今年に入ってから、日本の国会では森友問題、そして家計学園疑惑一色で
焦眉の急であるべき北朝鮮ミサイル問題、
また中国の動向に対しての国家安全保障問題が実にないがしろに
されてきた感があるが、国会休会中に行われた7月10日の
文部科学・内閣連合審査会の模様を、YouTubeの動画で
じっくり見てみると、日本という国の、慢性的な病巣が
見えてくるように思えて、ぞっとする。
Y . . . 本文を読む
トランプ大統領就任以来、連日BBCワールドニューズの
トップにトランプの名が出ない日はないくらい
いろいろと物議をかもしている。
わたしはあまりCNNは見ない。英国の
BBCワールドニューズのほうが、やはり外国の
放送局だからだろうか、アメリカとは少し違った角度から
報道しているので、客観的で安心して見られる。
しかしトランプ大統領のおかげで、米国の民主主義について、
あ . . . 本文を読む
1月11日、BBCワールドニューズを見ていたら、
シカゴにおけるオバマ大統領の
退任演説が始まった。
再放送なので、簡単な解説が画面に同時に出る。
なぜ、シカゴか、というと、オバマ氏が
弁護士としての職業を始めたのが
シカゴであり、彼の地元だから、という。
まるで武道館のような広い会場は人で埋め尽くされ、
堂々と自信たっぷりに壇上のスピーチ台に歩いて行く
オバマ大統 . . . 本文を読む
このところ、欧州で乱射事件や自爆テロ、教会襲撃など
凄惨な事件が頻発しているが、
それに連鎖したように、日本で障害者施設での大量殺戮がおこり、
欧州のニュースでもトップで取り上げられていた。
ドイツでの一連の事件は、ISIS(自称『イスラム国』)が
関連を発表したものも、しなかったものもあるが、
日本の相模原事件は毛色の変わった事件である。
まだ捜査中で、事実関係が明確 . . . 本文を読む
ここ10日ほど、日本を含め、世界でさまざまな出来事、
それも悲惨なテロなどが相次いでおきて、
状況を把握するのが追いつかないほどである。
その中で、一つ、日本での天皇陛下のご退位の意向のニュースに
注目したい。
このニュースはTwitterで速報されたが、それとほぼ時期を同じくして
イギリスのBBCでもスペインの国営放送でも大きく取り上げられた。
わたしは驚いたが、日本の地 . . . 本文を読む
英国の国民投票で離脱が僅差で勝利をおさめたのが
去る6月23日のことであった。
離脱を予期していた方々もいらっしゃるが、
わたしはおそらく希望的観測から残留が勝つだろう、と
たかをくくっていたので、この結果には正直驚いた。
あの日以来、毎日BBCの国際放送を一日の大半かけて
見ているのだが、正直、あらあらイギリスさん、何やってんの?
と、あっけにとられることばかり連日起き . . . 本文を読む
最近、沖縄の普天間基地から辺野古移設をめぐって
翁長知事は、ついに辺野古埋め立て承認取り消し、
という強硬な態度に出たことで、沖縄では大問題となっている。
この沖縄の基地問題に関して、わたしはこの数週間ネットで
状況を把握すべく、かなりの情報を得ているが、10月22日、埋め立て承認に
判をついた仲井眞(なかいま)前沖縄知事のラジオ出演によるお話をきいて、
なんとなくこの争いの原点 . . . 本文を読む
数日前のシリア難民欧州受入れで、ドイツのメルケル首相の
人道的決断や、英国キャメロン首相の難民受け入れ宣言などで
大量の難民がドイツなどに無事到着したニュースは
感動的であったが、その興奮が多少落ち着いてくると、
もやもやと見えてくるものがある。
昨日、英国政府がTwitterに発表した9月7日のキャメロン首相の
下院議会演説のテキストを注意深く読んでみた。
まずキャメロン . . . 本文を読む
いろいろと物議をかもした五輪エンブレム、とうとう白紙撤回されましたね。
デザインした佐野研二郎氏の写真を初めて拝見したとき、
なんとなく違和感を覚えたのですが、そのときは
「盗作疑惑」が問題になり始めたころでしたので、
そんな先入観のある目で見ていたのかもしれません。
知らない人を第一印象だけで判断してはなりませんが、
あのエンブレムが、ベルギーのリエージュ劇場のロゴマークと . . . 本文を読む
8月8日リリースされたチャンネル桜の討論番組、『大東亜戦争と戦後70年、Part1』、
三時間の討論だが、実におもしろかった。
パネリストの7人、いずれも保守的な立場にあるが、それぞれに
おおいなる物言いで有名な方々である。
特に長老的存在の西部邁氏、毎度のことであるが、人の発言をさえぎってまで
長々と強調する、この態度には反感をもつ視聴者が多いようであるが、
わたしは逆に、西 . . . 本文を読む