日本でも発売された Suraface Pro についての散文的所感.2013年3月に個人輸入して以来,使ってきました.知人から利用状況を訊かれたので,答えた内容をそのまま貼り付けておきます.なお,文中出てくる VAIO は VAIO Z VPC-Z21AJ です.
バッテリーは「まぁまぁ」. 最近の(特に老舗系)ウルトラブックとしてはたぶん「中の下」 レッツノートクラスを期待するとぶん投げたくなると思う. あまりバッテリーのみの環境でがんがんは使ってないが,ぼけーっとFHD動画 をWLAN経由で流しつつ,たまにネットを見るってので4時間前後てところ. あと電源つないでおかないで一日くらい(だったか?)ほっとくと虫の息に なってることがある. いまのところ研究室までは二台持ちになってる. このあたりは,VAIOのソフトウェア・データ環境すべてを移動する手間を厭っ ているため(特に個人データ系). 代わりといってはなんだが,ゼミ・ミーティングにはVAIO持ってかなくなった. でもすげえ長引くとバッテリが不安になるので,アダプタは持参. あとこないだの出張では二台持ちだったけど,結果的には出張は Surface だ けでたぶん足りた. ホテルでRSS・趣味サイトチェック以外は VAIO Z いらん子だった. 紙ノートは撤廃した. デジタイザペン+OneNote に完全移行. ペン対応の有無は私にとってタブレットPCとしての価値が大幅に変わる. でもペンは失くす.繰り返す,なくすと価値半減なのにペンは簡単に失くす. ACアダプタで駆動中はペンを装着する場所がないんだが,こいつをポケットと か机のうえに適当に放るとなくす. すでに二本どっかいった. 1本目なくしたとき,アメリカから2本輸入しておいてよかったぜ! ……え,日本でも発売……? あの,私の,関税と手間は…… スタンド付はじわじわくる良さ.地味にすばらしい. アダプタはでかめ.もう少し小ぶりか,カバンの中でも収まりの良い形状なら もっと良かった. USB チャージャは地味だが使える.手持ちの道具を減らせる. ソフト関係は,一通りできるようにした.TeXとかOfficeとか開発環境とか. どれもバッテリ駆動でもきびきび動く.さすがにガチ計算だと体感差がでるけど. いざというときにソフトウェア的な制約なしでなんでもできるというのはよ い.あるいはビューワーとして使っていて,何か気が付いた点をPC的に修正・ 記録できるのも○ ここは Windows であることの強みで Surface じゃないけど. まー,急なことになっても,とりあえず,surface(+アダプタ+ネットワー ク)をひっつかんでればなんとかできます的な. そんな事態にはめったにならないですが. でもあまり surface だけで作業はしたくはない. たとえば,タッチタイプのキーボードはまだ慣れない. あと細かなマウスカーソル使った作業も×. なので,がんがん使うならメカニカルタイプが良さげだが,持ち運び時の収ま りの良さではタッチタイプのが良さげ. 閉じたとき,遠慮なく画面にハードキーがガンガンあたるとかいう噂. 2万円の追加出費がいたくなければ,両方試すのが良いかもしれない. 使い分けの話に戻る. 最近思うのは,いつか研究関連をVAIOから引っこ抜いて,ワークステーション 移行してしまっても良いのかな,という点. タブレット(サブ機)やネットワーク,クラウドサービスが有能になってきた ので,必要ならリモートデスクトップとかファイル同期(skydrive, dropbox その他)でやればよかろうと. 関連して,集めた論文とか,研究ノート(OneNote),一通り終わった研究の 原稿・スライドとかは skydrive に集め始めた. どのマシンからでもアクセスできるので良い. (なお,Evernoteとドロップボックスは乗り遅れたので,OneNote+SkyDriveな M$信者です) 金銭的な問題なく,一昔前に4-5万のネットブックと同じ感覚で購入できる なら,すげえアタリだったなーて思えるデバイス. 夢の高級タブレットマシンとして期待すると,ところどころ「まだ技術が追い 付いてないな」って感じ.バッテリとか. 私は,Haswell(ちょうど発表されましたね)で,Surface的ないいマシンが出 たら間違いなく乗り換える. 逆に,現行Surfaceの良さをサブセットとして持つ,超Surface的なコンセプト のマシンじゃなければ現状維持しそう.それくらいにはよい.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます