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Garuda Study

辺境の旅・・・ガルーダを追って

龍水山(Yongsusan)

2010-04-18 21:56:45 | ■世界の料理

平成22年4月13日

20数年前に創業した伝統的韓国料理店。韓国料理というと辛いと思うのが私たち日本人だが、唐辛子を一切使わない塩気の薄い、淡白な味。あれ!と驚かされる。酒をあまり注文しなければ、一人日本円にして1万円ちょっとの予算でいDsc_0001_2 ける。この日は、6人で6万円程度。

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松茸の焼き物

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野菜サラダ風和え物。容器はよくできている。米の粉で作ったという。

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骨付き牛バベキュー。熱い黒曜石の上に載せてある。

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キムチ。これも辛くない。

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味噌漬けにした鱈の焼き物。

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薄いクレープのような皮で山菜などを包む。

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                          これに味噌のような調味料をかけて出来上がり。

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蝦の焼き物。

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卵焼き。

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蛤の吸い物。

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柿のシャーベット。

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北京の人々

2008-02-28 08:13:17 | ■世界の料理

平成19年8月6日(月)

もともとは、元朝の都の道路建設に関する規則により、でいちばん幅広い道路を大街、次を小街、いちばん幅が狭い9.3メートルの道路で作られた街を胡洞と名づけたという。今では、北京の旧城内を中心に点在する細い路地を胡洞と呼んでいる

ここは、天安門に近い琲子胡洞(パイジフートン)。

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零細な物売りや屋台がぽつんぽつんと出ている。

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道路の真ん中に犬もいる。

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タバコを売る人。

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北京の再開発で胡同は、次々と壊されていく。部分的には同じ雰囲気を残しているが、長く北京で通信社の特派員として駐在していた日暮さんにとっても道を聞かなければ迷子になってしまうくらいに変貌した。

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カウボーイ・ハットも売り物。

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やや大きな食品店。

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胡同の迷路を抜け出すと整列して歩く公安に出会った。それを見物しているお上さん。

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携帯をチェックする、ジュースを飲む若者。

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有名な王府井。食堂が多い。

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愛犬への玩具のおみやげを見る日暮高則さん。

日暮さんの著作は次サイトを見てください。https://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?author=%93%FA%95%E9%8D%82%91%A5

日暮さんのホームページ http://d.hatena.ne.jp/higurashi-takanori/

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夜はまた伊藤正さんからまたシャブシャブに連れて行ってもらう。日本人にとって「シャブシャブと北京ダック」この二つが北京ではいちばんのご馳走だ。

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翌早朝東京に向け帰国。カラオケ・クラブの娘さんの乾杯。日本語は出来ないが日本語の演歌は歌える。四川省の地方出身、真剣に生きる人たちだった。

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北京ダック

2008-02-26 01:30:31 | ■世界の料理

平成19年8月5日(日)― 3―

夕食は、産経新聞中国総局長の伊藤正さんから「鴨王烤鴨店」で北京ダックのご馳走になる。

伊藤正さんは、元共同通信論説委員長。ベテラン新聞記者だ。http://koibito.iza.ne.jp/blog/entry/121200/

伊藤正さんは、産経新聞に「鄧小平秘録」を連載している。「鄧小平秘録」は僕のように中国の現代史にさほど興味のない者をもエキサイトさせる内容に仕上がっている。興味のある方は、単行本を読んでみたらどうだろう。http://www.amazon.co.jp/%E9%84%A7%E5%B0%8F%E5%B9%B3%E7%A7%98%E9%8C%B2-%E4%B8%8A-%E4%BC%8A%E8%97%A4-%E6%AD%A3/dp/4594055478

下は、「鴨王烤鴨店」入り口。

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子豚のように肥っている。北京ダックの写真。http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/food/2004-12/07/content_2303545.htm

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油が乗っていて実に美味い。川の照りも見事だ。しかし、本場の北京と比較するのは、失礼かも知れないが、バンコクのシャングリラ・レストランの方が少なくともサービスはよかったような気もする。

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日本では、肉は他の料理に使われるのだろうか。ほとんどの中華料理店では北京ダックのお客の前から消え去ってしまう。ここでは細かく刻んで炒め、レタスの葉で包んで食べる一品として供される。香港でも勿論のこと、バンコクでもミンチのように細かく刻んだ肉とナッツなどとの炒め物にして後で運んでくる。

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レバー。フオァグラだ。

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陳麻婆豆腐

2008-02-24 14:35:03 | ■世界の料理

平成19年8月5日(日)― 2―

麻婆豆腐は日本の中華料理店のメニューの中でもエビチリソース、酢豚などと一緒に最も人気の高い料理の一つだ。しかし、日本の中華料理は日本人の味覚に合わせて作られていて、本場のものと全く異なったものになっている。

麻婆豆腐は、「陳麻婆豆腐」という下の店が元祖だそうだ。今から140年くらい前に、陳という顔にあばたのある女性が始めたのが評判をとって売り上げを伸ばしてきた。今では日本にも支店が出来た。渋谷東横デパートの地下にも陳麻婆豆腐飯というどんぶり飯がある。ここも四川本店の孫店くらいになるのだろう。

http://www.chenmapo.jp/

http://homepage3.nifty.com/chineko/china/china15/mapodoufu.htm

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店内。

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麻婆豆腐。日本では辛さだけが話題になるが、ほんとうは唐辛子の辛さは、それほど問題にしなくてもよい。麻婆豆腐の香辛料にはこの辺りの特産、花椒が使われている。四川の花椒は、唇が痺れるほど刺激が強い。この感覚を『麻』というのだそうだ。麻婆豆腐の特徴は、この花椒をいやというほど使うことだ。

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坦々麺。同じく花椒、唐辛子、ゴマ油を使う。日本のものとは味が違う。ごま油の香ばしい香りと適度な油っぽさの微妙なバランスが味を引き締めている。

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茄子を炒める。味付けは麻婆豆腐と同じ。茄子の食感が違う。

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こういうあっさりしたスープもある。

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昼食を陳麻婆豆腐で済ませた後四川空港に向かう。中国で4番目に大きな空港だそうだ。北京に向かう。

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イトーヨーカドー成都

2008-02-23 20:26:41 | ■世界の料理

平成19年8月4日(土)― 4―

成都は、地方の片田舎の町と思ったら大間違い。大都会だ。

http://www.jladvisers.com/web1/files/reports/Chengdu%20Aug02.PDF

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四川の辛い料理ばかりではなくたまには日本料理を食べに行こうとなったが、事情を知らないので飛込みで入った店が日本人経営の店ではなかった。見てくれは居酒屋風だが料理に小技がない。

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マネージャー。日本語が巧い。

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切れ味がよくない刺身。ほとんど残した。入らなければよかった。イトウヨーカドーの中にいい日本料理店があると後で聞いた。

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中国製の松竹梅を飲みほろ酔い気分になったかどうか・・・・

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イトーヨーカドーに行った。

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新鮮で豊富な果物

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鮨のパックまで売られている。よく売れている。

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鰻の蒲焼。

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閉店間際。売り場での客の送り出し。

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出口では、45度のお辞儀。ここが数年前、反日運動の暴徒に襲われたなどとても思えない。http://blog.livedoor.jp/ken123atara456/archives/18059099.html

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店の外では店長はじめ日本人スタッフも整列して客を送り出す。

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黒水の毛沢東

2008-02-16 12:17:12 | ■世界の料理

平成19年8月3日(金)―2―

黒水県の中心、黒水市。新しい建物ばかり。古い建物がないのは不思議。

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街は峡谷にある。街の中を黒水河が流れる。

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昼飯の時間になった。これも新しい食堂。

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チベット族か羌族の娘だろう。愛想がよい。

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田舎には珍しいサービス。

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メニューは四川省の田舎町、何処もここも同じのようだ。

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アパートらしい建物の向うに毛沢東の貼り絵が見える。室内は洗濯物だが、窓の外に架かっているのはチベット仏教のタルチョだ。

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街を出て10分も走ると羌族の特徴のある石積みの人家が見える。おそらく以前はこういう建物ばかりだったのだろうが、ダム開発などの金が入って新しい街が出来たのではないだろうか。

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冬虫夏草

2008-02-15 22:20:45 | ■世界の料理

平成19年8月3日(金)―1―

馬爾康飯店ホテルの朝食。中国の何処にでもあるようなお粥とお菜の朝食だが、お菜がとても辛いのが特徴だろうか。

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少しばかりの商店が並ぶ街筋で野菜を売る人々。少しばかりの貧弱な野菜を現金化しなくてはならないとは・・・・、現金がいらない時代はもっと幸せだったのかもしれない。

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立派なチョルテン(仏塔)がある。

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山の斜面で鍬を持つ人たちがいる。「何をしているのか」訊ねると、冬虫夏草を探しているのだという。冬虫夏草は、高価な漢方薬になるが、ここではいくらくらいで仲買に売っているのだろう。

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それにしても一昔前の映画の場面に出てくるような楽しさは何なのだろう。下の道路に真新しい乗用車が停まっていたところを見ると、街からピクニック気分で冬虫夏草をとりに来た人たちなのだろう。

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タルチョ(仏旗)が山の斜面を登っていくように見える。

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峠のタルチョ(仏旗)。この付近で海抜4000メートルくらいだろう。

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関帝廟の作戦会議

2008-02-13 10:28:00 | ■世界の料理

平成19年8月2日(木)―1―

昨夜泊まった新四姑娘山荘ホテルhttp://www.kaze-culture.com/program/OZ17-I-0714S.html。表の外壁は工事中。四姑娘山風景地区には海抜5千メートルを越す峰がいくつもある。

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日本語でマツタケの看板が出ている。美しい高山の自然が残っているこの辺りまでは、日本からのツアーも来ている。

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急流の沃日川がホテルの裏に流れている。

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立派な道路標識だ。先に到達した紅軍第四方面軍と、濾定橋を突破し狭金山を越えてよれよれになって到達した毛沢東率いる第一方面軍が合流した達維という地点を示している。

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真新しい記念碑が建っている。

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ミネラルウォーターやフランクフルトの串焼きを売る子がいる。ガイドをする子がいる。みんな片言の英語を覚えている。日本語の挨拶語を憶えている子もいる。

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家計を支えるために働いているのだ。服装から見てどちらかというと所得の高い家庭の子なのだろう。

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昨夜泊まったホテルの裏を流れていた沃日川の下流になる。

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この木橋で先に到着していた第四方面軍と万年雪の残る狭金山を第一方面軍がドッキングしたというのだ。長征の組み立ては、なかなかドラマティックにできている。

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断崖に沿った道路脇の民家、物を売る商売をしている。チベット族のおばさんと孫娘が行く。

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仏教の卍に挟まれた日と月。四川省の阿修羅は興福寺の阿修羅と同じように左右の手に日と月を掲げる。ここでは村の石造りの建物にまで描かれているのを見ると、このシンボルが深く人々の生活に沁みこんでいるのが分かる。

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向うに見えるのはロンと呼ばれる羌族の塔。この塔については後漢書や三国志にも出てくるそうで、戦闘目的に使われたようだ。しかし、民族の同化、分離の繰り返しによって変化してきていて、今の羌族が昔の羌族と同じだったとは思われない。この辺りに住むチベット・族をギャロン・チベット族として区別するほうが理解しやすいという考え方もある。チベット族に同化された羌族ということである。

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ここから僕達の車も両河口に向かう。

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途中、チベット族の仏塔チョルテンを見る。この辺りのチベット族と同化した羌族のものである。

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さらに行くと両河口だ。遠くから毛沢東の石像が見える。そちらに走っていくと、思ったとおり小さながあり、すぐ関帝廟も分かった。

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第一方面軍の毛沢東と第四方面軍の張国燾が作戦会議で対立した舞台となった関帝廟。

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廟の中には関帝、観音など道教と仏教の仏や神が祀ってある。

その中で最も気になったのは、下の仏画だった。

つらづら考えるに、本尊はどうやら弥勒菩薩のようである。両側にナーガ、菩薩の上にガルーダが見える。ガルーダがチベットでダライラマの上に描かれるガルーダと形が似ている。とすると・・・・・。

今の中国ではダライラマの写真を拝むのは禁じられている。多数派のj漢族政府に屈従してダライラマの肖像を降ろし、毛沢東の写真や像を飾っているが、彼らのほんとうの心の内はどうなのだろうか・・・・・。

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関帝廟の通りの地味な食堂に入る。

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チベット人経営の食堂。パトマ・サンババの仏画が壁に貼ってある。

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老腊肉は、唯一の肉としてここでも出てくる。老腊肉は、羌族にとって貴重なもので、ハレの日のために大事に保存される。

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豆腐のスープ。7,8種類の料理を注文する。何処もあまり変わりなかったが、期待していなかっただけに美味かった。

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店の後ろに廻ると農家がある。椎茸を栽培している。女の子の左後ろにバラボラアンテナが見える。

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外に出ると、派手な格好のライダーがいた。

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四姑娘山麓までの道程

2008-02-11 07:30:57 | ■世界の料理

平成19年8月1日(水)ー(2)

1時過ぎに濾定を出る。何となく町らしい道筋にさしかかったのが2時半。

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ちょっと清潔そうな食堂がある。表からよく見えるように農家の老腊肉(ハム)、農家の味と書いてある。これが売り物なのだろう。

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食材を選びながら注文する。

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出来上がったのはこんなもの。使われている脂肪の多い肉が農家の老腊肉(ハム)。Dsc_3003

辛い料理が多いが白菜の炒め物のような淡白なのも作ってもらう。

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運転手とガイドの女性も交えて食事。

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隣の席は都会から来た男。食事ノートパソコンで株式の相場から目を離さない。株の売り買いをやっているのだという。都市から離れたこんな田舎で株の売り買いの風景を見られるとは思わなかった。

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成都から来た観光客が店の前で洗車している。彼らの車はトヨタやホークスワーゲンだ。

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町らしいのは道路に沿った一列の建物だけ。食堂の横からはこのような道が伸びている。

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僕らの車道はどんどん山に入っていく。

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岩を削って新しく出来た道だ。車を停めて谷底をのぞく。

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谷には建設中の大規模な堰止めダムが見える。広大な面積が水没するはずだ。ガイドも情報を持っていなかったのだろうか。

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道もめちゃくちゃに廻りくねっていて迷ってしまう。珍しく通りかかった親子連れのバイクに道を尋ねるがそれでもあやふや。

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「狭金山阿休チベット村あなたを歓迎します」と書いた看板。この辺はチベット人が住む地区だったが、そこが水没するわけだ。

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新しいチベット風の建物がある。補償で建てたのではないかと考えたりするが、そうでないのかもしれない。

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中にはチベット族の民族衣装を着た若い娘さんが思ったより大勢いる。みんな意外に明るい顔をしている。

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やっとホテルに着く。真っ暗な山道を走り続けて着いたのは11時。山の中では深夜もいいところだ。

今日の予定は、濾定から430キロ、10時間走って馬爾康(マラカン)まで行くはずだったが、半分の行程の小金に到達するので精一杯だった。

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峨眉山

2008-02-09 14:22:41 | ■世界の料理

平成19年7月31日(火)

峨眉山は、中国の4大名山の一つに数えられる仏教の聖地。昨夜観光した楽山の大仏とともに1996年世界遺産に登録されている。成都から西南約170キロのところにある。

山頂まで政府、軍、共産党の幹部以外は、すべて観光バスや自家用車など中華門の前でストップさせられる。

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観光は金になる。ここで先ず第一の関門。一人ひとり入山料を取られる。山に入るだけで一人都合2千4,5百円はかかっただろうか。中国では大きな金といっていいだろう。

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次にマイクロバスに乗り換える。バス代を払う。

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約2時間。雪洞坪というところで、マイクロバスを降りる。海抜2430メートルそうだ。霧や小雨が降ることもあるせいなのか、コートのレンタルがある。ここから徒歩。

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国内外の観光客が年間100万人以上ここを訪れる。そのうち30万人が外国人らしい。日本語の立看板、注意書きなどがあるのは嬉しい。ただ誤字や意味の判読に苦労することもある。

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エンエンと続く列について歩いていく。

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土産物屋が並ぶ。

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漢方となる茸やお茶がここの特産らしい。

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おおよそ三十分歩くとロープウエイの下駅。

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広い車内だ。日本製ではない。デンマーク製ではなかったかと思う。

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下から雲が湧き上がってくる。絶景だ。

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約3分で華蔵寺のある金頂に着く。海抜3077メートル。一気に上るので高度に弱い人は、苦しいだろう。時代を経た建物がないので、日本のお寺に比べるとありがたみが薄い。この頂上広場にはここ数年内に建立された高さ48メートル、金ぴかの仏塔がある。象がこの寺の象徴のように沢山使われている。何故なのか。昔のものを再現したものか。調べる気にもならない。

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しかし、何処にも敬虔な信者はいるものだ。左遶して念仏を唱える善男善女。列の後ろについて一回りしてみたら何となく敬虔な気持ちが湧いてきた。

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値段の高い珍しいお茶を飲んで一服したあと同じ道を引返す。

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低地に降りると、確かにお茶畑が山の頂上まで駆け上がっている景色も見られた。

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峨眉山市から西に瀘定に向かう。ここまでは団体ツアーにも人気のある観光地だったが、これから先は外人観光客は少ないだろう。日が暮れて何処まで走っても普通に食べられそうなレストランがない。

鰱魚という看板が目立つ。鰱魚とはどういう魚なのか。この辺りの特産らしく、走路脇にちょっと明るい光が見えると鰱魚とある。

いろいろな説があって定めにくい。台湾ではレーヒと呼び、戦前の高雄では養殖されていた。塩漬けのレーヒは戦中の台湾では重宝されていた。内地人はこれを塩焼きにして塩鮭のように食べた。

面白いことに、利根川筋では、鰱魚は鮭だと江戸時代に言われていたらしい。http://www.city.toride.ed.jp/index.cfm/12,4653,34,45,html

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鰱魚は、鯉科の淡水魚というのが一般的な考え方で、一緒に歩いた仲間と鯉のような川魚でも食わせるのだろうと期待して一軒の食堂に入ったところ、分かったことは、この辺りでは、なんと鰱魚とはナマズのことだったのだ。

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これにはがっかりした。

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料理人は、魚体が大きいので2種類の料理を作るという。

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どちらの料理も油で炒めて似たような味。

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どちらも辛く、朱色が濃いのと褐色のもの、豆腐を入れうか入れないかの差があるくらいでどちらもどうということはない。ちょっと気味が悪いくらいの感触があるくらいだ。

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野菜スープ。

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炒飯の2品が美味かったというのだからおおよそのことが分かるだろう。

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堪らず、焼酎のように強い白乾酒をとって飲んだところ一人4千円近くとられたのには驚いた。

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店の外では、近くの人たちが食事を取っている。

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西南民族大学 成都、四川省

2008-02-06 11:50:00 | ■世界の料理

平成19年7月30日(月)

北京から3時間、四川省、成都空港に着いた。何処の空港にもある風景。

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ただちょっと可笑しいのは、駐車場の時計にパンダの人形が乗っていることだ。四川省はパンダの里だからだ。パンダを馬鹿にしたら不敬罪(?)になるようなお国柄だ。

一方、日本では酒田駅からおしんの像が取り払われた。おしんの像の方が立派でずっと韓国客の目を惹いたのに。おしんはアジアでは誰知らぬ人はいない。アジアでは女性の理想像で人気者だ。「おしんの像があると山形県はいかにも貧乏な地方だ」と思われ肩身が狭いという理由などで撤去したと聞いたが、もしそれが本当なら撤去を決めた人たちの心が如何に狭小でさもしいものか。アジアではまだまだおしん人気は高い。日本人はおしんの故で尊敬されているのだ。僕だったらもっとおしんを利用してアジアの観光客を呼ぶ環境を整備するのだが・・・・

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その足で西南民族大学の先生方がご馳走してくれると待つている四川料理店に行く。大学の近くの店だがここがいかにも本物だと思わせる四川料理を食べさせる店だった。因みに店の名は、「龍抄手」という。一度行ってみられるといい。先生方から招待されているくらいだからそんなに高いはずはないと思う。ただ個室を選ぶと別に日本円で1600円ほどかかるようだ。

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8月25日に九州国立博物館でアジア民族造形学会が開催されることになっている。西南民族大学の先生方も何人か来日されて研究発表されることになっている。その先生方と会食することになっていたのだ。

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西南民族大学の研究生。日本人のようなポーズをしているが、日本人ではない。生粋の四川人。日本語が達者なので、今日は日本語の通訳に狩り出された。

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真ん中の鉢は田鰻。手前の青い葉に盛ってあるのが白切鶏。広東料理と違うのは、客家の鶏のように肉質がしっかりと固いことと、タレが辛いこと。

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麻婆豆腐。山椒で唇が痺れる。ねっとりして実にうまい。しかし、中でも意外に茄子の料理が絶品だった。

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坦々麺は、汁が入っていない。日本のものとは違う。こちらの方がよい。どれをとっても美味い。つい白飯まで食べて、食べ過ぎてしまう。

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序に楽山の大仏に寄る。船着場の近くには出店が並んでいる。

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写真を撮っているのは、台湾から来た観光客。

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楽山の大仏は、弥勒菩薩。岩を切り出して作られている。全長約71m。世界一大きな石仏ということになっている。

楽山の大仏は、奈良の大仏とほぼ同じ時代に作られた。奈良の大仏は、毘盧遮那仏(大日如来)で世界最大の金銅仏といわれるが、岩を彫る方が製作が楽なのか楽山の大仏ははるかに大きく、奈良の大仏の座高と楽山の大仏の頭長がほぼ同じである。

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楽山市から峨眉山市に廻って、峨眉山大酒店に泊まる。

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箱根を思わせる場所で、このホテルにも温泉がある。

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北京ダック

2008-02-04 10:15:33 | ■世界の料理

7月28日(土)-29日(日)

 28日到着。北京北駅近くのホテルに泊まる。向うにうっすら見えるのが北京駅。これがオリンピックで心配されている北京の悪名高い汚染された空気だ。靄で青空が見えないどころではなく、遠くのビルは鮮明に撮影できない。

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ハワード・ジョンソン系列の Paragon Hotel Peijin、中国名では北京宝辰飯店に泊まる。モーテルチェンが発展したホテルチェーンなのだからだろうか、玄関には」結構きつい石段がついているのにベルボーイがいないということはあった。しかし、サービスはやや落ちるものの設備はよい、

下は朝の朝食会場。入り口が上にあるので降りていかなければならない。

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今度の旅は、中国で長く特派員をやっていた友人3人に連れて行ってもらった。今はジャーナリスト、大学教授、新聞社の現役で活躍している3人だ。みんな東京外大の中国語専攻で仕事でも中国語を使っているので、言葉に心配はなく、僕ははおんぶに抱っこ状態だ

旅の目的は、毛沢東の長征の後を辿る旅、今年は4年目で、長征が完結する最後の年だ。しかし、おそらく今年はいちばん困難な道だろう。司馬遼太郎が書いた「蜀の道」をはるか入った辺境、チベットに通じる四川高原の道なき道を辿る厳しい旅になりそうだ。早速道路決壊のニュースが入ってくる。ルートを変更しなければならないということだ。

大気汚染は別としても北京の町筋は新車が多く気持ちよい。

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槐(エンジュ)が花をつけている。

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H氏の中国人の友人がご馳走をしてくれる店がこの通りにある。北京で特派員生活を送っていたH氏は、町の風景が当時とは一変しているにしても勘がいい。

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一昔前には考えられなかったコジャレた店。そういえば香港の変わり身も早かった。始めて行った香港は不潔だったからな。店構えや人の服装やマナーは瞬く間に変わってしまう。・・・・だが、それはよそ行きで、家の中まのやり方まで変わるのは、少し先のことだろう。

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料理の出し方もおしゃれ。白いテーブルクロスまでかかっているのは見事だ。

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北京ダックが目当てだった。美味しかったが、どうだろうバンコクのシャングリラ・レストランに比べると落ちる。今まで食べた北京の北京ダックでバンコクよりうまいところはなかった。

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北京の地下鉄。

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夜は、由緒ある「東来順」のしゃぶしゃぶを同行者の大学の同窓の方のご馳走になる。日本の大企業の責任者をしているなど重要なポジションについているばかりだ。

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「東来順」の建物。羊の肉も何種類もある。火鍋でしゃぶ肉を入れて食べるのは何処でも同じ。だが、ここは有名店、こってりしたピーナッツ系のたれを好きな人にはこたえられないだろう。

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大通りの裏にはこのような昔の雰囲気の残った界隈もある。こういう道の方が僕の趣味には合うのだが、何れ取り壊されるのだろう。

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