無料で学べる講座『gacco(ガッコ)』放送部

社長の伊能美和子が、自らの想いを綴ります
お気軽におつきあいください~~

『自分を成長させる 最強の学び方』出版のお知らせ♪

2017-03-29 | 放送部

gacco社長 兼 放送部長の伊能です。

桜の便りもちらほら聞こえてきて、気持ちが浮き立つ一方で、寒暖の差が激しくて体調管理に四苦八苦されている方も多いのではないでしょうか?
そして、3月も今週で終わり・・・。早い!! 

前回のブログ更新から少し間が開いてしまいました。

年度末ということもありましたが、イベント続きだったので、せっかくなのでそのレポートも兼ねて書こう!と思ったのと、皆様にお知らせしたいことがあった、というのが、そのが主な理由です。 ←ちょっと言い訳入ってます・・・

 

先週の金曜日、3月24日は講演のダブルヘッダーでした。
まず1つ目。

お世話になった元上司からのお声かけで、お昼に経済同友会の産業懇談会に話題提供という形で、gaccoのご紹介をさせていただく機会をいただきました。

錚々たる経営者の皆様方の前でお話しするために、初めて日本工業倶楽部のビルに入った瞬間からかなりの緊張が…。

セミナー会場でメンバーの皆様とのご挨拶の傍、慌ただしく15分ほどでご用意いただいたランチをいただき(おいしかったはずなのですが、あまりよく覚えていない・・・汗)、その後1時間ほど、gaccoについてお話しさせていただきました。

 質疑応答の時間として予定されていた時間に少し食い込んでしまったのですが、講演をなんとか終了し、すかさず司会の方が質疑を促すや否や、かなりの方々が一斉に手を挙げられ、反響の高さに大変驚きました。

またその質問の内容がいずれもハイレベル!

少々たじろぎながらも何とかお答えし、予定時間を少し過ぎるまでディスカッションは続きました。

 

一度オフィスに戻ってから、2つ目の講演に・・・。


英会話イーオンと英字新聞ジャパンタイムズの共催セミナー第 5 弾

「IoT が変えるメディアと英語教育」(イベント詳細は→こちら

というイベントに基調講演のスピーカーとして、

「IoTの進化がもたらす影響 ーこれからの時代に必要な学び方ー

と題してお話をさせていただきました。

みなさん、大変熱心に聴いて下さいました!

 

途中、会場参加者に加え、オンラインでライブ講義やグループワークができるシステム、gaccatz(http://gacco.org/gaccatz/)を使って、オンラインでの参加者にも、NTT研究所が、市中で公開されている「音声認識」、「翻訳」、「翻訳結果表示」などの複数の技術を連携させることにより実現した「リアルタイム発話翻訳」という、まさにセミナーのテーマにふさわしい、未来を予感させる技術のデモを体験していただきました。

誰かが話すとすぐに、その内容が認識され日本語の文章として、会場前方のスクリーンに表示され、それがすぐに英語と中国語に翻訳されて表示される様子に、会場だけでなくオンラインでの参加者からも大変な反響をいただきました。

その後のパネルディスカッションは、「IoTやAIの普及により、英会話教室や英字新聞の存在意義はどうなるのか」という、ややもすると自虐的(!?)とも受け取られるような、なんともチャレンジングなテーマを、ジャパイタイムズの大門小百合執行役員がモデレーターを務めて下さり、イーオンの三宅社長と、ジャパンタイムズの堤社長とご一緒に議論を進めました。

 

左から、ジャパンタイムズ堤社長、イーオン三宅社長、私、ジャパンタイムズ大門執行役員

 

印象的だったのは、三宅社長の「英語学習にとって、新しい技術が登場することは喜ばしいこと。学習者にとっては選択の幅が拡がるのだからどんどん利用すればいい。」というご発言と、堤社長の「新聞の編集というのは、管理栄養士のようなもの。本人が食べたいもの(ニュースや情報)だけを食べていたら健康を損ねることもある。苦手なものも料理としてパッケージ化して提供することで、健康を保つことをサポートするのが我々の役割。」という考え方でした。

私は、以前関わっていた音楽業界において、ストリーミング配信が出てきたことでCD市場は縮小したが、その一方でコンサートなどの「ライブ」市場が活況を呈していることを例にとり、IoT、AIがどんどん進化し、オンライン化が進めば進むほど、実は「リアル」の価値が相対的に高まる。だからこそ、英会話教室という「リアル」をどういう場所にするかのデザインが重要、という話をさせていただきました。

 

そして、こちらの会場でこのたび出版させていただいた、

自分を成長させる  最強の学び方』(総合法令出版)

の初のお披露目をさせていただきました!!!

お世話になった総合法令出版の関編集長と記念撮影


慣れないサインに奮闘中・・・


 AIやIoTが加速度的に普及していくこれからの時代を我々が生き抜くためには、生涯を通じて学び続けることで、自らをアップデートすることが必要であること、そのためには、アメリカから始まって世界的潮流となっている、最新の学び方を採用した「gacco」の画期的な仕組みを活用することがその近道であることを解説したものです。

私自身の母の長年の介護を含めたこれまでの経験、gaccoを始めようと思ったきっかけなどを、半年以上かけてまとめました。

gaccoユーザーの皆様からお寄せいただいたキャリアアップやキャリアチェンジの体験談なども満載です!!

ご協力いただいた受講者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。

しかも、gaccoに『脳と創造性』という講座を出していただいた脳科学者の茂木健一郎先生が、今回の原稿をあらかじめすべて読んだ上で、推薦文を寄せてくださいました\(^o^)/

本当にありがたいことです。

さてさて、目次はこんな感じになっています。

第1章 学ぶことの意義

第2章 「何を」「どう」学ぶべきか?

第3章 「人生を通しての学び」の始め方

第4章 生涯にわたる学習こそがあなたの人生を豊かにする

第5章 どんな環境にあっても、充実した日々を送るために

巻末「gacco」案内 

生涯を通して学び続ける人を応援するための仕組み、「gacco」のすべてが明かされています!

書店、オンライン書店で販売中です。

gaccoユーザーの方も、そうでない方も、お手にとって読んでいただけたらうれしいです・・・。

ご感想もお待ちしております!!

 

 

 

 

 

 

 



 

 


「ものづくり」→「ものがたり」→「ことはこび」

2017-03-15 | 放送部

皆様こんにちは。

gacco社長 兼 放送部長の伊能です。

gaccoではかねてより、「地方創生」を応援する講座を数多く開講してきていますが、

3月1日には文化庁提供の『文化財を活用した観光拠点形成』が始まりました。

私も受講しています。



この文化財の活用について、改めて面白いなぁと感じたのが、3月12日まで東京国立博物館 平成館で行なわれていた「特別展 春日大社 千年の至宝」を見に行ったときのことです。



春日大社は言わずと知れた奈良公園にある神社ですが、約20年に一度「式年造替」と呼ばれる社殿の建て替えや修繕が1200年も前から脈々と行われ、昨年平成28年は60回目だったのだそうです。

伊勢神宮の「式年遷宮」は有名で、平成25年に62回目が行われたことは認識していましたが、春日大社は恥ずかしながらノーマークでした・・・。

奈良には何度も行っていますが、東大寺や興福寺、薬師寺、法隆寺は訪れるものの、春日大社に行った記憶はおそらく1度しかない。

しかも子どもの頃のはず…(汗)

式年造替はおろか、所蔵する文化財についての興味も知識もまるでありませんでした。

ところが、NHKの番組を見て突然スイッチが入りました!

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92393/2393116/



経年劣化によって錆ついた国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」を復元するため、平成の人間国宝級の職人たちが総力を結集して復元に挑んだドキュメンタリーです。

最新科学で分析した結果、多くの部分にほぼ純金が使われた、類を見ない豪華な刀であるのに加え、私の心を捉えて離さなかったのは、螺鈿細工で描かれたモチーフが「竹林で雀を追う猫」であったこと。


奉納者は不明とのことですが、一説には幼いころから猫が好きで、春日大社とゆかりがあった摂関家、藤原頼長ではないかと言われています。


国宝になっている「猫」は、日光東照宮の左甚五郎作と伝わる「眠り猫」しか知りませんでした!

ぜひ実物を見たいと、会期終了間際に慌てて見に行ったのですが、探しても探しても展示されていない!

係の方にお聞きしてみると、この太刀は2月19日までしか見ることができなかったのだそうで …。

激しく後悔しました…(涙)


最大のお目当は見逃したものの、展示してある宝物はどれもそれはそれは素晴らしく、見応えのあるものばかりでしたし、御神体とも言われる「鹿」の彫刻や掛け軸などはこれまでに見たことのない変わった意匠で、何度も戻って比較しながら観察すること暫し…。


また神社ではありますが、神仏習合ですから仏像も数々あり、見惚れるほどにイケメンの仏様もいらっしゃいました!



思い立った時にすぐ足を運ばなかった悔しさを紛らわすために、ミュージアムショップに立ち寄ると、春日大社のシンボル、鹿を凌駕するほどの猫グッズがぁぁぁ!!!

 

空前の猫ブームにきちんと乗っかろうとしていることがうかがえます。

まさに、これこそ

文化財の活用!!

ではないですか!


その中で、20年来の筋金入りの猫loverである私のハートを射抜いたのが、こちら。

奈良の伝統工芸である一刀彫りで作られた「金地螺鈿毛抜形太刀」の中の猫!




雀を狙って今にも動き出しそうな瞬間を見事に表現した躍動感ある造形にやられました!

その他、奈良県の赤膚焼に手描きで、件の猫をあしらった箸置き、重すぎて断念したカタログの代わりのチケットケースなど、次々に購入してしまい、文化財の活用に貢献して参りました!!

奈良の春日大社に行くと、若手の学芸員さんたちがこれまでにないものとして企画したミュージアムグッズがもっとあるようで、これは行かねば!と思っているところです。

文化財の保護や技術の伝承、活用による維持という循環を作り上げることと、世の中の空気や人々の志向を汲み取った打ち出し方の大切さを改めて感じた時間でした。


「ものづくり」にとどまらず、

作ったものの良さや生産者の心をストーリーと共に伝える「ものがたり」

「もの」を受け取る人にとって重要な「こと」に変えるための流通経路やオペレーションの仕組みまでを包含した

「エコシステム(生態系)」を作り上げる「ことはこび」(私の造語)

こそ、これからの時代には求められていると私は強く感じています。

 

そして、「ことはこび人」たちをたくさん輩出していくための取り組みをgaccoとして応援するだけでなく、私自身も「ことはこび人」になりたいと考えています。


地方を元気にする人を元気に!

2017-03-10 | 放送部

皆様こんにちは。
社長 兼 放送部長の伊能です。

明日で東日本大震災から6年。

あの日を境に生活が一変してしまった人も多いと思います。

学びの環境が失われてしまった地域もありますね。

そうした人達にとっても、学びを継続し、仲間と繋がることのできる仕組みとして、gaccoはあり続けたいと願っています。

「地域を元気にする人を元気づける」

gaccoの大事な使命です。