無料で学べる講座『gacco(ガッコ)』放送部

社長の伊能美和子が、自らの想いを綴ります
お気軽におつきあいください~~

【速報】日本初のMOOC×反転学習が東大で開催される!

2014-04-28 | 広報部

4月26日(土)に、東大本郷キャンパスにて、日本で初めてのMOOCを用いた反転授業が開催されました。

 

 

下は13才の中学生。上は81才までの参加者が、中世の日本の姿を熱く議論する。そんな空前の授業でした。いや、、、、すごかったです。

 

次々と発言する、高校生のハイレベルな発言に、会場からは感嘆の声が溢れました。日本の未来はアツい!

 

 

授業終了後に開催された懇親会の様子。高校生に囲まれる本郷先生。

 

 

当日の様子は、リセマムさんが記事化して頂いています。是非、お読みください!

 

 

リセマム「JMOOC「gacco」で東大 本郷教授が反転授業、参加者は13~81歳」

 http://resemom.jp/article/2014/04/28/18244.html

 

 

 

■東大本郷先生の「日本中世の自由と平等」、大好評開講中!

https://lms.gacco.org/courses/gacco/ga001/2014_04/about


GWはMOOCで自宅留学

2014-04-25 | 広報部

gacco広報部(仮)大谷です。

 

今年の黄金週間、皆様すでにご予定済みでしょうか?我が家は今年は控えめで、近場に出かける程度です。

さて、我が家同様に、あまり予定の入っていない皆様も、既にご予定済みの皆様も、折角の連休ですから「MOOCで自宅留学」など、いかがでしょうか?

 

 

その1)東大に留学

 

既にgaccoで東大本郷先生の講義が始まっていますね。

講義が撮影されたのは東大本郷キャンパス。国宝『島津家文書』をはじめとした貴重な原本史料が多数所蔵されてる史料編纂所で撮影されました。gaccoを通じ、東大で勉強する気分を味わってみてはいかがでしょう?

 

 

東大本郷先生「日本中世の自由と平等」受講登録

また、折角東大の講義を受講しているわけですから、モチベーションを維持するため、東大に立ち寄って見るのも面白いと思います(本郷キャンパスの見学について ※各施設の営業時間等に注意)。

 

今は銀杏並木が深緑の新葉で溢れ、見事です。


キャンパス内で東大グッズなどもご購入出来ます。お勧めはユーグレナクッキー、健康に良いですよ。GWはお休みかもしれませんが、WEBで購入もできます。

 

 

 

その2)ハーバード大に留学

 

NHKの白熱教室で有名な、マイケル・サンデル先生の講義「Justice」が今月から開講しています。ハーバード大で1番人気の授業が無料なんですよ。受講するしかありませんね。edXというgaccoとは別のMOOCに登録が必要です。

 

 

講義の第一回は、以下の「究極の選択」から始まります。

 

「あなたが運転する路面電車のブレーキが効かない。目の前に5人がいて、このまま猛スピードで直進すれば5人死んでしまう。横道に1人いるが、それれば1人を巻き添えにするだけですむ。あなたはどうする?」


受講者のみなさんは、「1人を犠牲にして5人を助ける」か、「1人も犠牲に出来ないので、5人を巻き添えにする」か、意見が求められます。

ハーバード大のサンダーズシアターにいるような、臨場感が楽しめます。


Michael J. Sandel「Justice」受講登録はこちらから

これは英語講義ですが、日本語訳も本で出ています

マイケル・サンデルの講義、すごく面白いのですが、20分以上の動画は集中力の維持に難があります。gaccoでは、受講者の集中力維持のため、動画は10分程度を推奨しています。

横道にそれましたが、東大も、ハーバードも、普段なじみのない「哲学」のアプローチが学べる、という共通点があります。皆で一緒に、修了証を目指しましょう!

 

それでは、皆様楽しいGWをお迎えください。

 

■gaccoはこちら

http://gacco.org

 

■マイケル・サンデルの白熱教室 これからの学校の話をしよう
BS1 2014年4月27日(日) 午後7時~午後8時50分
http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/harvard.html


(部員メモ)オバマ大統領来日の夜に、“逆輸入・国際政治学者” は何を想うのか

2014-04-23 | プロフィール

gacco事務局のある東京都港区界隈は、物々しい検問所が多数設けられています。


今夜から、オバマ大統領が来日するからですね。

 

各種報道によりますと、オバマ大統領は、日本には2泊3日の短期滞在をし、その後は訪韓ということで、日米関係、そして日中関係、日韓関係と絡み合ったバランスに何らかの変化をもたらそうとするもののようです。

シリアやウクライナ問題も抱えた中、ここでアジア外交を成功させないと、米国内での威信にも影響を及ぼしかねない・・・という思惑もあるようです。



いつになく堅いイントロでスタートしましたが、放送部(仮)の青木です。


前回のエントリーでは、「夫婦喧嘩解消に(も)役立つ講座」としてご紹介しました、早稲田大学 栗崎周平先生の講座ですが、本論、主題は、夫婦喧嘩ではなく、まさに国際安全保障のメカニズムを探る講座です。

 

今回のような、外交が、なぜ、何を意図して行われるのかを、また、一国とではなく、複数国間をまたがるパワーバランスが、どういったメカニズムで成り立っているものなのか、または崩れる可能性を秘めているのか、これらのパズル(謎)を、ゲーム理論や過去の事例検証をもとに読み解いていこうという講座です。


私は、役得で撮影立会いを通じて一足先に受講させていただいたわけなんですが、受講以前だと、要人の来日があったとしても、「2泊3日の来日で何の交渉・意思決定ができるんだろうか。。都内の交通が乱れるな。。」ぐらいに思っていたのですが、今はちょっと進んだ考察が、まぁ、考察まで言うと少々おおげさですけども、関心をもって、その利害各国の利害関係者の思惑を感じ取ろうという姿勢が備わりました。


ところで、栗崎周平先生。 

国際政治学者、大学教員としては、ちょっと異色のご経歴です。


日本の大学を卒業後、渡米されUCLA等を経て、テキサスA&M大学政治学部助教授を経て昨年(2013年4月)に早稲田大学に着任されました。


勝手に、「プロレスラーのようなタイトル」(例: “燃える闘魂 アントニオ猪木” )を付けさせていただくと、、、

“逆輸入・国際政治学者 栗崎周平”です。


栗崎先生の授業を受けていると、何度か不思議な気持ちになりました。


「あれ、俺は今、どの国で、ナニ人の先生の授業を受けているんだろう?」というような。


多彩なボディアクションを交えた情熱的なお話しぶり、ネイティブレベルな英語の発音、圧倒的スピード感もありますが、おそらく長い海外経験で感じた生活者としての肌感覚も含め、そもそも、研究・講義で究めたいもの、伝えたいものの視座が違うんだろう、と思います。


よくテレビ番組で「政治学コメンテーターさん」がおっしゃるような、「私たちの日本は~」、「我々のいるアジアでは~」、「現在の日本国憲法では~」、「日本はこのままでは~」という、「ニッポン ・ 一人称」が無いんです。

きわめてグローバル観点、客観的、論理的。


「その手の政治学コメンテーターさんの話しっぷり、論調はそもそも苦手」、という方(私!)でも、この栗崎先生の講座は、スッと入ってきますよ。

 

栗崎周平先生の頭の中では、今回のようなオバマ大統領来日の機会に、いろんな理論が、仮説が飛び交っていらっしゃるんだろうなと思います。

 

こんな感じで、

「ガリレオ」の湯川学准教授(テレビドラマ)みたいな感じで。

(画像は「国際安全保障論」のプロモーションビデオより)

 


さて、今日は、その“逆輸入・国際政治学者” 栗崎周平先生に、MOOCへの期待をインタビューさせていただいたので、こちらをご紹介させていただきます。
(オバマ大統領の来日への見解ではなく、6月に開講する講座の企画意図や狙いをうかがったものです)

 

* * * * *

 

--先日は長時間の撮影、お疲れ様でした。今回の「国際安全保障論」ですが、どのような人を対象に企画されましたか?

 

(栗崎周平先生)
特に具体的に期待する受講生の姿を想定しているわけではなく、高校生からリタイアされた方まで、広い層の方に受講していただきたいと思っています。

 

 

--この4月からは大学の授業でも取り上げられる講義内容と伺いましたが、大学の講義と比べて、どのような点に注意して作成されていますか?


(栗崎先生)
いろいろありますが、一つ挙げるとするとMOOCでは各回の講義を「一話完結型」になるように工夫してみました。大学の講義では、カリキュラムの中における「積み重ね」を前提とし、各講義でも各回の授業で積み重ねをしていくことを前提としています。
しかし、今回のgaccoで提供する講座は4週分の授業しかありませんので、4週の中で積み上げ型でありながら、各講義がそれぞれ、一話完結するようにしています。

 

 

--なるほど、たしかに撮影時に1コマ(10~15分)単位で理解が進み、Weekごとに知識が体系的に整理される、そして次のWeekでは、前のWeekで展開したものが発展する、集約されていく、そんな印象を受けました。
今回、gaccoのようなインターネットでオープンになる授業で、受講者に特に伝えたい内容は何ですか?大学の対面講義と異なり、特別に伝えたい事などはありましたか。


(栗崎先生)
2点あります。

1点目は、日本の安全保障環境や政策変更に関することです。昨今の集団的自衛権などに関する議論では、憲法や国内法に関する整合性などといった「内輪」の議論が支配的です。

このような大きな安全保障政策の大きな枠組みが、東アジアの安全保障環境に与える影響や、国家安全保障に実際に資するのか、そうでない場合もあるならばそれはどのような条件でなぜ資するのか、というより根本的な議論がなされていないと感じます。

そこで、この講義が、そのような議論への分析の枠組みを提供できるならば、日本の教育界・学習環境への影響というMOOC全体の大枠の目標だけではなく、MOOCで「安全保障」に関する講義を提供する意義があると思います。

このように各講義の受講者が、その受講・修了することで、実際に社会に影響を与えるという「実益」があることが、MOOCという「システム」が成功する鍵の一つになるだろうと考えます。

その意味で、やはり「多様な人々」に受講してもらいたいという1つ目のご質問への回答にもつながっています。

 

2つ目は、日本の国際政治研究や、国際政治学に関する大学教育は、質が必ずしも良くない、という印象を(海外から)持たれているようです。

現在の国際政治研究の最新の研究成果に基づいた講義を提供しているので、時代遅れの国際政治学の授業をしている大学の先生やそういう授業を受けている日本中の大学生、そういう授業を受けて卒業してきた社会人の方々に、私の講義で提供するような分析的アプローチができることを知ってもらいたいという「野心」はあります。

 

 

--早稲田大学様も独自でインターネット授業配信をなさっていますが、こちらとの差別化はありますか?

 

(栗崎先生)
講義内容の「提供」という意味では、特にはありません。ただ、大学の講義では、閉ざされた環境で、割と画一的な学生を対象に講義をする一方で、MOOCでは受講者のバックグラウンドにより大きな多様性があります。

これが翻って、大学教育や学問のあり方にも、間接ながらもよい影響が出てくるかもしれない、という点で講義の「提供」ということでは特に差別化はしていないが、異なった「効果」が生まれるかもしれないという意味での差別化はあるかもしれません。

 

 

--なるほど。「発信されるもの、インターネットという媒体は同じ」でも、「受容されるものは受け手で異なる」と。そうすると、「受容者にもたらす効果」も違えば、「発信元である教員や大学にもたらす効果」も異なる、と。たしかに、先行で4月から開講している、東京大学 本郷先生の講座のディスカッションボードでの盛り上がりを見ているとそれを感じます。高校生、社会人、リタイアされた方、というクラスタでも違いますし、その主題に何を求めてやってきたかというスタンスでも受け取り方が実に様々です。
それでは、大学での講義に、具体的にはどのような影響があると思われますか?

 

(栗崎先生)
先ほどお答えした以外に、「MOOCというシステムが求める、講義のあり方」があると思います。つまり、「相互採点」(*1)や「反転授業」(*2)です。

「反転授業」では、従前の大学講義が一方的な「知識の伝達」であったわけですが、MOOCが広く浸透すると、大学講義の「知識の伝達」という役割は薄れ、「知識の創出」という、大学がそもそも「学者集団」であるという側面が、その存在意義として役割が増すようになるかも知れません。

アメリカの大学に比べて日本の大学、特に文系では、学生の研究への参画が非常に弱いと感じます。座学での知識の吸収をMOOCで行えれば、知識の創出などにより多くの資源を割くことができます。

もう一つの、「相互採点」では、学生がお互いに学びあうという点がクローズアップされるようになると思います。米国との比較で申し訳ないのですが、批判を相互にするという文化が弱いと思います。これがないと、議論が下手になってしまいます。まず他の学生の評価を受けることで、批判に対する耐性、そこから多様な意見を学ぶ力、優秀な人の仕事を真似る作業、また自らの理解の深化を図ることができると思います。

相互採点は、「教える」プロセスの一部でもありますが、何かを学ぶための最も効率的な方法の一つが教えることです。

また、日本の大学はマスプロ(*3)が多いので、教員の負担を増やさないために、学生から勉強する機会を奪っているとも言えそうです。要するに課題が少なすぎるのです。これを相互採点というシステムを入れると、ウィン・ウィンの効果があるため、大学の講義でも導入すべきだと考えています。

 

*1「相互採点」 講師が採点するのではなく、一定の評価基準に基づき、受講者同士で採点すること。大人数が受講する中で、運営効率が高まるだけではなく、受講者他の受講者のレポートを採点することで、自分とは異なる考え方に接したり、新たな気付きを得たりすることができる。

*2「反転授業」 講義動画の視聴や宿題で基本的な内容を学んだ後、対面授業において講師の指導の元、発展的な指導を受けたり、他の生徒と協働しながら取り組む形態の授業のこと。

*3「マスプロ」 =マスプロダクション(大量生産)。大教室での講義が多いこと。

 

ぜひお楽しみにご受講ください。

 

 

■『国際安全保障論』(6月16日開講)無料受講受付中!
https://lms.gacco.org/courses/gacco/ga003/2014_06/about


■好奇心の扉は、1分で完了する会員登録から開きます。
https://lms.gacco.org/register

 


(部員メモ)夫婦喧嘩が起こらない方法を論理的に身に付けた講座

2014-04-17 | プロフィール

いやぁ、しかし夫婦関係はいろいろと難しいものですね。。 私事ですが、結婚して15年。


ずっと一つ屋根の下で暮らしながら、夫婦喧嘩はなぜ起きてしまうのでしょうか?

対立しない秘訣は果たしてあるのでしょうか?

喧嘩になりそうな時に感情的にならずに回避する術はないのでしょうか。。

 

 

放送部(仮)の青木です。

 

お恥ずかしい話題からのスタートですみません。年に何回かそう思うタイミングがあるんです。。

 

しかし、今のワタクシ、冒頭のモヤモヤした悩みの解決に向けて、今までなかった新しいフレームワークを身につけました。
その後は対立もなく、むしろ対立を避けるための普段からの努力を前向きに仕掛けられるようになりました。

 

あるMOOC講座の撮影に立ち会ってからです。

 


さて、その講座タイトルは、『国際安全保証論』です。

 

 

gaccoで受講受付中の、6月開講予定の早稲田大学 栗崎周平先生の講座ですが、ワタクシ、こちらも「役得」で一足先に講座を受けさせていただきました。

 

いやはや、この講座も、「良質なオトナの知的エンタテインメント」です。

 

以降、私自身のこの講座を受けて、何に気づいたかをご紹介します。

 

 

* * * * *


『国際安全保証論』。 

タイトルからしてなんだか難しそうですね。私も撮影当日、カメラがまわり、講義が始まるまでそう思っていました。


『国際安全保証論』の副題は、「戦争と平和のパズルを分析的に読み解く」とあります。



『国家間の』対立や紛争がなぜ起こるのか、それらを起こさない、抑止する方法はいかなるものがあるのか、戦争に踏み込まず、交渉で解決する方法はあるのか、交渉解決するときの妥結点はどのように考えればいいのか、その【パズル(謎)】を科学的に考察していこうというものです。


 

う~ん、難しそうですね。。


では、

 

『国家間の』を、『夫婦間の』に置き換えてみましょう

(あわせて戦争・紛争を喧嘩に置き換えました)



『夫婦間の』対立や喧嘩がなぜ起こるのか、それらを起こさない、抑止する方法はいかなるものがあるのか、喧嘩に踏み込まず、交渉で解決する方法はあるのか、交渉解決するときの妥結点はどのように考えればいいのか、その【パズル(謎)】を科学的に考察していこうというものです。


*独身の方であれば、例えば、『恋人との』『友人との』などに読み替えていてください。
企業にお勤めの方であれば、例えば、『ライバル企業との』『部署間の』『上司と部下の』『同期連中との』『カスタマーサポート部門とクレーマーの』などに読み替えていただけると、少し身近に感じていただけると思います。

 


夫婦間の対立は、生まれ育ち、重ねてきた経験が違うことから来る、【思想】や【価値観】、【信念】、【行動様式】の違いがそもそもあります。

そこにさまざまな【問題】が起きてくる。

 

【経済問題】 「給料が下がった問題」 「消費税があがった問題」
       「あなたばっかりお金使って!問題」


【資源問題】 「狭い家なんだから、そんなガラクタ捨てちゃってよ! 問題」
       「たまの休日にあなたはゴルフに行くわけ!? 時間資源問題」


【食料問題】 「たまには美味しいもの食べさせてよ!問題」


【教育問題】 「子どもは公立でいくか私立でいくかという進路問題」


【コミュニケーション問題】 「夕飯いらないなんて聞いていなかったわ!問題」


【忘れてた問題】  「今日は大事な記念日だったのに…問題」
          「帰りに牛乳買ってきてっていったじゃない!問題」


【スマホピコピコ問題】 「大事な話してるのよ!あなた人の話聞いてるの!?問題」

          
既婚の方であれば、ちょっと身近に感じていただけたでしょうか。


この世の中に暮らしている限り、生きている限り、外的・内的ともに、環境変化・要因変化は避けられません。問題は山積みです。

火種はもうあらゆるところにあります。些細なことから大きなことまで。

 

 


私がこの講座で学ばせていただいた、回避する手段、解決の手段をあげてみましょう。


・そもそも、喧嘩(戦争)するのではなく、気回し・根回し(外交)を選好する


・「交渉の妥結点」を客観的に、相手の立場で見出す


・喧嘩(戦争)することでの、マイナス(コスト・手間)を客観的に捕らえておく

  


・情報の取扱いに気をつける(「隠匿」や「偽り」)


・感情的にならず、「現状維持」「威嚇」「譲歩」「抵抗」「撤回」「武力行使」等の選択肢があることを捕らえておく

  


・約束する、脅す、の2つの「コミットメント」があることを知る


・「先制攻撃」と、「予防戦争」があることを知る


・「争点を分割」して考える


・喧嘩(戦争)は「政治の失敗」と心得る (普段からの政治が重要)


・合意可能な妥結点を客観的に捉える

  


・「同盟」の意義を知る(子ども巻き込み同盟や、子ども中立同盟、実家巻き込み同盟)


etc.


 

だんだんと、夫婦バランスの話しから、講座そのものの話題になっていますが、、この講座を受けてみて気づいたことは、大きくは2つです。


1.
人間は意思をもっている以上、対立する可能性があるということ。

それは国家間はもちろん、企業間も、企業内も、家庭内も、友人同士も。
これはある種、仕方のないこと。

そして、感情論だけでは解決できないものである。

 

2.
しかし、問題が起きても、起きそうであっても、

客観的に状況を推し測る視点、回避する方法を知っていれば、

無駄なコストはかけず、合理的な判断ができる。

  

栗崎先生がプロモーションビデオで、「戦争は、政治の失敗である」といおっしゃっていますが、

  

この講座を受けて、つまり、それは、

自分と他人との「穏やかな状態を作る・維持するためには、日頃からの自らの振る舞いに起因するのだ」、という気づき(再確認)となり、腹落ちしたのです。

 

と、、講座をまだご覧になっていない皆様には、「何のこっちゃ?」状態かもしれませんけども、そういう帰結がありました。私の場合。

 

* * * * *

 

個人的に、今、とても興味があるのは、「ラテラル・シンキング(水平思考)」というキーワードです。 

 

簡単にいうと、「問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法」です。

(Wikipedia参考: https://ja.wikipedia.org/wiki/水平思考/ )

 

ラテラル・シンキングを身に付けるには、自分のいるフィールドではない、

「異分野を知る・体験する」という行為が欠かせないと思っているのですが、gaccoの講座は、

その主題が学べるだけではなく、水平思考(ラテラル・シンキング)を学ぶ、磨くには最高の教材だと、つくづく思っています。



もちろん、この『国際安全保証論』ですが、

国際政治・軍事情勢そのものに興味がある人には「ド・ストライク」であることは言うまでもありません

キューバ危機、フォークランド紛争、イラク戦争・・・ 特に40代以降の方には、「あぁ、中学生の頃、ニュースで見ていたあの紛争はそういう意味だったのか!」と、当時の自分を思い出しながら受講するのは楽しいと思います。

 

しかし、仮に国際情勢に興味が薄かったとしても、

ビジネスパーソンであれば、特に、経営者・事業企画や事業戦略従事者・マーケティング従事者・広報宣伝等の従事者には何かしらの気づきがあります。

  

  

きっと。好奇心のある方には。

以前のエントリーで、ビジネススクールより役に立ちそう、と書いたのはそういう気持ちからでした)


そういえば、この『国際安全保証論』は、他の現在、受講登録受付中の講座に比べて、女性の受講者比率がグンと高いのが特長です。

何故なのか? 栗崎先生に撮影後日、この事をお伝えしたら、「あぁ、なんとなく想像つきますね」とのお返事。

なんなんだ!?  この「パズル」はまだ解けていません。 

 

ぜひお楽しみにご受講ください。

 

 

■『国際安全保障』(6月16日開講)無料受講受付中!
https://lms.gacco.org/courses/gacco/ga003/2014_06/about


■「異分野を知る・体験する」第一歩は、1分で完了する会員登録から
https://lms.gacco.org/register

 


gacco、本日開講!

2014-04-14 | 広報部

gacco広報部(仮)の大谷です。

 

本日、無事にgaccoが開講しました!

 

 

 

明大で開催されたJMOOCの記者会見にも、沢山のメディアの皆様にお集まり頂きました。

 

 

 

 

 

我々はOpen edXを使用していますが、スマホやタブレットで見れるレスポンシブデザインの全面採用は、本家edXを超える技術スペックであり、そこも注目のポイントです。

 

 

 

第一弾の東大本郷先生の講座を是非、覗いてください。ディスカッションのスレッドは、

 

 「学べる機会に感謝」

 

 「とっても贅沢です」

 

 「これから期待してます」

 

 「わくわくしてます」

 

といった、喜びの声に満ち溢れています。

 

本郷先生からは、

 

「いやー、とうとう始まりますね。始まってしまいます。ぼくも、スタッフのみんなも一生懸命やります。どうぞよろしくお願いいたします。」

 

というコメントが。どこに本郷先生のコメントがあるか、探してみてくださいね。

 

 

今日という日が、日本の高等教育の歴史に残るメモリアルな1日になるように、我々も引き続き頑張ります。

 

■gaccoでの受講開始はこちら

 

http://gacco.org/


(部員メモ)そもそも“MOOC”って何? 未来の学びって!?

2014-04-12 | 放送部

世界で注目のワード“MOOC”と“COOL”な重田先生。の続きを、

 

懲りずにgacco放送部(仮)のかわむらがお届けします。

 


前回は、“MOOC”になると “COOL”な重田先生が熱く語る様子をこっそりご紹介しました。

 

で、今回お届けするのは

 

“MOOC”って、今までの通信教育やeラーニングと何が違うの?

 

 

──10年前(のような気がする)

友人C:『ねえ、今、仕事何してるの?』

かわむら:『簡単にいうと、eラーニングをやってる会社』

友人C:『ふーん』

かわむら:『・・・・』

 

──2~3年前

友人C:『ねえ、今、仕事何してるの?』

かわむら:『簡単にいうと、eラーニングをやってる会社』

友人C:『あ、知ってる~』

かわむら:『ほんと?』

友人C:『あれあれ。・・・えっと、石川遼くんがやってるやつ!』

かわむら:『あれ、スピー●ラーニング(※)・・。』

※テレビCMで有名な英語教材の商品名で、eラーニングとは一切関係ありません。

 

──最近

友人M:『ねえ、今、仕事何してるの?』

かわむら:『eラーニング。最近は“MOOC”っていうサービスもあって・・・』

友人M:『“MOOC”?知ってるよ。聞いたことある』

かわむら:『ほんと?』

友人M:『よく知らないけど。なんか、すごいらしいね。』

 

 

 ・・・

 

今までのeラーニングと“MOOC”は、なんか違って、なんかすごいってことは、既に私も体感しております。

 

今までのeラーニングは、ブレイク寸前といわれ続けていて・・・。

つまり、インターネットとパソコンがあれば、講座を受講できるという便利さで普及すると思われていたのですが。

 

それが、2012年前半、“MOOC”が彗星のごとく登場。

 

MITとかハーバード大学とか、有名大学の講義が、インターネットとパソコンさえあれば、誰でも無料で受講できて。

 

誰でも無料で受講できるプラットフォームに参加する大学のレベルの高さにびっくりするのですが、それよりも1つの講義に、世界中からウン万人の受講生が同時に学習するという規模にもびっくり。

 

で、いっきに世界中に広がって、爆発的に会員数を伸ばした。

 

しかーし、一つのサービスに何百万人の登録者がいるのに、MOOCビジネスでがっぽり儲かっているというような景気のよい話は、“MOOC”にはまだないようです。

ビジネスモデルが確立していない分野で、世界中のどのサービスが一番に成功するか、注目されているところでもあります。

 

 

このあたり“MOOC”について、「なんかすごいらしいけど、よく知らない」方のためにお茶目な重田先生、もとい、

 

教育工学やオープンエデュケーションを専門とし、日本におけるMOOC研究の第一人者である、北海道大学情報基盤センターメディア教育研究部門の重田勝介准教授が、

 

MOOCのプラットフォーム「gacco」で、“MOOC”の誕生秘話から、未来の教育の姿について講義します。

また、 「オープンエデュケーションと未来の学び」では反転学習コースがあり、大阪大学 森先生、関西学院大学 武田先生も登場します。

“MOOC”を実際に使用しながら、“MOOC”について学べる講座です。この全世界的な高等教育のサービス無料化の流れを実体験しながら、学生の方は、これからの学び方、社会人の方はスキルアップのほか、生涯教育への取り組み方、まさに、未来の学びについてのヒントを掴んでください。

 

 

オープンエデュケーションと未来の学びはこちら

gacco 登録はこちら


今朝のNHKニュース「おはよう日本」でご紹介いただきました!

2014-04-10 | 広報部

gacco広報部(仮)の竹内です。

 

NHKの今朝のニュース、「おはよう日本」にて

gaccoとJMOOCの取り組みが紹介されました。

NHKさん有難うございます。

 

 

番組内では、

”多くの方々に学ぶ機会が提供されることは、とても良いこと” ”開講が楽しみ”

といった期待のコメントをいただいております。

 


いよいよ、来週からのスタートです。

ご期待ください!

 


(部員メモ)世界で注目のワード“MOOC”と“COOL”な重田先生。

2014-04-08 | 放送部

“COOL”な重田先生は、講義撮影のために北海道からやってきた。

撮影したのは、まだ肌寒い3月中旬

 

スタッフ:『今日はお寒いですね。』

重田先生:『・・・あったかいです。』 

 

COOL!

 

 

──この日に撮影したのはgaccoで7月開講予定の「オープンエデュケーションと未来の学び」。なんと、北海道大学の重田先生、大阪大学 森先生、関西学院大学 武田先生、のスペシャルタッグで実現した講座。

 

“オープンエデュケーション”というテーマにふさわしく(!?)、北海道・大阪・神戸・東京をスカイプ4か所中継の打合せを重ね、この日の撮影に至りました。

 

 

で、オープンエデュケーションって何? なんで、スカイプ4か所中継がふさわしい?

 

 

それは、一昔前は数十万~数百万もする効果なテレビ会議システムを購入しないとできなかったことが、今はインターネットに接続できるパソコンまたはスマートフォンまたはタブレットがあれば、何か所もの拠点を中継し、顔や資料をみながらの会議が無料でできる。

 

このようなIT革命があったからこそ、教育にも“オープンエデュケーション”や“MOOC”という新しい潮流が生まれたのは、間違いない。

 

オープンエデュケーションとは、教育を「オープン」にする活動のこと。インターネット環境さえあれば、無償で提供されるさまざまな講義ビデオや教材から学ぶことを可能にしてくれます。

 

ところで、gacco の講座を提供いただく大学のどの先生も、ほんとに真剣に講座提供に取り組んでいただいています。

 

この講座も例外ではなく、先生たち、みんな真剣。

 

真剣だからこそ、厳しいツッコミや議論が重ねられていて。

その光景に、私の脳ミソには、重田先生=“COOL”という言葉が刻みこまれた・・・。

 

ご紹介遅れました、gacco放送部(仮)のかわむらです。

本日は、北海道大学 重田 勝介先生の撮影の様子をレポートします

 

 

──撮影当日

 

時間通りに現れた重田先生。

 

まず、撮影の段取りの打合せ。

ここでも、プロモーションビデオの演出に、細かく確認が入ります。

 

重田先生:『ここ、左に何歩動いて、手をどのようにかざせばいいですか。』

 

スタッフ:『まず、右に少し向いたあと、ゆっくり左を向き、右に2歩。そして、起爆剤のところで、片手を胸より少し下のところに差し出してください』

 

 

 

・・・・こまかっ

 

 

いざ、スタジオに入り撮影開始!!

 

開口一番、

重田先生:『部屋の空調(暖房)止めてください。熱くなって、おでこに汗かかないほうがいいでしょ』

 

 

重田先生、やっぱり冷たいのがお好き。

今日は冬の北海道の大自然のように凍てつく現場になるのかと、覚悟を決めた。

 

 

このあと、私は見た!!

 

 

 

あんなに“COOL”な重田先生が、“MOOC”の話を一旦始めると、あれっ

なんか楽しそう。

 

 

スタッフが頼みもしないのに、何度もリハーサルを行ってカメラチェック!

 

 

休憩時間には、“MOOC”についてちょっとでも質問すると熱く語る。

 

講義の撮影の合間にEdmapさんの取材があったのですが、ここでも熱く語る。話が止まらない・・・・。

 

少しは休憩してください、先生!

 

 

そして、撮影機材どんな機材やソフトを使っているか、こと細かにチェック。

北海道大学でも、講義の撮影スタジオがあり、年4本のペースで講義を撮影されているとか。その参考だそうです。

 

教育に対する情熱が、熱すぎます、先生!

 

 

 

ちなみに、少し撮影が進んだとき、先生が会場にいらした服装とイラストの服が同じことに気がついたスタッフ。(気づくの遅っ)

 

 

思わず先生につっこむと、重田先生はしたり顔。

 

どうやらコッソリ仕込んでいたらしいのですが、残念ながら諸事情により違う服装での撮影となったよう。こんなお茶目な一面も。

 

 

“COOL”から一転、“MOOC”のことになると、はにかみ顔で情熱的に熱く語る、お茶目な重田先生をかわむらは見たのでした。

 

あ、肝心の“MOOC”の話が・・・・

 

COOL DOWNして、次回にお届けします!!

 

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学長アンケート:3割がMOOC参加へ動く

2014-04-08 | 広報部

gacco広報部 大谷です。

 

今日(4/7)の日経新聞朝刊に、重要なアンケート結果が掲載されていました。

 

2月までに実施された、主要大学学長(国公立大学の学長146人)が対象となったアンケート結果より。


『約3割の大学が強い関心を寄せ、参加に向けて動いている』


『MOOCは普及するか』という問いに対し、65%の学長が『普及する』と回答

 

大きな潮流が来ているのを実感します。

我々も、こういった声に迅速にお応えできるよう、尽力していきたいと思っています。

 

※参考:大学入試を「改革」6割 学長アンケート

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0501S_V00C14A4MM8000/

 


【報道発表】北大、グロービス講座で募集開始!東京未来大、名古屋商科大、立教大の講座追加も決定

2014-04-03 | 広報部

gacco広報部(仮)大谷です。

 

本日、プレスリリースを実施しましたので、内容をご紹介申し上げます。

 

募集開始!

既に募集開始している3講座に加え、2講座で募集が始まりました。

これで、4月から8月まで、毎月1講座ずつの開講が決まったことになります。

 

 ●「オープンエデュケーションと未来の学び」北海道大学 重田 勝介 准教授ら(7月7日(月)開講)

 

 ●「経営(マネジメント)入門」グロービス経営大学院 荒木 博行教授、村尾 佳子教授、嶋田 毅教授、田久保 善彦教授(8月25日(月)開講)

 

また、今回募集を開始した2講座では、オンラインで学習した内容をもとに対面で発展的な講義を行う『反転学習コース』が展開されます。

gaccoが目指しているのは、単なるEラーニングの提供ではありません。リアルとデジタルがハイブリッドされた、全く新しい学習体験の提供です。それが、少しずつ体現出来ているのではないかと考えています。

 

講座追加決定!

さらに、、、、各大学の看板教授による授業が追加となっています。

 

 ●「モチベーション・マネジメント」東京未来大学 角山 剛 教授

 

 ●「ビジネススクール(入門)」名古屋商科大学 長沢 雄次 教授、岩澤 誠一郎 教授、山田 隆 教授、小山 龍介 客員教授、北原 康富 教授

 

 ●「交流文学研究(仮)」立教大学 舛谷 鋭 教授

 

 ●「ブラックホール入門(仮)」立教大学 北本 俊二 教授

 

どれも、開講が楽しみな、魅力あふれる講座です!!


■受講登録は、こちらから


http://gacco.org/

 

■リセマムさん記事化有難うございます。

http://resemom.jp/article/2014/04/03/17889.html