gacco社長 兼 放送部長の伊能です。
5月23日の日経新聞1面トップに「IoTデータ売買市場」に関する記事が出ていました。
2020年に、日本企業100社が参加して、IoT関連データを売買する流通市場が創設される、という内容です。
これ以外にもいくつかの市場が立ち上がりそうな勢いです。
NewsPicksでも、ピッカーの何人かが指摘(https://newspicks.com/news/2259391/)しているように、そのデータの信頼性はどうなのか、データベース項目の標準化が行われなければ単なる「ゴミ溜め」になり兼ねない、などという懸念もありますが、
いくつかのデータのなかから関連性を見出し、
活用することで、大きなビジネスチャンス
になり得ます。
こうして売買されるデータだけでなく、一般に公開され、利用しやすい形で無償公開されているデータを
「オープンデータ」
と呼び、なかでも、行政機関が保有する地理空間情報、防災・減災情報、調達情報、統計情報などの公共性の高いデータ、「オープンパブリックデータ」は各種あり、総務省が提供している「データカタログサイト」(http://www.data.go.jp)で見ることができます。
また、「e-stat」
(https://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do)
では、日本の政府統計データ各種を閲覧することが可能です。
このように、各種データの整備はかなり進展した一方、それらのデータをどのように扱い、生かしていけばいいのかを理解し、実際に活用できる人材の不足が叫ばれています。
その課題を解消するため、「データサイエンティスト」あるいは「データサイエンス力の高い人材」を国を挙げて育成しよう、という機運が高まって来ました。
そのサポートをgaccoでもかねてより積極的に行っており、これまでにも「社会人のためのデータサイエンス入門」、「社会人のためのデータサイエンス演習」、「統計学Ⅰ」、「統計学Ⅱ」を開講しています。
そして、
6月6日から、
「誰でも使える統計オープンデータ」
「統計学Ⅲ」
の2つが同時開講!
します。
合わせて、「統計学Ⅰ」、「社会人のためのデータサイエンス入門」を再開講中です!
AIやIoTが普及するにつれ、「データ思考」はどんな仕事、生活をしていても、普遍的に必要とされる基礎的素養になると考えられます。
ですから、「データサイエンティスト」として、本格的に仕事をするのは、自分にはちょっとハードルが高い、とか、私には関係ない、と思われる方も、まずは受講して、そのエッセンスにだけでも触れてみることをお勧めしたいと思います。
食わず嫌いをこの際ちょっと引っ込めて、チャレンジすることで、きっと
世の中の見え方が変わる!
先の見えない時代、無事に航行していくための、
「データ」は「羅針盤」
「データ思考」は「遠めがね」
になるのではないかと、私は思っています。