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2019年11月8日追加 少量から中程度の活性酸素は「生命の炎」 活性酸素悪玉説の神話

2019年11月08日 12時26分21秒 | オーソモレキュラー医学 生体分子と人体の反応

2019年11月8日追加

健常人による大量の抗酸化剤使用の誤った実態と改善要望

 

日米のオーソモレキュラー医学の指導者たちが行なっている、健常人による大量の抗酸化剤使用の誤った実態と改善要望についてまとめました。

まず、次の資料をご覧ください。

 

出典

https://isom-japan.org/news/detail?uid=U5GLy1548832347

オーソモレキュラー医学ニュースサービスー日本語版

国際版編集主幹 Andrew W. Saul, Ph.D. (USA)

日本語版監修 柳澤 厚生(国際オーソモレキュラー医学会会長)

溝口 徹(新宿溝口クリニック)

姫野 友美(ひめのともみクリニック)

北原 健(日本オーソモレキュラー医学会理事)

翻訳協力 Wismettacフーズ株式会社ナチュメディカ事業G

 

2018-05-08

ビタミンCに関する質問とその回答

 

『Helen Saul Caseによる論評

私は、健康な時は、1日当たり8,000~10,000 mgのビタミンC剤を飲んでいる。ストレスがある時は、これよりずっと多い量を摂る。実際に病気になった時は、1日に100,000 mgまで摂ることもある。

ノーベル賞を2度受賞しているLinus Paulingは、1日に18,000 mgのビタミンCを摂っていた。彼は、1日当たり6,000~18,000 mgの量を摂ることを推奨していた。

Frederick R. Klenner, MDが健康な子どもを対象に推奨していた1日当たりの摂取量は、年齢×1,000 mgというもので、10歳以降は10,000 mgのままとしていた。病気の時は、これよりはるかに多く摂るよう推奨していた。

我が家の5歳児の場合なら、健康状態が良い時は1日5,000 mgのビタミンCを摂り、病気の時は1日量が25,000 mgかそこらとなる。我が家では必ず、各自のビタミンC用量を何回かに分け、終日摂っている。「十分な量でこの物質(ビタミンC)を用いた時の効果によって経過が著しく改善される疾患は多い」とDr. Cathcartは述べている。彼は、ビタミンCの腸許容用量について、特定の疾患に関連させた重要な論文を書いている。それを読むための参照先を以下に示す:

「Vitamin C, Titrating to Bowel Tolerance, Anascorbemia, and Acute Induced Scurvy (ビタミンC、腸許容上限までの滴定、アナスコルベミア、および急性誘発性壊血病)」(http://www.doctoryourself.com/titration.html)』

(引用終わり)

 

現状の問題点に関する私の見解

 

現在の生化学は、少量から中程度の活性酸素種ROSや活性窒素種RNSは、人の健康な機能の維持に必要不可欠であることを証明しています(このブログ記事の後の部分を参照)。

つまり、少量から中程度の活性酸素種ROSや活性窒素種RNSは、人体の正常な化学反応により生み出され、生命維持のために必要不可欠な「生命の炎」のようなものです。

 

この知識は、ノーベル賞を2度受賞されビタミンCの大量服用を一般に広められたポーリング博士たちが活躍した時代には、まだ解明されていなかった生化学的な知識です。

あの当時は、活性酸素種ROSは全て有害で老化や各種疾患の原因であり、活性酸素種を消すことが老化防止と疾患予防につながると考えられており、活性窒素種RNSの知識はそれからしばらくたって発見されました。

 

冒頭の資料に示されるように、日米のオーソモレキュラー医学の指導者たちが今現在述べているような、健常人が1日当たり6gから18gもの大量のビタミンCを日常的に摂取する方法は、活性酸素種と活性窒素種の持つ生命維持のために必要な基本的な性質を把握していない時代の方法を、改訂することなくいまだに連綿と続けている危険な方法です。

 

健常人が大量の抗酸化物質(ビタミンC, ビタミンE, βカロテンなど)を日常的に服用すると、健康に必要な活性酸素種ROSや活性窒素種RNSを破壊し、「生命の炎」を消してしまうため、正常な細胞機能が維持できなくなり、有害なだけです。

 

何らかの疾患、例えば風邪・インフルエンザなどの感染症や、非常に激しいストレスなどの時には、大過剰の活性酸素種ROSや活性窒素種RNSが発生するため、これを鎮静化するために一時的に短期間の大量摂取は有効だと思われます。

抗酸化剤の大量摂取は、このような疾患の治療目的の場合に限定すべきであり、健常人が日常的に大量摂取してはならないことを現代の生化学は示しています。

 

ちなみに、風邪の時の私の第一選択肢は、ビタミンCの1日10gから20gの服用です。

基本的に、医薬品の風邪薬は飲まないようにしています。

医薬品の風邪薬(一般用、医療用の両方)には、数多くの重篤な副作用(害反応)が実際に報告されており、死者も出ていることが報告されていますので、安全性という観点では、ビタミンCの方がはるかに安全です。

この点で、風邪・インフルエンザの治療に対するビタミンCの大量投与を推奨されたポーリング博士は、正しかったと思っています。

ただし、治療が終わったら、可能な限り速やかにビタミンCの大量投与を終わらせる必要があります。

さもなくば、別の体調不良を招くことになります。

 

日米のオーソモレキュラー医学の指導者たちは、生化学的知識の進歩に対応して、健常人による抗酸化剤の大量服用を止めるように指導すべきです。

これを行なわなければ、オーソモレキュラー医学は信頼を失い、衰退・滅亡していくことは避けられません。

これは、大きな可能性を持っているオーソモレキュラー医学にとり不幸なことです。

一日も早い是正が必要です。

 

補足

国際版編集主幹 Andrew W. Saul, Ph.D. (USA)(理学修士、哲学博士、医師ではない)は、

オーソモレキュラー医学の全容を解説する本

「Orthomolecular Medicine for Everyone: Megavitamin Therapeutics for Families and Physicians」

Abram Hoffer M.D. Ph.D.(医師)、 Andrew W Saul PH.D.(理学修士、哲学博士、医師ではない)

の共著者です

https://www.amazon.co.jp/Orthomolecular-Medicine-Everyone-Megavitamin-Therapeutics/dp/1591202264/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=Andrew+W.+Saul&qid=1573084083&sr=8-1

この本の日本語訳は

「オーソモレキュラー医学入門」

A・ホッファー、A・W・ソウル著、中村篤史(医師)翻訳

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%A2%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC/dp/4846018407/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%A2%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC&qid=1573084178&sr=8-1

 

Helen Saul Caseは、Andrew W. Saul, Ph.D.の娘さんで、医師ではありません。

 

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1.活性酸素悪玉説の神話 

ポーリング博士や三石巌博士のような過去の優れた科学者の方々の持たれていた科学的知識は、今から30年以上前の知識であり、現在に残されている彼らの著書は、その古い知識をまとめて推論や思考を加えた内容になっています。

30年余りの間に、科学、医学、薬学は飛躍的な進歩をし、ポーリング博士の時代には知られていなかった新しい生化学・生理学的な知識も数多くあります。 

例えば、ポーリング博士の時代には、糖質制限(高タンパク高脂肪食)やケトン体に関する詳しい知識はなかったため、砂糖と精製穀物の害を指摘する段階にとどまっています。

また、あの時代は、脳はブドウ糖だけをエネルギー源とする説が支配していた時代でしたが、現在では、脳は脂肪酸やケトン体もエネルギーとして使用することが確認されています。

コレステロールに関しては、世界を2分する論争がまだ行われており、スタチンメーカーから1円もお金を受け取っていない日本脂質栄養学会の調査によれば、動脈硬化とコレステロールは無関係であり、遺伝性疾患の家族性高コレステロールの人以外の人では、高コレステロールは長寿の要因であることが報告されています。

大量のニコチン酸を使用してコレステロールを低下させる方法が採用されていますが、コレステロール低下は寿命を短縮させる作用がありますから、この方法は好ましいものではないと考えられます。 

長い間、活性酸素種ROSは全て有害であり、老化と各種の疾患の原因である悪玉だから、ビタミンC, E, βカロテンのような抗酸化剤の大量投与により活性酸素を消すことが健康と長寿の方法であると考えられていました。

しかし、現代の科学は、大過剰な活性酸素は有害であることは確かだが、日常生活や中程度の強度のトレーニングで発生する少量から中程度の活性酸素は、人体の損傷を修復し正常に機能させ生きて行くために必要不可欠な、いわば「生命の炎」のようなものであり、これを大量の抗酸化剤で強制的に消すことは、強力な消火剤で「生命の炎」を消すことになり、様々な機能的な問題を起こすことが証明されています。

今の時代にポーリング博士や三石巌博士が生きておられれば、糖質制限とケトン体を支持し、健常人における大量の抗酸化剤の日常的な使用を否定されたはずです。 

通常量の栄養素としての抗酸化剤は必要不可欠ですし、感染症、毒物中毒、放射線障害、癌などの場合には、高投与量のビタミンCの効果が期待できる疾患もあるでしょうから、それらは個別に臨床評価が行なわれるべきです。

例えば、最近ではICU入院の重症敗血症患者へのビタミンCとB1の点滴投与により死亡率が大幅に低下する報告があります。

Hydrocortisone, Vitamin C, and Thiamine for the Treatment of Severe Sepsis and Septic Shock: A Retrospective Before-After Study.

Chest. 2017 Jun;151(6):1229-1238. doi: 10.1016/j.chest.2016.11.036. Epub 2016 Dec 6.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27940189 

過去の優れた科学者たちの過去の業績や知識を、現代にそのまま当てはめるのは危険です。

科学は進歩しており、これからも進歩し続けますから、栄養素を使用する医学も、科学の進歩に合わせて修正・進歩させていく必要があります。

それは、現代の指導的地位にある方々の責任です。これができない栄養医学は、衰退・滅亡していくことは避けられません。

過去の優れた科学者の業績をそのまま崇拝するポーリング教・三石教という新興宗教やカルトになってしまったのでは、科学ではありませんし、ポーリング博士や三石博士のような優れた科学者の方々もそのような扱いは望まれてはおらず、科学を進歩させ栄養医学を進歩させることを望まれるはずです。 

 

2.活性酸素の有益な作用と過剰な抗酸化剤の危険性を指摘するブログ記事と論文 

(1)『「糖質過剰」症候群 あらゆる病に共通する原因』(光文社新書、2019/5/21)の著者の清水泰行医師のブログ「ドクターシミズのひとりごと」 

ビタミンのサプリメントは本当に有益か?抗酸化物質の暗黒面その1(動物実験)

http://promea2014.com/blog/?p=1366 

ビタミンのサプリメントは本当に有益か?抗酸化物質の暗黒面その2(人間の場合)

http://promea2014.com/blog/?p=1369 

このブログ記事に使用されているサイエンティフィック・アメリカンの論文の英語版アドレス

The Myth of Antioxidants抗酸化剤の神話、Scientific American, February 2013

https://www.ucl.ac.uk/~ucbtdag/Wenner_2013.pdf

この論文の日本語訳は、日経サイエンス2013年6月号『覆る活性酸素悪玉説』です。 

 

(2)活性酸素の有益な作用に関する論文

Int J Biomed Sci 2008; 4 (2): 89-96

Free Radicals, Antioxidants in Disease and Health 疾患と建康におけるフリーラジカル、抗酸化物

Lien Ai Pham-Huy, Hua He, Chuong Pham-Huy

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3614697/ 

『Beneficial activities of free radicals and oxidantsフリーラジカルと酸化剤の有益な活動

低濃度または中濃度では、ROS(活性酸素種)とRNS(活性窒素種)は細胞構造の成熟過程に必要であり、宿主防御システムのための武器として機能することができます。

実際、食細胞(好中球、マクロファージ、単球)は、病気に対する体の防御機構の一部として、フリーラジカルを放出して侵入している病原性微生物を破壊します(5, 10)。

免疫系によるROS産生の重要性は、肉芽腫性疾患を有する患者によって明らかに例示されています。これらの患者は、それらがスーパーオキシドアニオンラジカル(O2•ˉ)を生成することを不可能にする欠陥のある膜結合NADPHオキシダーゼシステムを有し、それによって多重かつ持続的な感染をもたらします(4, 5)。

ROSおよびRNSの他の有益な効果は、いくつかの細胞シグナル伝達系の機能におけるそれらの生理学的役割を含みます(7-9)。

非食作用性NADPHオキシダーゼアイソフォームによるそれらの産生は、線維芽細胞、内皮細胞、血管平滑筋細胞、心筋細胞、および甲状腺組織を含む様々な種類の非食作用性細胞における細胞内シグナル伝達カスケードの調節において重要な役割を果たします。例えば、一酸化窒素(NO)は、血流、血栓症、および神経活動を調節するための細胞間メッセンジャーです(7)。

NOは、非特異的宿主防御、および細胞内病原体および腫瘍の死滅にも重要です。

フリーラジカルのもう1つの有益な作用は、分裂促進反応の誘導です(7, 8)。

簡単に言えば、低または中レベルのROS / RNSは人間の健康にとって極めて重要です。』 

 

3. 抗酸化剤が人の健康の維持に必要な運動の効果を弱める作用については、次のブログ記事と論文があります 

(1)「ドクターシミズのひとりごと」のブログの記事

ビタミンCとビタミンEのサプリメントは運動による効果を弱めてしまう

http://promea2014.com/blog/?p=1339 

 

(2)運動の効果を抗酸化剤が弱める記載のある論文

運動と酸化ストレス―活性酸素と抗酸化防御のバランスの重要性―

IRYO Vol. 69 No. 7(317-324)2015

大石修司† 国立病院機構茨城東病院内科診療部呼吸器内科† 医師

https://iryogakkai.jp/2015-69-07/317-24.pdf

 

 

ビタミンCと感染症

 タイトル:Vitamin C and Infections

 著者:Harri Hemila

 所属:Department of Public Health, University of Helsinki, Helsinki FI-00014, Finland

 雑誌名:Nutrients 2017, 9(4), 339;

 https://doi.org/10.3390/nu9040339

 https://www.mdpi.com/2072-6643/9/4/339 

 補足:(This article belongs to the Special Issue Vitamin C in Health and Disease)

 Special Issue ”Vitamin C in Health and Disease” 15のビタミンCに関する論文(全てopen access)があります

 https://www.mdpi.com/journal/nutrients/special_issues/vitamin_c_health_disease

 

 要約

 初期の文献では、ビタミンC欠乏症は肺炎に関連していました。その確認後、さまざまな感染症に対するビタミンCの効果を調査した多くの研究があります。合計148の動物研究により、ビタミンCが細菌、ウイルス、および原生動物によって引き起こされる感染を緩和または予防できることが示されました。最も広く研究されているヒトの感染症は風邪です。ビタミンCの投与は、一般住民の風邪の平均発生率を低下させることはありませんが、身体活動性のある人の風邪の数は半減しました。規則的に投与されたビタミンCは風邪の持続期間を短縮し、生物学的効果を示しています。ただし、一般的な風邪の治療におけるビタミンCの役割は不明です。 2件のコントロール試験では、風邪症状の持続期間に対して、6~8g /日のビタミンCで統計的に有意な用量反応が認められました。したがって、一部の風邪治療研究の陰性所見は、低用量3~4 g /日のビタミンCにより説明される可能性があります。3件のコントロール試験で、ビタミンCが肺炎を予防したことが判明しました。 2件のコントロール試験で、肺炎患者に対するビタミンCの治療効果が発見されました。1つのコントロール試験では、破傷風患者の治療効果が報告されています。感染症に対するビタミンCの影響をさらに調査する必要があります。 

 

敗血症に対するアスコルビン酸大量投与の現状

 タイトル:【集中治療領域におけるTranslational Research(これからの最先端治療)】敗血症治療における大量Vitamin Cの効果

 著者: 升田 好樹(札幌医科大学 医学部集中治療医学), 巽 博臣, 数馬 聡

 雑誌名: ICUとCCU 43巻1号 Page39-47(2019.01)

 要約: ヒトにとって生体内で産生できないため外部からの摂取が必須の補酵素であるビタミンC(V-C)は多面的な作用があるため、さまざまな疾患の補助療法として研究されている。その作用のなかには感染症や生体防御機構にかかわる機能もあり、抗炎症、抗酸化、免疫調節作用など生体にとって重要な役割を担っている。V-Cは感染症などの重症患者では恒常性維持のために大量に消費されるためV-C濃度が低下している。その結果生命予後と関連する可能性が示されている。このようなV-C濃度が低下しているであろう敗血症に対するV-C大量投与を行った3つの研究ではいずれも生命予後の改善やICU滞在日数の軽減などの有用性が認められている。しかし、いずれもthiamineとhydrocortisoneとの併用療法であるため、V-C単独の効果について十分には検討されていない。現在、敗血症に対するV-C大量投与とthiamine、hydrocortisoneの併用療法に関する3つのRCTが進行中である。敗血症治療ではエビデンスのある薬物治療法がない現状では、V-C大量投与は十分に期待できる補助療法である。

 

2019年11月2日追加

敗血症に対するビタミンC静脈投与による死亡リスク45%低下(CITRIS-ALI無作為化臨床試験)がJAMAに報告されました

詳しくは、ブログ記事『敗血症に対するビタミンC静脈投与による死亡リスク45%低下、CITRIS-ALI無作為化臨床試験JAMA. 2019;322(13):1261-1270.』を参照


Effect of Vitamin C Infusion on Organ Failure and Biomarkers of Inflammation and Vascular Injury in Patients With Sepsis and Severe Acute Respiratory Failure
The CITRIS-ALI Randomized Clinical Trial
敗血症および重度の急性呼吸不全患者における臓器不全および炎症と血管損傷のバイオマーカーに対するビタミンC注入の効果
CITRIS-ALI無作為化臨床試験
JAMA. 2019;322(13):1261-1270. doi:10.1001/jama.2019.11825

 要約
 患者は、96時間に渡り、6時間ごとにビタミンCの静脈内注入(50 mg / kgのデキストロース水溶液5%、n = 84)またはプラセボ(デキストロース5%の水のみ、n = 83)に無作為に割り当てられた。
 一次アウトカムの臓器機能障害スコア、炎症と血管損傷のマーカーには、ビタミンC静脈投与群とプラセボ群では差がなかった。
 全原因死亡率には統計的に有意差が認められ、ビタミンC群が有意に低かった。ハザード比HR 0.55 (95%CI, 0.33-0.90)、P=0.01、死亡リスクの45%の低下(図3)。

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