NHK朝の連続ドラマ「ごちそうさん」、3月末の終了に向けていよいよ佳境に入ってきましたね。
内容については賛否両論、ネットコミュニティ内で論議も見られますが、視聴率もなかなかよいようです。日曜日を除いた毎日15分、ついつい見てしまいます。そして見ているうちに見逃せなくなってしまうんですよね。。
ご挨拶が遅れました。私、gacco放送部(仮)の青木と申します。
放課後放送部(仮)の傍ら、gaccoでご紹介する講座コンテンツの制作を担当しています。
「gaccoで紹介されてる講座って実際どんなもんなんだろう?」
と興味津々に思っている方や、
「大学の授業?もう俺には関係ないや。次に学校行くとしたらビジネススクールか英会話スクールぐらいかな」
と思っている方もいらっしゃると思います。私は正直なところ、、後者でした^^;
そんな私は、講座コンテンツの制作プロデューサーとして、講座内容の打合せから、レジュメの事前確認、2日間の講座撮影の現場にびっちりと立ち合わせていただいているのですが、講座が正式に開講する前の現段階では、おそらくは講師の次に講座の中身を知っている人間の一人だと思います。
この記事を書いている2月下旬現在は、東京大学本郷先生の「日本中世の自由と平等」と、早稲田大学栗崎先生の「国際安全保障論」の撮影を終えたばかりのタイミングです。
撮影風景はこんな感じでした。
まずは東京大学 本郷和人先生。こちらは、東大本郷キャンパスのある1室で撮影。
続いて早稲田大学 栗崎周平先生。こちらは秋葉原の「スタジオDK・ラボ」で撮影。
さて、講座撮影を立ち会っての率直な感想を申し上げましょう。
「下手なビジネススクールよりもよっぽど役立ちそう!」
「今の自分のビジネスに、暮らしに役立つ!!」
「大学の先生ってオモシロイ!」
私の大学の先生による講義に関する見方は変わったのです。ガラリと音を立てて。ぐらい。
MOOCは良質なオトナの知的エンタテインメントだ!!!
正直なところ、打合せ段階や、シラバスを見た段階ではこの面白さに気づきませんでした。
「高校では世界史だったし、日本史はあまり興味ないし・・・(大河ドラマも毎年途中挫折しているし。。)」
「国際紛争のメカニズム、知らないよりは知っていたほうがよいだろうけど・・・(自分はそれほど深く知らなくても、まぁいいかな。。)」
撮影の朝、カメラの前で先生が話し始める前までは、そんな気持ちがどこかにありました。(先生方、本当に申し訳ありません・・・)
ところが、ところが。。
講義(の撮影)が始まると、一気に引き込まれました。この高揚感は、
書籍で言うと、次のページが気になる感じ。
連続ドラマで言うと、早く明日にならないかという感じ。
連続ドラマの最終回に、続編はいつやる??と思う感じ。
たびたび先生方には申し訳ないですが、瑣末な例で申し上げると、「半沢直樹」「あまちゃん」を見ているときに近い感覚。
1講座2日間の撮影を終えた感想は、
「役得だな!オレ!」
という幸福感に大いに満たされたのでした。
ちなみに申し上げておきますと、その場で面白がったのは、私だけではありません。
20代から40代まで、バックボーンや嗜好が様々の、撮影ディレクターの男性、タイムキーパーの女性、カメラマン男性、その場にいた全員が面白がっていたのです。
ところで、「半沢直樹」と「あまちゃん」。
嵌った方、嵌らなかった方はいるとしても、視聴率や流行語をみるかぎり、支持されたエンタテインメントであることは事実であるでしょう。私は、まんまと「半沢&あまちゃん」に嵌っていた口ですが、
「半沢&あまちゃんの嵌り方 +知的好奇心充足 + 思考や発想に役立つ感 = gaccoで紹介するMOOC講座」
と、言っても言いすぎではないと思っとります。
私は、現在では、
「MOOCは良質なオトナの知的エンタテインメントだ!」
と思えてやまないのであります。
ではここで、「半沢&あまちゃん」と、この「gaccoで紹介されているMOOC講座」の構造的な共通点を見てみましょう。
1. 活字ではスラスラ入ってこない情報が、動画なら入ってくる
*小説はちょっととっつきにくい人でも、テレビなら見られる(見てしまう)と一緒です。
特に「国際安全保障論」はそう感じました。レジュメのボリュームを、書籍で読もうとすると、かなり難解なハズ。
でも、講師に語りかけられるとスッス!と入ってきます。
2. 1動画は1回あたり10-15分。1週あたり平均6~10本の動画を合計すると、毎週合計90分。
*「あまちゃん」「ごちそうさん」等、朝の連ドラは15分、月~土の6日間で90分。まさに「朝の連ドラサイズ」。
3. 固定期間で完結
*テレビドラマも3ヶ月なり6ヶ月の「1クール」が決まっているので、見てみようと、せっかくだから見続けよう、と思ってしまうもの。
gaccoで紹介する講座は月曜からはじまって4週間で完結します。
4. 毎週、固定曜日に公開
*生活のサイクルに取り入れやすく、受講するペースが作りやすい。gaccoで紹介する講座は4週間連続で月曜日に開講します。
5. 途中でリタイヤできる
*連続ドラマの利点は、実は、仮につまらない・自分好みではないと思った時に、途中でリタイヤできることも大いにあると思います。その点が映画より心理的に楽ですよね。
(gaccoで紹介する講座は最後まで受講完結していただきたいとは思いますが・・・)
6. 無料。いつでも見られる。
*一部国営放送・有料チャンネルを除いては無料で見られるのがテレビドラマ(番組)の何よりいいところ。録画もできるので、自分の都合のいい時に見られる。
「無料、オンデマンドでいつでも見られる」って、それはgaccoで紹介する講座もまさに一緒。
半分無理やりなところもありましたが、まぁ、そんなわけでして、「大学の授業を受ける」というとちょっと構えてしまう方もいると思いますが、一念発起して通うビジネススクールや、大学のキャンパスで開催される公開講座に足を運ぶことに比べると格段に楽な気持ちで、「ちょっとおもしろそうだから、このドラマを見てみるか」という感覚でも、気軽に見られる・学べるコンテンツなのです。
もちろん真剣に、深く学びとろうという方も受け止められるカリキュラムですし、突っ込んで知りたい方のためには、オンラインのクラスコミュニティでのディスカッションなどにも参加できます。
ここまででかなり長くなってしまいましたが、次回は、肝心の【何が学べそうか・知れるか】について紹介してみたいと思います。
「日本中世の自由と平等」「安全保障論」、それぞれ、“講座の主題そのもの”について学べるだけではなく、実は、いろ~んなこと、が、詰まっているんです。
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