イランのサッカー情報

魅惑のペルシアンフットボールの世界

あのサッカー選手主演のドラマがイランで大人気

2013年10月07日 | プチニュース

★日本でいうと誰なんだろうか

さて、ご無沙汰しております。
ちょっとした小ネタですが、ここで紹介しなくてなんとする!ってネタなので・・・。

ペジャマン・ジャムシディって選手を覚えておいででしょうか?
本ブログでも何度か紹介しました、元ペルスポリスの選手です。

イランの選手の一部は芸事に秀でており
(古い話ですが、元代表GKのナキサは歌手でピアノもプロ並み、ミナバンドも歌手や俳優をやっていました)
ジャムシディも歌手をやったりしておりましたが、
なんと、この彼が俳優に転身し、そのドラマがことのほか面白い!
(一緒に見ていた友人たちが笑い転げてて、私は解説をしてもらいながら見たってことなんですけどね。)

番組名は「ペジャマン」
主演は番組名通りジャムシディで、彼が演じるのは、彼自身。
しかも役どころが「落ちぶれたサッカー選手」。
「落ちぶれたサッカー選手のリアリティーショー」のような体で番組は進みます。
私が見た回には出ませんでしたが、アラシュ・ボルハニやダエイ様も出てくるらしい。

内容をかいつまんでお話ししますと

「格好も話し方も明らかに若作りなペジャマン」
「全盛期に稼いだお金を使い切ってしまい、じり貧のペジャマン」
「サッカー選手はまともな教育を受けていないのでお金の計算は苦手である、という前提のもとのキャラクターなペジャマン」
「雇ってくれるサッカーチームを探すが、年寄りだから雇ってもらえないペジャマン」
「かつて、フロントに頭を下げられて契約更新していたころを懐かしむペジャマン」
「嫁の家族にたかられるペジャマン」
「嫁は若くて可愛いが頭は空っぽ。その嫁に『老いぼれの元サッカー選手』とののしられるペジャマン」
「だけどそんな嫁が可愛くてしょうがないペジャマン」
「近々アリ・キャリミが遊びに来るのでいい家に引っ越したいペジャマン」
「だけど高級住宅街では家が買えず、下町に家を見に行くペジャマン」
「下町に見に行った家には、まだ住人がいて、自己紹介するが誰もペジャマンのことを知らない」
「その家の息子がバルサのユニを着ていたのでサッカーの話を振るも、デコやフィーゴなど古い選手の話しかできないペジャマン」

などなど、書き出すだけでも泣けてくるような内容で、こんな役よく受けたなぁ、と思いますが
嫁とか、ペジャマンのマネージャー兼友人とか、ペジャマンのお姉さんの旦那とその一家とか
まわりのキャラクターも立ってて、オープニングもスタイリッシュで、本編も安っぽさもないし、
かなりきちんとした作品になっています。

日本だと、誰が演じるのがしっくりくるんですかね・・・日本じゃ無理か。