難斗米の独り言・・・・・
「姉さん!”一変に年を取ったな~”
都に行く前と、帰りの今とは、たった数十日しか
経ってないのに・・10年の時が経たようだ・・
なぜ? 使命は終わったと称していたが、もう少し
長生きをして欲しいが・・もう限界かも・・・・
わしも、年を取った・・・年の離れた弟ゆえ、姉の長生きに
ついて来れた。年子の姉弟だったら・・
わしは、とっくに寿命が尽きてた・・・
それにしても・・・・良く寝てる・・・・・」
「おかあさ~~ん」
娘の声が聞こえてきた・・・・
「早く”早く”」
丘を勢い良く登っていく娘の声だ
娘の声だ・・・
「そんなに”急いで、転ぶなよ~~」
夫の声だ・・・・
「海だ~~~」
「わあ~~すごい」
「きれい~~」
豊後水道と玄界灘が目の前に広がっている。
遠くに四国の岬も見える・・
「あ~~あれは、本宮山に登った・・あの時だ」
「おかさ~~ん”お腹が空いた」
「そう”では、お昼にしましょう”」
夫と娘に囲まれ・・・幸せだった・・・
その幸せが・・・暗転した・・・
「あ~ひどい”貴方”起きて”・・私を一人にしないで・・」
はやり病で、夫と娘が一緒に死んだ・・・
余りにも悲しすぎて、涙が止まらない・・・
やがて”涙が・・・・枯れた・・
お~”そんな”夫が、娘が・・・起き上がった・・・
「卑弥呼”」
夫が私を見て、声をかけてきた
「お母さん”」
娘も私を呼んでる。
「俺も、娘も・・お前を待ってたよ」
「長いこと待たせてごめんね”」
「な~に”ホンのつかの間だよ”・・待ったのは
さ~一緒に行こう”」
娘と夫が手をつないできた・・・
あ~・・体が・・・天に昇っていく・・・
卑弥呼の寿命が尽きた・・・・
「姉さん!”一変に年を取ったな~”
都に行く前と、帰りの今とは、たった数十日しか
経ってないのに・・10年の時が経たようだ・・
なぜ? 使命は終わったと称していたが、もう少し
長生きをして欲しいが・・もう限界かも・・・・
わしも、年を取った・・・年の離れた弟ゆえ、姉の長生きに
ついて来れた。年子の姉弟だったら・・
わしは、とっくに寿命が尽きてた・・・
それにしても・・・・良く寝てる・・・・・」
「おかあさ~~ん」
娘の声が聞こえてきた・・・・
「早く”早く”」
丘を勢い良く登っていく娘の声だ
娘の声だ・・・
「そんなに”急いで、転ぶなよ~~」
夫の声だ・・・・
「海だ~~~」
「わあ~~すごい」
「きれい~~」
豊後水道と玄界灘が目の前に広がっている。
遠くに四国の岬も見える・・
「あ~~あれは、本宮山に登った・・あの時だ」
「おかさ~~ん”お腹が空いた」
「そう”では、お昼にしましょう”」
夫と娘に囲まれ・・・幸せだった・・・
その幸せが・・・暗転した・・・
「あ~ひどい”貴方”起きて”・・私を一人にしないで・・」
はやり病で、夫と娘が一緒に死んだ・・・
余りにも悲しすぎて、涙が止まらない・・・
やがて”涙が・・・・枯れた・・
お~”そんな”夫が、娘が・・・起き上がった・・・
「卑弥呼”」
夫が私を見て、声をかけてきた
「お母さん”」
娘も私を呼んでる。
「俺も、娘も・・お前を待ってたよ」
「長いこと待たせてごめんね”」
「な~に”ホンのつかの間だよ”・・待ったのは
さ~一緒に行こう”」
娘と夫が手をつないできた・・・
あ~・・体が・・・天に昇っていく・・・
卑弥呼の寿命が尽きた・・・・