六月一日

　あっという間に六月になったなあ，などと思って，五月中の投稿記事を確認してみれば，バトルロンド関連二件のみであり，まるで遊びほうけていたように見える．
　しかし，まっこと質の悪いことにこれは半ば事実であって，五月中に行われた趣味性の高い活動のほぼすべてはバトルロンドだった．
　自分でも少し，どうかと思う．

　それ以外のことについてひとつだけ書く．学校推薦は貰えることになった．
　学内面接自体はすんなり通ったが，その直前まで「自分は何をやりたいのか」「本当にやりたいのか」なんつー，自問自答をするはめになった．普段からそういうことを考えておけ，ということなのかもしれない．そもそも仮にも推薦を受けようというのだから，強い志向性が求められるのも当然のことだ．そこんところがはっきりしてないぞ，ということが明らかになって研究室のボスからは「（○○したいんだ！という）思いがないのではないか？」と言われた．確かにその通りで，自分の中にはっきりとした思いがひとつでもあるかと問われると全く自信がない．そんな訳で，その類の自問自答，今回は，自身に関しての目的をはっきりさせる，という作業をすることになったのだが，これが最も苦手なことであったりする．
　しっかりとした目的意識がないと，他の要素がいかに優秀であっても，なんだか気の抜けたような結果に陥りやすい．逆に目的意識がはっきりしていたことで，その他がなっちゃいない状況でも，総合的には何とかなる，という場合はある．そういうことは経験上，承知している．けれどもやっぱり，自分自身を考えるとなるとてんでダメなのだった．「どうしても○○したい」とか，そういう強い希望がひとつもないのだから，仕方がない．
　仮に目的意識がはっきりしないのは仕方ないとして，当面はでっち上げて凌げるならそれはそれで次善策たり得る．ところが，更に厄介なことに，今度は自分のもうひとつ良くない性分がにょきにょきと顔を出す．どこかで納得できないといつまでも足踏みしてしまう．これもまた非生産的な性分なので，どこかでどうにかしないといけないと思っている．