無料で学べる講座『gacco(ガッコ)』放送部

社長の伊能美和子が、自らの想いを綴ります
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統計学講座の補助教材が最強すぎる件

2014-10-23 | プロフィール

 

*教材を手にとり、誇らしげな表情の本講座プロデューサー小林

 

gacco広報部の竹内です。

11月12日開講の「統計学Ⅰ:データ分析の基礎」講座の補助教材が本日届きました。

 

gaccoで初めての補助教材ということもあってスタッフ総出での確認。

手にとって内容を見て、一様に絶賛の嵐!

 

まずは教材自体の厚みに驚き、

続いて模擬問題や解説を含めた丁寧な内容に驚き、

そして極めつけはこのお値段。このクオリティで、たったの1,000円(税込)。

お買い得です。オススメです。

 

*200ページのボリューム!

 

*講義のキャプチャ等を使用した解説。丁寧で分かりやすい!

 

 

さらには最後のページに、統計検定の試験割引チケットまで。

 

 

是非、講座受講とあわせてお買い求めください。

「統計学Ⅰ:データ分析の基礎」
東京大学 竹村 彰通
山梨大学 下川 敏雄
中央大学 酒折 文武
首都大学東京 中山 厚穂
総務省統計局

https://lms.gacco.org/courses/gacco/ga014/2014_11/about

 

統計学、、、興味はあったけど難しそうで敬遠してきた方、

なかなか時間がとれなかった方、

本講座なら、データ分析の基礎から学習していきますので安心ですよ。

補助教材とあわせてご受講いただければ、理解も早まるはず♪

また動画が1本あたり10分程度にまとまっていますのでスキマ時間でのご受講が可能です。

 

受講登録がまだの方は是非この機会に!

受講登録いただければ、開講案内等をメールにてお送りいたします。

まずは受講登録を行ってくださいね。

*ご受講は無料です、ただし反転学習コースは有料

 

 


(部員メモ)「工業大学の授業?俺には関係ないや」と思っていた文系でサービス開発職のワタクシ

2014-10-16 | プロフィール

gacco放送部(仮)の青木です。

先のエントリー「(部員メモ)突然ですがクイズです。電球を発明した人は誰でしょうか?」に引き続きましての本日2連投になります。


上記の答えを知らなかった事実に衝撃を受け、思わずそのネタだけでエントリーしてしまったわけですが、本来ご紹介したかったのは、芝浦工業大学の先生へのこちらのインタビューでした。


ワタクシ自身は、理系ではなく文系大学出身で、製造業ではなくサービス開発をしているわけです。(gaccoという学習サービス、インターネットサービスです)


そんな私にとって、芝浦「工業」大学さんの授業は、「俺にはあまり関係ないかな・・・」 と、思っていたのですが、実際講座を受けて(撮影を立ち会って)みて、「この講座はそんな俺にも役立つ!」と素直に思えたのでした。


これは、突っ込んで聞いてみたいと思い、撮影を終えたばかりのお二人の先生にお話しを伺いました。



 

(gacco青木)先日は、2日間に渡る撮影、お疲れ様でした! 

いや~、しかし、芝工大の先生方って本当に仲がいいですね。あんなに笑いのある撮影現場はgacco始まって以来でしたよ。



(芝浦工業大学 稲村雄大先生)

そこですか(笑) たしかに、うちの研究科は教職員とも仲がいいですし、学生との距離も近いので、全体的に和気あいあいとやっていますね。

このMOOC講座のプロジェクトでも、たとえば、講義で出てくる2人のキャラクターの背景とか性格の設定(*注1)を話し合った時なんかは、それぞれの先生の意外な趣味とか好みが分かったりして、結構楽しみながら進めてきました。

もちろん講義内容については真剣に話し合って、なかなか議論が進まないこともありましたし、正直大変でしたけどね。

教員だけでなく事務職員にも参加してもらいながら、みんなで何とか乗り越えました。


(*注1) この講座では、上司から新製品開発を任命された「司葉さん」と「大宮さん」の

2人が、4週間を通じて幾多の困難を乗り越えて行く・・・

というストーリーが講義とともに進行していきます。

 


芝工さんの講座は4週間、4名の先生が順に講義してくださる形式です。

このような「週替りダイジェスト型」は、最近gaccoの講座に増えてきまして、受講者からも好評なんですが、撮影時はご自身の担当する撮影枠だけ来られて撮影が終わるとすぐ帰られて、ということが多いんです。

でも、芝工さんの時は、出番のない先生が見に来られたり、お菓子を差し入れてくださったり。

あの狭いスタジオで常に4名ぐらいいらっしゃいましたからね。

クランクアップの記念写真もよかったです!

 


(芝浦工業大学 平田貞代先生)

うわーっ。それ、撮影終わって緊張から一気に解放された瞬間の秘蔵写真。

本学のイメージが崩れちゃう。学長にも見せてないので、ブログにはゼッタイ出さないでくださいね。

 

 

いえ、出します! これが、「シバコウ」の実態です!と(笑)

 

ドーン!

(左から、稲村先生、平田先生、加藤先生、撮影ディレクターのKさん、堀内先生。手元のサインは「M O T」です!)

 

もう1枚。ドーン!

(左から、Week3担当の平田先生、Week4担当の加藤先生。)

 

本当に楽しい撮影現場でした(笑)

 

 

 

(平田先生)

撮影の直前まで、ニューヨーク出張でした。gacco受講者のみなさまに何とかして分かりやすく知識を伝えなきゃという気持ちでいっぱいで、機内食も睡眠も返上して講義の内容を推敲しました。

帰国と同時に風邪をひき、時差ボケと撮影の恐怖が重なり、本番は声も表情もガチガチに…。

人生で最も緊張した日でした。



でも、凛とされて、あと身振り手振りが素敵でしたよ(笑)。

平田先生の単元(「エスノグラフィによる要求開発とプロジェクトマネジメント」)、聴いていてすごく面白かったです。

「エスノグラフィ」って言葉、初めて聴いたんですけど、これは私自身の仕事でも使えそう、やってみたいと思いました。

えっと、平たくいうと、調査対象がいる現場に「仲間」として入りこんで、「ありのまま」を記録して、「本質」を理解しようとする調査手法、でいいんでしたっけ。

 

 

(平田先生)

はい。「エスノグラフィ」は、文化人類学の研究者が秘境に住む原住民の生活に入り込んで、寝食をともにしながら、その文化を理解する研究方法だったんです。

1920年ぐらいに参与観察法として手順が確立されて、秘境の替わりに都市文化や社会問題を参与観察の対象とするようになり、2000年頃から、産業界の問題発見や改善の手法として注目され始めたんですよ。



原住民の観察手法が、産業界で活かされているというのは面白い話ですね。

問題発見や改善というと、工場のライン見直しとかでしょうか。



(平田先生)

それはもちろんですけど、サービスや製品のニーズの発掘、ビジネスモデルの構築、組織改革、人材教育、揉め事の鎮静にも使えますよ。

コンサルタント、マネージャー、営業など多くの方々にとって新たな武器となるスキルだと思います。

 

 

Week3はエスノグラフィの他にも、実際の仕事や生活に使えそうなフレームワークがいろいろ紹介されていて、自分に置き換えてあれこれ見直す機会になりました。

Week2の知財の話は、製造ではなく、サービス職である私も知っておくべき知識だと思いました。

そうそう、Week4の「組織行動」も参考になりました。ここだけの話、うちのチームにもネガティブ発言の多い社員がいるんですが、「よし明日からこうマネジメントしてみようか」って(笑)。

冒頭の“芝工さんは仲がいい”って話につながりますけど、これを教えている大学は、そりゃ風通しいいわけだ、と思いました。

 

私が芝工さんの講座を聴いて、率直に思ったのが、「え、この授業って、工業大学で教えるものなの?」というものでした。

私は文系大学出身で、サービス開発をしているので、「理系でもメーカー勤務でもない私には関係ないかな~」って思っていたんです。スミマセン。。

でも「工業」の付かない、いわゆる文系ビジネススクールで教える内容と変わらないのでは、と思いました。

「イノベーション」って、製品だけの話ではないですもんね。



(稲村先生)

そうなんです。 講義では「新しい製品を作る」という話を通じてイノベーションについて説明しましたけど、社会に新しい価値を提供するというのは、製品のイノベーションでもサービスのイノベーションでも同じですからね。

基本的な考え方はどんな業界でも使えますよ。

最近は多くのメーカーが、製品だけでなくサービスも含めたお客さんの総合的な「体験」をデザインしようとしています。それに、たとえば、センサーで集めた情報をいろんな形で分析しながら、一人一人のお客さんに最適なサービスを提供するような企業もあります。

そうなると、サービス業の企業にとっても技術的な側面が重要になってきます。

gaccoのサービスだって、受講者は気づかないかもしれませんけど、コンピュータとかネットワークとか、データ分析とか、裏ではかなり高度な技術が動いていますよね?



あぁ、確かにそのとおりですね。お客さんの総合的な「体験」をデザインっていいですね。gaccoもまさにそうです。



(稲村先生)

つまり、文系とか理系とか、製造業とかサービス業とか、単純に分けるのは難しくなってきていると思うんです。

実際、私たちのMOTに入ってくる学生さんの中には、サービス業の人もいますし、営業とかマーケティングとか経営企画とか、技術とは直接関係ない仕事をしている人も多いです。もちろんバリバリの技術者もいます。

 

 

(平田先生)

いろんな人がいろんな視点から議論すると、やっぱり面白いアイデアがたくさん出てきます。まぁ、それをまとめる教員は大変ですけどね・・・



なるほど。では、今回の講座「イノベーション入門」もいろんな人が受講してくれるといいですね。




(平田先生)

本当にそうですね。いろんな人に受けてもらいたい!

 

 

(稲村先生)

「イノベーション」という言葉はなんだか堅くて、青木さんみたいに「自分には関係ないかな」って思う人も多いかもしれません。でも、今回の講義で出てくるイノベーションに関する考え方って、普段の仕事でもいろんなところで使えますし、そういう内容を厳選しています。

だから、まずは騙されたと思って「入門」してみてもらえると良いかなぁと思います。

 



インタビューを終わって考えてみると、芝浦工大さんの、このMOOC講座開発のプロセスは、まさに新製品開発のプロセスと同じだし、イノベーションなんだなぁと思いました。


イノベーションって顧客がワクワクする物や体験を生み出していくこと。だとすると、イノベーション手法のプロ、芝工専門職大学院 工学マネジメント研究科の先生方が、ワクワクしながら生み出したMOOC講座「イノベーション入門」は、ワクワクしないわけがありません。

本当に騙されることはありませんので「入門」してみてください。 11月26日開講です!


*受講登録はこちらの画像をクリックしてお進みください。 

ga016: イノベーション入門の受講登録はこちらから

 



(部員メモ)突然ですがクイズです。電球を発明した人は誰でしょうか?

2014-10-15 | プロフィール

gacco放送部(仮)の青木です。今年の3月のエントリー以来、なんと半年以上が経ってしまいました。ご無沙汰してしまいました。

gaccoはこの秋、開講ラッシュを迎えていますが、これらの動画の制作に追われておりました。

今も追われてはいるんですが(汗)


さて、大学さんへの打ち合わせや撮影に赴くたびに、新しい発見や気づきがありまして、「役得だなぁ、オレ」と思いながら楽しく追われているわけなんですが、「へ~!」と思ったのが表題の件です。 


あらためて、みなさんにクイズです。


Q.電球を発明した人は誰でしょうか?

 

 

(答えは1スクロール後)

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓


Aエジソン!

 

(そんなの常識ですね!と思いきや)

 

  ↓↓↓

  ↓↓↓

  ↓↓↓

  ↓↓↓

 

はい、ハズレ!残念でした!

 

いやぁ、私もこの歳まで知りませんでした。

正解は、gaccoで11月26日に「イノベーション入門」を開講される芝浦工業大学の稲村雄大先生が教えてくれました。




--「電球発明=エジソン」だと小学生の時からずっと思っていました。。 では、エジソンは一体何をしたのですか??

 

(芝浦工業大学 稲村雄大先生)

エジソンは、既に発明されていた電球に対して、実用化に弾みをつけた人です。

世界で最初に電球を発明したのはエジソンではないのです。

そして、最も大きな功績は、発電から送電まで電力の事業化に成功させたことなんです。

エジソンは、発明家として知られますが、むしろビジネス力、経営的な観点で「イノベーション」を起こした方なんですよね。

 

実はこのエピソード、本学の専門職大学院 工学マネジメント研究科のポスターでも紹介しています。

あのポスターですけど(指差す)

 

--これですか。 あー、なるほど。

 

説明部分をアップで見てみると、

 

この事実、モット早くに知っていたかった!

モット早くに!


と思って、このポスターをよく見ると「MOT」(モット)いう文字がありますが、こちらはそういう意味の「モット」ではありません。

 

「Management of Technology」の頭文字を取って、MOTです。

日本語では、「技術経営」と訳されることが多いのですが『技術を使って何かを生み出す組織のための経営学である。そのため技術版MBAと説明されることも多い。』 と、Wikipedia先生が教えてくれました。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/技術経営


『そのため技術版MBAと説明されることも多い。』

と、言われるとグッと興味が沸きますね。。




--なるほど、エジソンは発明家として知られるが、MOTの体現者というわけですね。

 

(稲村先生)

 はい、エジソンはイノベーションの人ですね。

今回開講する「イノベーション入門」では、

もし、あなたが新製品開発を担当することになったら、何を考えなければならないでしょうか?

プロジェクトを進める上で、どんな問題に直面するでしょうか?

・・・と、いうテーマで、新製品開発の担当者が直面する様々な問題について、技術経営(MOT)の視点からみなさんと一緒に解決策を考えていきます。

MOTに興味があったという方はもちろん、ビジネスパーソンであれば業種・職種問わず、何か参考にしていただける講座になったと思います。

ぜひ、入門してみてください。

 

あ、それから、受講前に「イノベーション」とか「MOT」について少し知っておきたいという方や、まだ受講を迷っているという方のために、10月28日にセミナーを開催します。こちらもよろしければ是非!(⇒セミナー情報はこちら

 

*画像クリックでセミナー情報にリンクします

 

 

--それって無料ですか?

 

 

(稲村先生)

もちろん、gacco「イノベーション入門」も、セミナーも、無料です!

 

 

--稲村先生、見事な講座宣伝への落とし込み、ありがとうございました!


⇒稲村先生と平田先生へのインタビューへと続きます 《続きはこちら》 



 

と、いうわけで、芝浦工業大学Presents 「イノベーション入門」は現在、受講(もちろん無料で)受付中です!

受講登録はこちらの画像をクリックしてお進みください。

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【ただいま制作中!】 茂木健一郎先生の脳が活性化していた理由

2014-10-09 | 広報部

gacco広報部 大谷です。

 

全国に大きな爪痕を残した台風が首都圏に上陸した某日、

 

茂木健一郎先生「脳と創造性 Creativity and the brain」

 

の撮影が都内スタジオで行われました。

 

 

 

丁度、先生の連続テレビ小説への出演も重なり、どうにか迎えた撮影日に、よりによって台風直撃とは。。。。。 

 

延期も簡単に口に出せず、台風ですが、一同お待ちしております、と念押しをしてしまった先生に対する申し訳ない気持ちと、果たして我々スタッフがスタジオに到着出来るのだろうか?という不安が入り混じる中、当日の朝を迎えました。

 

 

一方で、茂木先生のツイートを見ると、早朝も雨の中、3キロジョギングをしていることがわかり、少なくともご自宅にいることが判明し、一安心。

 

しかも、ジョギングに加えて、腕立て・腹筋200回ずつ日課にしていることを知り、驚きました。

 

これなら撮影もダイジョウブかな?そんな気がしてきました。

 

何とか、遅れる電車を乗り継いで、スタジオのある六本木に到着すると、すごい雨。

あっという間に靴が濡れていきます。

先生のスタジオ入りまであと30分、しばし連絡を待つ。

 

>すみません!
>
>若干遅れてしまいます。向かいます!
>
>茂木健一郎

 

というメールが到着。

 

良かった!一同ほっと胸をなでおろすも、同じタイミングでスタジオでは事件が発生。

 

あ、あ、雨漏りである。

 

六本木の鉄筋コンクリビルで、最上階というわけではない。

 

どうやら、台風の風圧で、エアコンのダクトからの行き場を無くした水が逆流し、漏れてきてしまったようだ。

 

しかも、丁度、先生の立ち位置の天井から、ぽたり、ぽたりと来ている。

 

今まで、このスタジオでは雨漏りなど発生したことはないらしい。

 

 

強引にガムテープを張り、なんとか応急措置したスタジオスタッフの対処療法を嘲笑うかのように、今度は隣の部屋からボトボドボト、、、、と水が漏れだす。

しかも、さっきよりも、水の量が増えている。

 

 

なんとか、スタジオの総力をあげ、このような雨漏り対策が施されました。スゴイ!

 

 

 

 

そんな中、茂木先生、遅れてすみませんと恐縮されながらも元気に到着です。

 

本当に気さくで謙虚な方です。

 

先生はすぐにスタンバイを済まされ、撮影OK、という状況でしたが、スタジオ側の準備が整いません。先生、ちょっと待ってください。

 

先生の資料は、WEEK1から4までの項目を箇条書きにしたアジェンダ一枚のみ。

 

「んー、何から話そうかなー」と頭の整理をする先生の様子。

 

 

 

少し考え、よし!とメモをとる。


遅れて、ようやくOKです、とスタジオ側が整ったタイミングでいよいよ、撮影がスタート。

 

 

 

適切な表現が見つからないのですが、茂木健一郎先生のプレゼン、一言でいうと、圧倒的でした。

 

 

プレゼンテーション。

カメラの向こう側に、受講者の顔が見えている。先生は、カメラの向こう側の聴衆に意識的に語り掛けている。


カンペ無し、資料無しで、躍動感のある話が湧水のように溢れ流れていく。

エビデンスベースドな実例や論理的な話の連続に、聞いている我々の頭には基礎が撃ち込まれ、柱というフレームワークが建ち、コンクリートの建造物のようにストーリーが立体的に構築されていく。

さすが、TEDでも即興スピーチをされただけあります。


痒い所に手が届く。

先生がスタジオからひょいと顔を出し、隣の部屋で話を聞いている我々に、わかりにくかったことはある?深堀りして欲しいところはある?とヒアリング。

いくつか先生にリクエストを投げかけると、じゃあ、あの話をすればつながるな、よし、と具体的な話がすぐ再開される。


休憩なし、NGなしで、講義の撮影が連続する。

講義の長さは8分程度で、というこちらのリクエストにピッタリあわせてお話が終わるが、すると、じゃあ、次はこれだな、と先生はアジェンダにメモをし、いいよ、すぐ再開しよう!と撮影の再開が督促される。

 

 

 

とにかく、見ている我々を圧倒するキレぶりでした。

 

本講義の中に出てきますが、こういったスイッチが入ったトップギアの状態を「フロー」と言うそうです。


フローとは、講義のWEEK4で登場しますが、茂木先生によれば、

 

「目の前のタスク(課題)とスキル(能力)が一致しているタイミングで、脳が最高のパフォーマンスが発揮されている状態」

 

のこと。

 

「作業が流れるように進み、「時間を忘れている」「我を忘れている」「行為自体が楽しい」のがポイントだそうです。

 

脳科学者である先生がまさにそれを実践している姿を、我々は目にしたのでした。

 

もちろん、途中でお弁当を食べて頂いたり、トイレ休憩を挟んだりしました。フローの状態を保つには、休憩も大切。

 

最後の週の撮影前にはエネルギーチャージをして、再び脳を活性化し直し。

 

 

結果、撮影開始が台風のせいで30分以上遅れたにもかかわらず、予定をはるかに上回る速さで撮影が終了

 

終始、我々への気遣いを忘れず、先生がWEEK3の中で語っていた「コミュニケーション力が創造性を育む」というポジティブなスタイルを最後まで実践されていました。

茂木先生、とっても面白い講義が収録出来ました。ありがとうございます。

 

もちろん、この後、本講義の編集や課題作成を終えた後に、gacco上で開講されますので、お楽しみにお待ちください!


■脳を活性化したいあなたを受け止める『gacco』はこちら
http://gacco.org/

 

■1分でできる無料登録フォーム
https://lms.gacco.org/register


【ただいま制作中!】京大iPS細胞研究所より

2014-10-07 | 広報部

gacco広報部 大谷です。

 

先日(9月25日)に募集開始を発表した、京都大学iPS細胞研究所「よくわかる!iPS細胞」、制作を開始しました!京都より、皆さまに制作模様をお届けします。

 

初日の撮影は京大iPS細胞研究所で行われました。

 

今回撮影で使用させて頂いたiPS細胞研究所の会議室、普段は撮影出来ないのですが、今回特別に許可を頂いて撮影させて頂きました。

 

周りでは白衣の研究員の方々が研究作業に勤しんでいます。

 

研究員や技術員の方々は、予想以上に若い方々が多く、女性の活躍の比率が高いのが印象的です。

 

今回は、講座を監修される山中伸弥所長、講師をつとめる中内彩香さん(博士)の登場シーンの撮影です。

 

まずは、中内さんの撮影から!

 

 

 

柔らかい笑顔あふれる撮影となりました。

中内さんのハキハキとした、プロモーションビデオを、お楽しみに!

 

 

そして、山中所長が登場。

まず講師をつとめる、渡邉文隆さんと打ち合わせ。

 

 

山中先生にgaccoのメンバーも緊張しつつご挨拶。

 

山中先生、マラソンランナーだけあって、とてもスマートです。それから、普段は関西弁なのですね。当たり前か…

 

山中先生からは、受講されている皆様に対するメッセージなどを頂きました。

 

講座の中でご紹介していきますので、お楽しみに! 

 

 

ちなみに、メッセージは標準語でしたよ(^^

 

 

そして、、、、、

2日目の撮影は場所を変え、スタジオで講義の撮影です。

 

講師をつとめるサイエンスコミュニケーターの皆様は、抜群のチームワークで講義を準備されて来ました。

 

 

 

サイエンスコミュニケーターは、普段から同研究所の取り組みを分かりやすく広報して行くのが大切なミッションであり、

さすがに皆さまプレゼンテーションが巧みです。

 

今回参加した講師の方々は、iPS細胞が臨床研究の段階を迎えつつある今、

誰でもインターネット環境と時間さえあればiPS細胞について学べるようにしたい

 

そんな高い志を持って今回の撮影にのぞまれていました。


講義の中では、そんなサイエンスコミュニケーターの意気込みも伝わることと思います。

 

プロモーションビデオが完成したら、またこちらでご紹介したいと思います。

 

■『よくわかる!iPS細胞』


登録はこちら!
https://lms.gacco.org/courses/gacco/ga019/2015_01/about

 

 

「俳句-十七字の世界-」、反転授業開催!

2014-10-01 | 広報部

gacco広報部の竹内です。

先月9月20日(土)に、兵庫県西宮市の大手前大学さくら夙川キャンパスにおいて

「俳句-十七字の世界-」の反転学習が開催されました。

当日の様子を大手前大学さんからレポートいただきましたのでご紹介させていただきます。

 

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受講者は、15歳から79歳までという幅広い年齢層で、

北は宮城県から南は徳島県まで、遠方にお住いの方々にもご参加いただきました。

 

 

当日は、講師の川本皓嗣先生と3名のTAの先生だけでなく、

特別講師として句誌『獅子吼』を主宰されている大野鵠士先生にもお越しいただきました。

 

反転学習のプログラムは大きく2つ。

 

まずは4~5人のグループごとに、松尾芭蕉の俳句の読解についてディスカッション。

ほとんどの方が初対面であるため、遠慮がちなディスカッションになるのでは…

と心配していましたが、そこはさすがオンラインで学習をしてきたみなさん、

どのグループでも開始早々から熱い議論が展開されていました。

 

これまでほとんど俳句に触れてこなかった方、日本文学を専門に研究されている方等、

それぞれの知識の中での解釈が許されるのが「俳句の懐の深さ」だということを再認識できるディスカッションでした。

 

続いてのプログラムは、受講者が作った俳句を、作者を明かさずにグループ内で読解するというもの。

自分の句も、他人のふりをして議論に参加してもいいとのことで、それが新鮮でもあったようです。

議論の後はグループごとに選出した句についての発表を行い、

川本先生、大野先生からの講評をいただきました。

 

 

全てのプログラムの終了後は、大手前大学スイーツ・ラボのお菓子を食べながらの交流会。

先生方も受講者の中に混じり、さらなる議論が展開されていました。

 

受講者のみなさんから提出いただいたアンケートでは、

反転学習全体の満足度は、実に93%の方に「満足」とお答えいただきました。

「新しい視点が開けた」、「もっと長く議論をしたかった」、「高校生の新鮮な視点が楽しかった」など

好意的なご感想も多数いただきました。

 

gaccoの他の講座と比べると年齢層が高く、

パソコンやインターネットでの学習で手こずられた方もあったようですが、

無事オンライン学習と反転学習を終えられた受講者のみなさん。

終始いい表情をしておられました。

これを機にほかの講座も受講したいという方もおられ、

「学び」の楽しみを再発見していただけたのではないでしょうか。

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15歳の方と79歳の方とのディスカッションというのは大変興味深いですね。

年齢に関係なく同じ目的をもった仲間が一同に会し、熱く議論する。

それが反転授業の良いところ。

 

また反転授業の情報がございましたら随時ご紹介いたします。