利益相反: ワセダクロニクル マネーデータベース『製薬会社と医師』
・利益相反は、越後屋と悪代官の名セリフ
悪代官: 越後屋、そなたも悪よの
越後屋: いえいえ、お代官様ほどでは
・金をもらった医学者は、悪魔メフィストに魂を売ったファウスト博士
(Wikipediaファウストを参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%88_(%E4%BC%9D%E8%AA%AC))
・医学の正体は、『越後屋と悪代官の名セリフ』
+++++++++++++++++++++
NGOワセダクロニクルが、製薬会社と医学者の利益相反(やりとりされた金)の調査を行い、データをネットで公開しています。
「主要20学会別 理事平均受領額ランキング」
「全製薬会社別 支払額ランキング」
がトップページに公開されています。
検索欄に医師名を入力すれば、個人の受け取り金額が表示されます。
学会の理事などの有力者の氏名を知りたければ、各学会(例えば、日本糖尿病学会)のホームページに公表されていますから、情報を入手できます。
利益相反に関しては、ブログ記事『ワイロ医学: 利益相反は越後屋と悪代官の名セリフ』を参照
https://blog.goo.ne.jp/gadamski/e/d1cbadbaa863cf91e9be9eebf5d2db83
利益相反に関連して、医師への食事提供回数、提供する食事の値段が、医薬品の処方回数に影響する研究は、次の記事があります
ドクターシミズのひとりごと『どうして真実が通説にならないのか?』
http://promea2014.com/blog/?p=8534
このブログ記事の著者のプロフィール◎清水泰行(しみずやすゆき)
1967年愛知県生まれ。北海道大学医学部卒業。医師。新川新道整形外科病院(札幌市北区)副院長。
日本麻酔科学会専門医。ペインクリニック(痛み専門の治療)で運動選手の治療にもあたる。
痛みの治療だけでなく、背景にある栄養不足や糖質過剰を指摘し、患者の食事の相談にも積極的に対応している。自らも糖質制限によりメタボを脱出。
それを機に健康や医療に関する定説に疑問を抱き、様々な勉強を重ね、学んだことを一般の人に還元するためにブログ「ドクターシミズのひとりごと」http://promea2014.com/blog/ を開設、日々更新中。
著書に『運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない――パフォーマンスを上げる「糖質制限」食事法』(廣済堂健康人新書)
『「糖質過剰」症候群 あらゆる病に共通する原因 (光文社新書) (日本語) 新書 – 2019/5/21』がある。
+++++++++++++++++++++++
ジャーナリズムNGO(特定非営利活動法人)ワセダクロニクル
https://db.wasedachronicle.org/
マネーデータベース
『製薬会社と医師』
~あなたの医者をみつけよう
患者とその家族、友人のみなさまへ
かかりつけ医がいつも処方している薬は、効果と安全性の面で自分にとって最良なのだろうか。著名な医師が薬や病気についてメディアで語る内容は信じられるのだろうかーー。
そんな疑問を持ったことはありませんか。
米国では、製薬会社から医師への2,000円ほどの飲食の提供で、その医師の処方が変わるという研究もあります。医師による薬の処方やメディアでの発信を監視するには、医師と製薬会社との利害関係を「透明化」することが重要です。
ジャーナリズムNGOのワセダクロニクルと特定非営利活動法人の医療ガバナンス研究所は、製薬会社から医師個人に支払われた金銭を誰もが調べられるデータベースを作成しました。土台になったのは、製薬会社が自らのホームページで公開しているデータです。全社のデータが出揃っている最新の2016年度版です。このデータベースを私たちは「マネーデータベース『製薬会社と医師』」と名付けました。
みなさんへの適切な薬の処方に役立つことを私たちは期待し、このデータベースを公開します
主要20学会別 理事平均受領額ランキング
- 日本内科学会6,056,879円
- 日本泌尿器科学会4,999,549円
- 日本皮膚科学会4,578,681円
- 日本眼科学会2,512,485円
- 日本精神神経学会1,986,443円
- 日本整形外科学会1,978,945円
- 日本外科学会1,791,935円
- 日本産婦人科学会1,381,252円
- 日本耳鼻咽喉科学会1,298,968円
- 日本脳神経外科学会1,232,890円
- 日本小児科学会912,476円
- 日本リハビリテーション医学会865,129円
- 日本病院総合診療医学会796,519円
- 日本医学放射線学会650,533円
- 日本救急医学会634,990円
- 日本病理学会624,098円
- 日本麻酔学会619,422円
- 日本臨床検査医学会574,266円
- 日本プライマリ・ケア連合学会412,058円
- 日本形成外科学会387,741円
- 医師平均265,927円
全製薬会社別 支払額ランキング
- 第一三共2,015,000,000円
- 中外製薬1,182,818,918円
- 田辺三菱1,171,000,000円
- 武田薬品工業1,161,601,266円
- 大塚製薬1,145,410,749円
- MSD1,072,598,490円
- 日本ベーリンガーインゲルハイム1,071,910,000円
- ファイザー974,472,908円
- 小野薬品917,115,852円
- 協和発酵キリン866,535,432円
- アステラス製薬858,000,000円
- 日本イーライリリー835,106,907円
- アストラゼネカ791,487,272円
- ノバルティスファーマ790,000,000円
- バイエル薬品765,529,063円
- エーザイ727,000,000円
- 大日本住友製薬693,914,340円
- ブリストル・マイヤーズ スクイブ639,336,522円
- 大鵬薬品工業531,780,881円
- 興和493,324,126円
- ヤンセンファーマ491,000,000円
- サノフィ481,831,381円
- 大正富山439,041,050円
- 持田製薬385,430,742円
- アッヴィ合同367,453,649円
- 杏林製薬334,159,808円
- 旭化成ファーマ331,708,000円
- キッセイ薬品工業323,783,886円
- ノボノルディスクファーマ323,746,249円
- テルモ306,982,000円
- Meiji Seika273,438,145円
- ツムラ272,234,226円
- 塩野義製薬271,000,000円
- 帝人ファーマ239,016,738円
- 参天製薬237,794,524円
- マルホ235,315,720円
- 鳥居薬品210,913,957円
- 久光製薬195,166,428円
- 日本新薬170,955,221円
- 科研製薬168,630,275円
- EAファーマ151,328,997円
- 三和化学研究所150,120,712円
- セルジーン140,751,035円
- トーアエイヨー111,600,146円
- 千寿製薬110,633,381円
- ヤクルト102,000,000円
- メルクセローノ92,668,242円
- あすか製薬90,459,000円
- ゼリア新薬工業86,383,458円
- マイランEPD83,953,674円
- 日本化薬77,535,631円
- 日本製薬55,757,782円
- 日本臓器製薬54,033,514円
- 帝人ファーマ(在宅医療)50,317,171円
- ポーラファルマ45,460,909円
- 東レ44,419,947円
- あゆみ製薬44,146,997円
- クラシエ製薬43,402,813円
- ユーシービージャパン42,885,919円
- グラクソ・スミスクライン42,437,000円
- 富山化学工業37,723,010円
- 丸石製薬33,872,013円
- シャイアー・ジャパン31,560,377円
- 扶桑薬品30,263,980円
- 大正製薬21,771,222円
- 日本ケミファ20,641,483円
- 日本たばこ産業17,504,815円
- 藤本製薬13,553,451円
- 生化学工業11,285,306円
- イーエヌ大塚製薬9,082,178円
- 旭化成ファーマ(体外診断用医薬品)7,887,000円
- 帝國製薬7,683,086円
- わかもと製薬6,147,628円
- 大阪大学微生物病研究会4,549,834円
- ビオフェルミン製薬3,619,092円
- ミノファーゲン製薬2,803,958円
- ビーブランド543,125円
- 大塚ホールディングス540,000円
- 旭化成174,394円
- 京都薬品0円
以上