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魅惑のペルシアンフットボールの世界

若い子の悩み

2005年04月05日 | イラン代表

★日本でも出る話題ではあるんですが

ここ数日、イランのサポーター掲示板では、「なんで国内リーグで活躍してるモバリやカゼミアンに出場機会を一分たりとも与えなかったんだ!」という話題が多く出ています。そのくせ怪我が治ったばかりでクラブで出場機会の無いナビドキアやニキを出すのはおかしいだろう、と。

ただ、こういう重要な試合で若手を使うリスクというのはやはりあるわけで、その辺は仕方がないと思います。この若い世代に関しては、IPLを見続けているので彼らがいかによくやっているかも知っているし、もちろん、愛着もあって、ブランコ、使えよーとは思います。ただ、ブランコ自身が「国内組より海外組の方が能力も上だから使う」とはっきり言っていて、それで結果を出しているのでそれはなんともやはり言えんと思うんです。それに、IPLのレベルだって、欧州で比べると、違います。しかし、モバリもカゼミアンもボルハニもまだ若いんです。さらにポジション争いの相手が不動のエースだったりするわけですから、分が悪い。でも、何かのチャンスがあるんです。いつひっくり返ってもおかしくない。それで生き残ってこそ。そのベストな状態が(もし出られたら、だけど)W杯に合えば、そりゃ言うこと無いですよ。

ただ、気になるのが、ここ数日、モバリのモチベーションが下がってしまい、やる気が無い全くないという報道が出ていることです。さらに、カゼミアン、モバリともにインタビューで、「試合に出られなくてガッカリだ」と話しているのです。多分、このインタビューというのは先日紹介した日本戦あとのだと思うのですが、カゼミアンの映像で見ていてかなり痛々しかった。まぁ、こういうことをポロリと言ってしまうことはままあるにしろ、やはりそういう報道が出ちゃうのはな、また言ってしまうのはな、と、引っかかったりするのです。

次までの2ヶ月、IPLでは大事な時期、そして彼らにとってはいかにまた自分がやることができるのかを証明できる時期でもあります。この2ヶ月で彼らがいかにできるか、また代表に選ばれるような活躍をしてくれることを期待します。
そんなんで腐っちゃダメ!IPLで生き生きしてるあんたらを見て、私は元気もらってんだから!

というわけで、優勝争い、楽しみです。ここでへたってんじゃないぞ!