The Man

理系男のダンディズム -ロジカルにロジカルに。 考え抜いたとき、それはその人の感性となる-

幸せ者

2007-04-28 21:00:00 | いろいろ
なるほど、そういうものなのか。

先週は。
ふらふらと安曇乗鞍高原まで出かけ、車仲間と過ごしてきた。

お初の方も居たし。
付き合いの長い方も居た。

皆とは、住んでいる場所(物理的距離)が離れているので。
そう会えるものではないが。

なんのしがらみもない仲間達と同じ時を楽しく過ごすことが出来ることは、幸せなことだといつも思う。

今回は、皆で宿泊だったこともあり。
温泉に浸りながら、車談議。
#あ!無論、男同士ですYO!^^;
#女性陣は別!


その際に。
思いもしなかった方から言われた、思いもしなかった言葉。


「Cafeさんは、相棒が居て、幸せですよね...」



相棒とのワンシーン(先日)(Photo by uchi)


え?え?え?


何をおっしゃる(@@)

彼(これがまた、人の面倒見がイイんだ!)は、自らの事業も波に乗って。
家に戻れば、美しい奥様と可愛いお子さんが。
そして。
彼のガレージには、片手の指の数では足らないほどの世界の名車達が。


それに引き換え。
ウチの相棒なんぞ。


確かに、そのメーカは世界の名立たる自動車会社だが。
高性能車でもなんでもない。
既に車齢は12年を超え。
片っ端からさまざまなモノが崩壊(壊れた、ではなく、正しく経年劣化による崩壊^^;)するような有様。
#よく、道端に止まらないものだと、オーナ自身が感心^^ゞ

こんな状態だから。
査定してもらったところで、二束三文の値段も付かないだろう。

普通の人ならば。
とっくにお払い箱に送り込んでいるはず。

GALANT's Cafeの相棒とは、そんな状態なのだ。

だから。
羨ましく思う方が居るなんて、思いもしなかった。


彼は、続けて言った。

「確かにね。
他の人から見れば、(事業的にも成功している彼が)羨ましく見えると思う。
でも、ね。
しっくり来るモノがないというか、なんと言うか。」


正直に言えば。
手にしたい車は、何台かはある。
が、そんなもの。
今のGALANT's Cafeに買えるわけもなく(- -;

でも、確かに。
GALANT's Cafeは、今の相棒に嫌々乗っている訳ではなく。
何かを我慢して乗っているという訳でもない。
#特別満足している訳でもないんだけど^^;


なんと言うのだろう?
「お前は、俺のすべてを知っているから。」
とでも、言おうか。
#車なんて、無機物なモノに過ぎないのにね。
#男って(いや、GALANT's Cafeって)、ほんと、馬鹿(- -;

「お前ならば、そのレベルの走りは難なくこなすだろう」
「危険な状態は、お前が俺に教えるだろう(「知性溢れる車は、危険をドライバに教える」と、GALANT's Cafeは呼ぶ)」

そう。
この信頼感(いや、向こうは信じるなんてないだろう^^;)。

この信頼感があるからこそ、捨てられずに居る。
こんなポンコツ、いい加減捨てればいいのにね...


さらに、彼は続けた。


「しっくり来ないから、さ。
次の奴を探して乗るじゃん。
停める場所はある(これがスゴイことだと思うのだけど)から、安く買い叩かれるぐらいなら、今までの奴も手元においておこうと思うわけ。
でも、結局。
やっぱりしっくり来なくて、次のを探すんだな。

そうこうしているうちにさ。
今みたいになっちゃって。

もう、病気だよね、病気...」


彼が嫌味で言ったわけでないことは、GALANT's Cafeにはよく分かる。
本当に。
彼にとって、しっくり来る奴に出会っていないのだ。

第三者から見れば。
次から次へと買い足せる(しかも、どれも世界の名車だ!)状況は、羨ましい状況に違いない。

しかしながら。
手に入れてみた奴らが。
どれも、どこかなにかが違うとしたら、どうだろう?

こんなにストレスな状況は無いに違いない。


その点。
GALANT's Cafeは、幸せ者なのかもしれない。


幸せとは何なのか?


うぅむ...と考えながら、土砂降りの高速道路を難なく走り抜けて帰ってきたのだった。




P.S. え!? 
   本当に、GALANT's Cafeには(ウチの相棒に対して)不満は無いのかって?
   いや、無かったわけではないのだけど。
   あーだ、こーだと、手を加えて。
   GALANT's Cafe好みにしちゃったんだな^^ゞ
   そう。
   GALANT's Cafeにとっては、(手に入れた車なんて)よく出来た素材に過ぎないわけなのです...(コレも病気ですな^^;)

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2 コメント

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Unknown (bucmacoto)
2007-04-29 13:56:09
目標を一途な情熱で見つめ続ける文系人も、
道具に果てない愛情を注ぎ続ける理系人も、
どちらもいいなあ…。

中途半端もよくないけれど、あまりに過ぎても困りものですよね。。。> 情熱や愛情
まぁ,何も執着心がなくなってしまったらツマラナイのでしょうし、身の丈にぴったりなのがイチバンかなぁ。。
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バランス (GALANT's Cafe)
2007-05-01 01:00:32
●bucmacotoさま
人生には、バランスが重要ですなぁ...
難しいっ!orz
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