
ラストがいいんですよね。
女の人が「ジュテーム、ジュテーム」って言う。
逆密室なネタ(ネタじゃないんでしょううけど)が斬新でした。
へえ、あの監督ってそんなに若かったんですかあ!
驚きました。
ラスト、
暗室の現像液の中で印画紙に浮かび上がる画像が
犯罪のすべてを明らかにする、でしたね
なかなかオシャレな演出でした。