BIRDのブログ&ファンフィクション

タツノコプロの往年のアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の大ファンです。
この話題を中心に日常のことなどを綴ってみました。

ブログ2年生になりました。

2011-11-11 11:35:33 | 日記
ブログを始めて1年が過ぎました。

思えば、南部響子さんちやReeさんちでフィクの投稿を重ねるうちに
ブログ開設をすすめて戴き、今日にいたります。

拙いブログが二年目を迎えることができたのは、御二方をはじめ、
ここに来てくださる方々すべてのおかげです。

ありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

イーグルアイ

2011-11-11 11:11:11 | ファンフィクション
                  
                      イーグルアイ

                            

 内装に木がふんだんに使われ、温かい雰囲気を醸し出している居住スペースの一角。
重厚な樫の扉を開けると自分を呼ぶ声と同時に、いや、声より先に上向きにした手が
ソファの陰からはみ出して来た。
うるさく呼び立て、うるさく動くその手を無視したジョーは海岸沿いに建つ南部博士の別荘の
大きな居間を見渡した。
DVDだかBDだか、または録画したものでも見ていたのだろう。
いや、こいつのことだ。行儀悪くソファに寝っ転がって見ているうちに眠っちまったんだろう。

手のひらが突き出されているソファの斜め後ろ、毛足の長い絨緞の上にリモコンが転がっている。
『寄こせ』と催促してるのはこれか。
「自分で取れよ」
それを無視した手がさらにヒラヒラする。
なんてズボラな奴だ。博士が見たら卒倒するぜ。

うるさい手も声も無視していたジョーはちょっと思いついて、床からリモコンを拾い上げ
「ほらよ」
目障りな手とは別方向に放ってやった。
間違いなく健の上に落下するはずのリモコンは、だらしない動きを見せていた手が素早くキャッチした。
予想の外れたジョーは肩を竦める。
『鷲は眼がいいからな』

TVとレコーダーの電源を切って健がソファから起き上った。
「危ないじゃないか、ジョー!」
大きな眼がキッと睨む。
「だったら自分で取れよ」
行儀の悪さに自覚があるのかないのか…。


鋭い音がして左手首に巻き付けたブレスレットが点滅した。
聞き慣れた声が三日月珊瑚礁への集合を命じる。
「ラジャー!」
「ラジャー!」
二人は扉に向かって走り出していた。

「ジョー」
「?」
「さっきはすまん」
「!」
思いがけない謝罪に足が止まる。
「TV本体の電源を切っておけよ」
もう健の姿はなく、声だけが室内に残った。
(あの野郎!)



鉄獣メカの最初の攻撃をかわしたゴッドフェニックスを続く衝撃波が揺すった。
「竜!もっと近づけ!」
ジョーはレーダー監視席から離れ、姿勢を立て直そうと揺れ動く機内を前方へ駆け付けた。
バードミサイルの発射装置に乗せたその手を青いグローブが無言で阻む。
―市街地の上空だぞ!―

敵メカの波状攻撃にフロントスクリーン全体に映し出されていた街並みが
たちまち黒とオレンジの斑模様に彩られる。
バイオレットのバイザー越しに厳しい目が見下ろした。
―あれが見えねえのかよ!―

張り詰めた空気に甚平がジュンを不安そうに見上げ、竜はひたすら前方を見つめて操縦に専念する。
「ジョー、席に付け」
なおも睨み据える目を静かに見返し命じた。
「竜、接近しろ!」
「ラジャー!」

刻一刻、被害を増していく都市の上空からなおも攻撃を続けるギャラクターの鉄獣メカに
機首を向けたゴッドフェニックスは速力を増した。


追い越しざま鉄獣メカ内部に侵入し、二ヶ所で陽動作戦を起こす間にジュンが中枢部に
爆薬をセット、直ちに甚平が確保したルートから脱出する。
合流したジョーを先に行かせた健はメカを海上に誘導できるよう、その進路を確認するため
コントロール装置のパネルに視線を走らせた。

パシュッ、と乾いた音がした。
『しまった』
どこに隠れていたのか、マシンガンで狙いを付けたギャラクターが不意に現れた。
一発とはいえ制御装置の前でマシンガンを撃つくらいだから、そうとう混乱しているようだ。
いずれにせよ、さっきの戦闘で全員を叩きのめすことができなかった、俺のミスだ。

健は相手を見据えながら、ブーメランに手を伸ばそうとした。
第二弾が床にめり込む。どうやら相撃ちの覚悟が出来ているらしい。
じりじりと間合いを詰めてきたギャラクターがマスクから見える口元を歪めた。
トリガーに掛けた緑色の指先が動くのが見えた。

空気を震わせる、音なき音。相手の首に突き刺さった羽根手裏剣が震えた。
青い猛禽が飛び込んでくる。一瞬、泳いだ銃口をすかさず押しのけ敵を蹴り上げる。
トリガーに指を掛けたまま仰け反ったそいつは、あさっての方角に数発撃ってから崩折れた。


「戻れ、と言ったはずだぞ」
厳しい光を湛えた眼がブルーのバイザーを通して睨みつける。
「悪かったな」
まったく悪びれない声が応じた。
「リーダーの命令が聞けないのか!」
怒声に、さすがにカッとなって言い返した。
「俺が来なかったらどうしたんだ?」
バイザーからのぞく口許がムッと引き結ばれた。
(強情な野郎だぜ、まったく)

視線を外した健が黙って床のエアガンを拾い上げ、ジョーの左側へ差し出した。
バイオレットのバイザー越しの険しい目付は変わらないが、予想していた
訝しげな表情を見て、引き結ばれていた口許が少し笑った。
「お前、右を痛めてるだろう?」

左手で受け取り、右側のホルスターに戻す。
「なんでわかった?」
「羽根手裏剣の軌道がいつもと違う」
飛来した時の角度がどうだの、飛び方の安定性だの、解説はさらに続いたが、
右から左に聞き流して自分が確信したことにのみ、ジョーはうなずいた。
(鷲は眼がいいからな)




モバゲー:科学忍者隊ガッチャマン

2011-11-07 00:13:18 | 科学忍者隊ガッチャマン
タートルキングを倒し、アースコンパクト装置を奪還に向かう、ゆかりさんちのリーダー様に
励まされ、思い切ってタートルキングに挑みました。

勝ったどーヽ(^。^)ノ


調子に乗ってタートルキング頭部とも対戦して勝利し、現在、南部博士の指令
「相次ぐ飛行機事故。調査のため空港へ向かえ」を実行中です。

この先、アリやサソリメカが出現するらしいのですが、105話分のゲームがあるんでしょうか?
先は長いです。